2006年12月30日土曜日

急な冷え方で

初積雪です。なんか激しいですねぇ、気象変化が。
春の陽気から一気に氷点下まで、下がるんですからねぇ。。。
暮れも押し詰まって故郷に向かう人達には迷惑な雪も、雪不足に泣いていたスキー場関連の人達には息をつかせた雪だったでしょう。立場が変わると、何でも見方が変わりますね。ほんと。
急に冷えたせいか、今夜は背中がゾクゾク。。。だから今夜はこの辺で(^_^;

2006年12月24日日曜日

クリスマスイブ?

すでに24日になっているので、クリスマスイブということでしょうか。クリスチャンでなくともクリスマスを楽しむのは、サンタクロースと樅の木の飾りのせいなのでしょうか?まぁ、何であれ楽しんで温かく過ごせるのであれば良いですね。
出来れば、争い合っている人々もこんな日には休戦したらいいのでしょうけどね。宗旨が違うと言わず、お互いの記念日には、止めてみるとかね。例えばイラク、アフガン、パレスティナとかでも。
出来ない相談なのでしょうけどねぇ。。。

画はクリスマスとは全く関係ありませんが、庭の土を押し上げた霜を(笑)



2006年12月22日金曜日

霧の中の未来

少子化、人口減少、過疎、温暖化、海水温上昇、不祥事、贈収賄、腐敗、他人事、いじめ、虐待、リーダーシップ、大量破壊兵器、侵略、イラク、増税、赤字国債、格差、刺客、劇場型政治などなど。

ほんとうに未来が見えないキーワードだと思いませんか?今年、記憶に残っている言葉の数々です。見えない未来に向かって、どう生き抜いていくか、十分考慮すべきでしょうね。

流れゆく時間

2006年も後わずかですね。
カレンダーが替わっても人の心が変るなんてありませんが、ついつい新年の到来に新鮮なものを期待してしまうのは、何故でしょうか?w時間の流れが途切れることはないはずなんですけどねぇ。

今日は霜がついた葉っぱをw

2006年12月17日日曜日

冷えてきました

さっき庭に出てみると、南天にオリオン座がクッキリと光を放っていました。今日は氷雨だったのですが、夕刻には上がり、空も晴れてきたようです。山は雪化粧しているようです。ニュースで阿蘇の雪化粧を流していました。やっと冬らしさが出てきましたね。

今夜は、トヨタ杯で楽しみました。サッカーのクラブ世界一決定戦というやつです。スペインのバルセロナとブラジルのインテルナシオナルの決勝戦。戦前の予想のおおかたは、ロナウジーニョ属するバルサの優勢を言っていましたが、試合内容は互角でしたね。国外での知名度は今ひとつのインテルですが、ブラジルのポルト・アレグレを本拠に約100年の歴史を誇るクラブです。サッカーの醍醐味であるスピードと切れ間のない試合展開に、吸い込まれてしまいました。まさに「走れないサッカーはサッカーではない」と言うことを示した試合でした。


2006年12月16日土曜日

やっと観ました

先週、見そこなっていた映画『硫黄島からの手紙』を 観てきました。描かねばならない要素がありすぎて、描き切れなかった部分はあるとしても、良くできた映画でした。既に闘うべき術を絶たれた中で、時間稼ぎの戦をしなければならなかった将兵の心中を想像しながら観てきました。虚しさが溢れました。戦いを始めてしまうと、終わらせるのが如何に困難なことになるのか。。。ほんとうに虚しいものです。

生存者の証言では、火山特有の地熱で洞内は熱く、戦いの末期はすさまじい様相だったとか。そして最後まで洞内に残った日本兵に手をこまねいた米軍は、洞内に海水を注入する作戦を採用したとか。その証言者は、注入された海水に気を失ったまま漂っている所を米軍に収容されたと話されていました。映画では洞内の生活が十分には描かれていませんが、事実は水、食料も枯渇し、地獄絵図に等しかったのでしょう。前にも書きましたが、その有様を語り始めるには60年を超える年月が必要な程だったのですからね。

