2012年3月3日土曜日

あれから間もなく一年〜2011.03.11〜

被災地から遠く離れた居住地にいながら、テレビ画面に映し出される壊滅的映像を信じられない気持ちで見続けていたあの日。
まだ避難していない人々がいるであろう家々や、人が乗っているであろう逃げ回る自動車が猛り狂う泥水に飲み込まれていく光景は、心臓を縮み上がらせるものでした。しかも、壊滅的状況は津波だけではなく、地震と津波によって東電福島第一原発爆発の破滅的状況へと続いていくのでした。

あれから一年。津波被災地の現況は復興とは程遠い状態のところも多いように聞きます。確かに人々は涙を拭いながら立ち上がりつつあるのでしょうが、生活基盤を根こそぎ剥ぎ取られた被災者の心が、たかだか一年で癒えるはずもありません。東電福島第一原発周辺では、漏れ続ける放射線のために、時間が止まったまま放置され、帰郷すら望み得ない地域すらあるのです。賠償金でしか贖えないにしても、「金」で「ふるさと」喪失が癒えるはずもありません。

この国を襲った苦難から立ち上がる道筋を示し、リードすべき政治家達の貧困さが時を経る毎に際立ってきたのも、この一年でした。「いら菅」の「いら」が災いした前首相からバトンを受けたドジョウ首相も、経済基盤が凋落しつつある国民の負担増しか頭になく、将来展望を示すどころか、政治的破綻すら起こしえません。当事者たちは否定しているものの、自民党総裁との秘密裏に会談すら持ったとか。姑息な策を弄する結果がどんなものになるか、後悔することになるでしょう。

しかし、軽薄な輩達が国会へ議員として送られているものだと、最近つくづく思います。自らの思想信条など無いに等しい輩だからでしょうね。関西の一首長が結成したグループとの連携模索や秋波を送る連中が多いこと!政党交付金を受給しながら、所属党派からいとも容易く離脱する議員たち。国民を愚弄しています。しかし、その国民が彼等を国会へ送り込んだのですけどね。( ´Д`)=3

Arigato from Japan Earthquake Victims