



今日8月27日は「日本に原子力の火が灯った日」らしい。1957年のこの日、東海村(茨城県)の日本原研で、臨界実験に成功した日だそうだ。臨界とは核物質が連続して核分裂反応を起こす状態になることだが、その反応を制御せずに一気に起こさせるのが「原子爆弾」だ。同じ東海村のJPCというウラン燃料加工施設で1999年9月末に、燃料加工中のウラン溶液が臨界反応を起こし、作業員が大量被爆するという事故も起きている。被爆した作業員は「青い火を見た」と語ったとか。
同じ「火」でも、夏の夜空を彩る「花火」は華やかで、しかも菊花が開いたような姿は見事だ。約1000年前、中国で発明された黒色火薬以来、その発展のほとんどは、武器としての役割だったのだろうが、「火」が持つ美しさを鑑賞する「花火」への応用もまた、人間の知恵のなせる技だろう。イスラエル、レバノンの国境で、ミサイルや爆弾ではなく、「花火」が打ち上げられる日はいつの日になるのだろうか。美しい花火でも、解消出来ない宿怨なのかも知れないが。
まだ日中の残暑は厳しさを残しているが、朝な夕なに吹き抜ける風にどことなく涼しさも感じられ始めた。異常な気象をみせてはいても、まだ季節が巡ってくるだけでも嬉しいものだ。暑い太陽の「火」から逃れられるのも、間近だと期待したい。







