豪雨や竜巻発生の頻度増、夏季の高温化等、気象が不安定になっているのは確かな事だろう。不安定化の兆しは、海水温の上昇が大きな要因になる。海と陸地の比率が約7:1で、海が大きな割合を持つ地球だからだ。
日本の海水温上昇が明白になったのは、約20年前に熊本の天草にある苓北町沖で九州大学の研究者が、定点観測していたと場所に熱帯、若しくは亜熱帯の海に見られるテーブルサンゴの越冬を確認した事だった。
沖縄以南の海では海水温が更に高温化して、逆にサンゴの白化(サンゴ虫の死滅)する海域が広がって来ていると報告されている。
こうした海水温の高温化によって、大気の状態や流れ、そして大気圧の条件も大きく変わるであろうことは、容易に想像できる。
地球シミュレータを使った、この海水温の上昇が続く場合の条件を様々変えての計算結果も、随分前に出されているが、台風の大型化や気象現象の激化が予測されている。
現在見られる様々な激しさを増す気象現象は、その予測に違わない事を示している。
さて、温暖化対策の放棄等を宣言している米国のトランプが、今後も無反省にこうした事を継続していく事になれば、遠くない時期に温暖化を促進させた戦犯として名指しされるに違いない。
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