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2009年6月5日金曜日

巨大企業の終焉

世界最大の自動車メーカーGMがついに経営破綻し、破産法により国家管理の下、再生を図ることになったそうですね。全世界に関連ネットワークを持つ企業ですから、そのことが与えるダメージがどれほどになるのか、想像もしたくありません。

80年代、アメリカ市場での日本車バッシングを思いだします。大型で燃料馬鹿食いのアメリカ車の中に、小型低燃費の日本車がアメリカ市場でシェアを伸ばし、US自動車産業に大きなダメージを与えた事から、農産物や他の問題まで含んだ貿易不均衡という政治問題化までに拡大し、日本バッシングまでになったのでした。

GMというのは巨大化していく中で、US国内の路面電車網を次々と買収し、傘下のバス会社に切り替えてきた時期もあったといいます。様々な時代的な要素はあったのでしょうが、自分たちの市場を拡大するためには手段を選ばないという指向があったとしか思えません。そんな巨大企業の破綻は、ある意味今回のUS発世界恐慌をも含め象徴的です。

そんな激風の最中、日本の政治を預かる方々は、半端な対策で首をすくめているようにしか見えず、社会的に弱い立場の人たちの生活苦はますます厳しい状況に追い込まれていくのでしょう。

さて、そんな嫌な雰囲気に包まれたままなのも嫌なので、面白いサイトを紹介します。大分にあるWeb制作会社が開設した「ほめられサロン」です。Javaスクリプトを許可してご覧くださいね。所定の項目を入れていくと表示される「ほめられたいですか?」で「はい」をクリックすると、楽しい事が起こります。遊び心のある方は、是非お試しあれ(笑)


2009年1月31日土曜日

あぶく銭と化すか、給付金

共同ニュースによると、オーストラリアで、昨年クリスマス前に配られた給付金の一部が、ギャンブルへの掛け金と化した可能性があるらしい。昨年12月のスロットマシンへの掛け金が、ビクトリア州では過去最高額に達し、クイーンズランド州では前月比10%の増加を示したそうだ。

さて、我が国ではパチンコ、競馬、競輪、競艇などギャンブル投資と化す給付金の額はどれほどになるのだろうか?こうしたあぶく銭にも似た給付金を政府の思惑通りに国民が使うのか、見物ではある。

一律現金配布などという安直な策が効果を表すほど与し易い不況なら、元々大不況などとは言わないだろう。全く度し難しは、現与党の終末的不感症である。


2008年12月25日木曜日

ヒトがモノ化している現状

「内部留保」

内部留保とは、今期の税引利益から、税金、配当金、役員賞与など社外に払い出される分を差し引いた、残りの部分のこと。企業内に留保され再投資される。
内部留保には、商法によって積み立てることが決められている「利益準備金」、企業の判断によって積み立てられる任意積立金のほか、未処分の利益もある。

(野村證券 証券用語解説集より)

経済至上主義と言うべきでしょうか。小泉内閣で急加速した市場原理的経済体制によって、企業モラルも変質しているようです。

派遣社員、期間労働者の首切りをしている大手製造業(トヨタ、Canon、Panasonicなど)16社の内部留保の額が、なんと33兆円という莫大な額になっているそうですね。しかも02年当時の二倍に積み増されているそうです。中でもトヨタでは、13兆9千億!!

事業体として存立の危機にあるのならまだしも、莫大な額の余裕資金がある中で、「かつてない危機に直面」を理由に、ヒトを切り捨てていく事業体とは、いったい何のために存在しているのでしょうか?

民をないがしろにする国は滅び、ヒトをモノとしか思わない事業体もまた、衰亡していくのではないでしょうか?

2008年12月24日水曜日

あの日に帰りたい

荒井由美さんの名曲だけでなく、困難に直面した時には誰しもつい想ってしまうのではないでしょうか?

