
福岡市の小学校の半数近く69校の通知票で、「愛国心」に関するランク付けが行われていると言うニュースを見た。教育基本法の改正案は、まだ国会で審議中なのにも関わらず、既に先取りという形で児童の心のチェックを始めているという事だ。通知票の項目は、校長の裁量である程度決められるらしい。人の心の有り様をチェックし始めたというのは、ついに「思想、心情の自由」が危機に瀕している事を表している。心まで統制されることの怖さを、日本人は戦前に経験したのではなかったのだろうか?共謀罪に伴う密告制など、治安維持法で取り締まられていた時代を彷彿とさせるものだ。憲法改正論議、自衛隊法改正、防衛庁から防衛省への昇格問題、共謀罪、教育基本法改正などなど、総合的に見てみると、日本が国際的な信頼を得るためという理由付けが、オオカミの正体を隠す羊の毛皮のような気がするのだが。。。いや、気がするというものではなく、既に羊の毛皮すら脱ぎ捨てて、その正体を露わにしてきているのだろう。
先の通知票の問題でもそうなのだが、おおきな権力がある方向を示すと、手をすり、ごまをすりながら、その意向を先取りする輩が、出てくるものだ。それと共に付和雷同していく人々が増えてくる。そして、心ある人々は沈黙させられていく。本当に、本当に危険な兆候だと思う。戦後の総決算というお題目で、心の有り様まで変えられるのは、まっぴらゴメンだ。