いかに平和を維持していくのか。。既に軍事的備えについては、声高に叫ばれていますが、外交力が平和維持の基本だと思います。本当に声高に叫ぶべきは、その力を蓄えるためにこそ、ではないでしょうか。

2006年12月15日金曜日

ついに成立

防衛省昇格の案件と教育基本法改正案が参議院で可決、成立。

今後の日本の方向に大きく影響を与える仕組みが、こうやって着々と準備されていくのでしょう。
野党になっている民主党自体、俯瞰すれば元自民党に住んでいた人物達が主要部を占めているのですし、まぁ、根回しをした委員会審議で「出来レース」をするのも、それは当然なのかも知れません。「国会対策」という根回しは、自社体制だった往時からの伝統と言えば、伝統なのですからね。
まぁ、如何なる議論をしているのか、そもそも国民が関心がないのなら、適当に済ませておいても大丈夫だと、議員達が考えても不思議ではありません。

さぁて、ここ一週間程、天候がぐずついていて、すっきりした青空が見えませんでした。今日、やっとその青空が。でも思いの外、冷えてきません。USの研究機関が最新のデータで試算したらしいのですが、このままのペースで温室効果ガスが増えていくと、2040年頃までに北極の氷がほぼ溶けてしまうとか。気象、生態系、植生などへの激変は避けられなくなるのでは、と危機感を持ってしまいますね。

そうなったとき、人間のエゴがどういう形で表出してくるのでしょう。何だか空恐ろしい気分になってしまいました。

2006年12月11日月曜日

なんてこった。。。(×_×;)

「硫黄島からの手紙」公開されましたね。

で、今日観に行こうと車へ。イグニッションキーを回しました。
「グ、グググッ」と半端な音。(・o・)ゲッ!! 上がっとる。。。。バッテリー。。。仕方がないので、バッテリーチャージャーでエンジン始動させようと取り付けスターターを回す。「グッグッ。。。」の音と外で「バチン」と他の音。チャージャーを見ると、ヒューズが切れてるではありませんか。はぁ。。。スターターを回した時過電流が流れたんでしょうね。知合いの電器店に電話してみると、適合するヒューズがあいにく切れているとの返事。仕方がないので、それより小容量のヒューズで一時しのぎをするため、自転車で店まで走る。まったく、ついてない時はほんとについていませんよねぇ。。。
始動させるのはやめて、充電だけすることに。これには時間がかかり、結局、、、映画には行けず仕舞いでした。

夕刻、友人が訪ねてきて、「観たか?俺は昨日観た」といかにも自慢気にほざいておりました。「父親たちの星条旗」の方は、私の方が早かったので、これで一勝一敗です(笑)

今、防衛庁を「省」に格上げする法案が、衆議院通過の後参議院で審議されていて、国会で成立予定ですよね。戦争体験のない国会議員達が声高に「国防」の必要性を叫んでいたりしますが、いざ戦いになった時に彼等は一兵士として戦場に赴くのでしょうか?先の大戦では、国民皆兵という建前でありながら、国民には秘密のまま、招集されない職業が内々に決められていたそうです。帝国議会の議員もそうだったそうです。また、富裕層は巧みに招集逃れの手段を駆使し、兵役に就かなかった人達も多かったとか。

なるほど、それだったら安心して法案を成立させることも出来るわけです。やっぱり命は惜しいですものね。

2006年12月9日土曜日

いかにもNHK的な

今夜、先ほどまでNHKの番組「日本の、これから」なるもので、「ネット社会」についての討論をしていた。いくつかのテーマに沿って視聴者と識者が討論(?)していく内容だったのだが‥・
いつものことだが、テーマを細分し、盛り込みすぎて討論に時間が割けず、すべて中途半端な議論に終始する。

そもそも大上段に振りかざした「日本の、‥」という表題自体に思い上がりがある。たかが数十人を集めて、いかにも今後の有り様を議論している風を装っている事自体、問題外だ。そして、付け足しのように見ている視聴者からのアンケートを集計してみせる。二者択一の設問設定で人数を表示し、それ以外の意見は切り捨てだ。しかも統計的な手法を取ってもいないのだから、人数の多寡でそもそも「日本の今後」が占えるはずもない。出席していた識者も、もっとそう言うところにも切り込んで行くべきだと見ながら思ったものだ。意味のない数字を出して、どうしたかったのだろう?世論誘導でもしたかったのだろうか?