「あの日に帰りたい」と。

経済人も政治家も商店主もサラリーマンも農家、林家、漁師の人々も、そして学生時代に遊び呆けてしまった若い人も、この大恐慌を目前にして、かつて良い思いをした時期に想いを馳せたりしているのかも知れません。

そんな後ろ向きでは、直面する困難を克服など出来ない!と?

まぁ、そんなにシャカリキにならずに、聞いて下さい。

確かに後ろ向き、下向きでは解決出来るものも出来なくなりますよね。

でも、思うのです。ギチギチに硬直、緊張していても、同じように解決策は見出せないのではと。

今は確かに重大危機を目の前にしていることは確かなことです。

緊急対応も必要ですし、明日の暮らしへの対応も重要です。

それと同様にこの危機が、今までの仕組み、構造、方法を大きく変える契機だと認識することも大切だとも考えるのです。

例えば、国と地方の関係であるとか、力をなくしている一次産業(農林水産)の再生など、知恵を発揮すれば、大きく変化を起こしうるのではないかと。

お金の追求が、この危機を生み出したとも言えますし、世界一が人々に幸せをもたらすとは言えない事も分かりました。

「食の危機」や「温暖化の危機」、「内需の活性化」を考えても、農業、林業、漁業の再生が不可欠だと思うのです。

ただ、これを農林水産省に委ねることは駄目だと思います。何故なら、一次産業を死に直面させたのも農水省の無能が原因だからです。国に頼まず、それぞれの地域を知っている自治団体がその役目を担うべきです。

そのためにも、税金配分の仕組みを根本的にあらためる必要があるでしょう。

名曲『あの日に帰りたい』(荒井由美作)でも聴きながら、それぞれの思いを巡らしてみて下さい。

では、今宵はこれにて。

2008年12月21日日曜日

もう、経済も政治の仕組みも変える潮時

この恐慌によって輸出型の産業、とくに自動車関連の収益悪化が急激に進んでいるというニュースが毎日続いています。つい数ヶ月前まで、「販売台数世界一か」と言われていたトヨタの営業損益予想が通期で単体赤字に転落しそうだそうですね。トヨタがこうなのですから、他の自動車メーカーは推して知るべしでしょう。

人間の気分を数学化するかのような金融工学で編み出された経済手法が、ものの見事に人の気分に敗れ去ったというのが、今回のサブプライムを端緒に始まった恐慌と言えるような気がします。

異性の気持ちすら理解出来ないヒトなのですから、それらの集合体の気分など推し量ることなど所詮無理なのですね。

ところで、外需が駄目だから、内需主導へと財政誘導する様子ですが、また列島改造計画のような土木建築主体の公共事業主導にするつもりじゃ、まさかありませんよね?

もうそろそろ国が各地域の計画まで細かに管理するような仕組みは廃止した方がいいのでは?と思います。地域のことは地域の裁量でお金を使う。つまり国家本位じゃなく、地方本位へ税制を変える時期なのでしょう。三割自治ではなく、8割自治ですね。後の2割で国の仕事をすればいい。

国家は外交と国防、あと地域行政単位の最低限のコーディネートをする。それだけで結構と言いたいですね。そうすれば国家公務員も今の数十分の一で済むし、国会議員も半分、いやそれ以下で良いような気がします。

そんなこんなを徒然に考えた夜でした。



2008年12月18日木曜日

年賀状を書く時期ですが‥

何となく、気が重たいのです。

いやね、年が改まり、気持ちを入れ替える節目にする気持ちはあるのですが、正直、この大恐慌、もうこう言ってもいいかと、の中ではなかなか気持ちが晴れないのですよ。

来年が「めでたい年」になって欲しいのは山々なんですが、とてもそういう状況ではなく、もっと悪化する可能性の方が大きいとしか思えなくて。客観的に考えれば考えるほど、悲惨な年しか想像できません。

で、唐突に思ったのが、本当の意味での幕末から明治元年に起きた社会現象「ええじゃないか」現象です。社会の体制が大きく変わる時、不安を打ち消す開き直りみたいな現象に見えなくもないですね。

また、先の大恐慌(1929~)以降に起きたことなどが、時代や国際関係が違っているからと言って、この時代に起きないという保障はどこにもない気がするのです。

輸出関連企業が大打撃を受けたことも、政治が不安定要素をふくらましてきているのも同様ですし、内需振興も同じです。そして自国権益確保ということで、軍が力を増大させてきたのでした。現在も「国を守る」事を大義名分に、先の航空自衛隊の幕僚長のような主張が顕在化し始めてきています。以前からくすぶっている「シーレーンの安全確保」の名目で、自国権益確保が声高に叫ばれる日が近いかも知れません。

「この道はいつか来た道」にならないために、私たちは物事を冷静に考え、世の中に関与していかねばと、穏やかならざる気分で考えたりしています。

気分が重たいのは、もちろんそれだけではなく、この経済状況では私達の暮らしにどんな痛撃がくるのか、実に不安でもあるからですけどね。

ですから、年賀状を書く手が鈍りがちになるのです。ほんとうに新しき年に奇跡でも起こって欲しいくらいです。







2008年12月12日金曜日

US上院 救済法案 否決

US三大自動車メーカーの救済法案が、上院で否決され廃案になりました。

これは相当「やばい」ことになりました‥

GM・クライスラー破綻か、そしてフォードも危なくなりそうです。

雇用もさることながら、関連業界、特に銀行が再び危機に陥ることになりはしないか‥

US自体の財政赤字の莫大な額‥

これは、実に恐ろしい事態の引き金になりかねないと。

全世界がUS政府、議会の交渉を息を呑んで見守っているのでしょう。

我らが国の政府、議会は、この絶体絶命の状況に、どう対処するつもりなのでしょうか?

2008年12月6日土曜日

株価などに見る経済の様子

日本産業を引っ張ってきたと言われる自動車関連株の現状は、すさまじいですね。つい先日まで販売高世界1位とかしましく騒がれていたトヨタなど、2006年末から07年始めに8000円台に乗るところまで行っていた価格が、今日の終値2650円ですよ。ホンダが1653円。凄い落ち方です。

USのBIG3と言われるフォード、GM、クライスラーも勢いを失っていたところへ、この金融恐慌ですから、米政府支援なしには潰れそうな状況のようです。今回は貿易のせいでもなんでもなく、自分達の国のマネーゲームが震源ですから、他国に文句の付けようもなく、政府に頼るしか為す術がないんですね。

この恐慌はおそらく来年以降、もっと深まっていくのでしょう。世界の大部分で信用がしぼみ、企業の再編やリストラクチャーが起こるでしょうしね。そうなれば、消費する金もしぼみ、当分は回復は見込めませんよねぇ。

それに働き方の多様性を作り出すなどと言われて導入された派遣制度や自動車関連で多い季節労働では、早速首切りが行われ始めました。派遣労働や季節労働など、使う側に好都合な仕組みであって、使われる側にとっては情け容赦もない仕組みになることが、はっきりしたと思います。最悪、使い捨てになると。先の見通しが持てない人々が増大し、社会不安の要因にもなるかも知れません。

さて、日本のリーダーは対処できる術をお持ちなのでしょうかね?漫画で世の中の動きを見ている場合じゃありませんぜ?








2008年10月16日木曜日

1929年→2008年

タイトルの年は、世界恐慌が起きた年です。

「歴史は繰り返す」 

言い古された言葉ですが、今、世界で起きていることは、まさにそれです。

時代こそ違え、欲望に踊った人間達によって引き起こされた事態と言うことでは同じですね。US発ってところまで、同じですよ。

幽霊のような実態を正確には反映しない金あやつりゲームで汗を流す実体経済を混乱に陥れる怪物に、人の心は歴史の教訓から何も学んでいなかったって事でしょうな。

さぁて、このまま悲惨な大恐慌へ世界は向かっていくのでしょうか? いや、すでに奈落への転落が始まっているのかも知れません。