私はネットはあくまで「自由」を最大限に維持すべきだと思っている。ネット上の様々な問題は、ネットの出現で拡大した訳ではないと思っているし、人間が持っている性というべきか、業のようなものだと思うのだ。悪口、詐欺、虚言、批判は人間であればこそ、あるものなのだから。様々な規制をしたところで、いたちごっこになるのは目に見えている。であれば、ネット利用者の情報を見分ける力、識別力(メディアリテラシーと言うらしい)を上げていくのに力を注いだ方が良いと私は思っている。

2006年12月8日金曜日

お遊びでw

Countdown時計をつけてみました。今年も残すところ後 22日と20数時間。
今年はどんな年だったか、思い返すのも面倒なくらいですが、皆さんはいかがでしたか?


また、年賀状などの準備も進めている人も多いと思います。
ネット環境が進展し、手書きする機会がすっかり薄れてしまいました。手書きの味はなんとも言えない「味」があるのですが、ついつい面倒になってパソコンに頼ってしまう私です。今年はパソコンを使うにしろ、手書きの味がでる工夫にチャレンジしてみますかね。

2006年12月7日木曜日

今日もしっとりと

雨が降り出し、ポツンポツンと雨音が聞こえてきます。雨音が聞こえるのは、周囲が静かだからでしょう。騒がしい場所では、こうした音にも気づかぬままなのかも知れませんね。ぼーっとしながら、外から聞こえてくる自然が織りなす諸々の音を耳に捉える感性は、いつまでも持っておきたいものです。

2006年12月4日月曜日

太陽が恋しい季節



陽が冬至に向けてどんどん短くなってきましたね。西日を背に受け、長く伸びた影を追っていくうち、身体を包む空気も急に冷たさを増してきます。 寒くなると太陽と青空が恋しくなるって、ほんとに勝手なものです(^_^;

2006年12月3日日曜日

詭弁とは

まぁ、あれですねぇ、自民党の復党劇のことですけど。。
守旧派、改革派と喧々囂々(けんけんごうごう)
とやり合った前回の総選挙は、何だったのでしょうかねぇ?wしかも、当時の総理をしてた人物まで「政治家は使い捨てだ」とぬかしています。自虐趣味やったんですねぇw プライベートでの趣味なら、まぁ、お好きにどうぞと言っても良いんですが、公人ですよ?w現日本では、既に公人意識すらも消え失せているのでしょうねw 怒りよりも馬鹿らしくなってきます。今の首相は当時、官房長官などをしていた人物なんですけどねぇw 笑うしかないですねw

その党が中心になって、日本の背骨をなす憲法や教育の基本法を変えようと言うのですから、まったく不思議な国ですね。道徳や理念など糞食らえと、彼等が教えてくれています。今後ますますどうでもいい国になっていくのでしょう。まぁ、これも国民の選択なのですから。

イラクの状況はどんどん悪化していますね。既に内乱状態と言ってもおかしくない様子です。フセインの罪は色々あるのでしょうが、最大の功績は微妙なバランスの国内宗教勢力を強権ではあっても、コントロールしていたことだったのだと、今になって思ったりします。お国事情が違うんだということでしょうか。そのバランスを壊したのが、USを中心にイラクに入った侵略軍と言うことでしょう。

京都にて




東京から関西へ。ここも用事があって寄ったわけですが、帰り間際に京都へ。短い時間だったので、銀閣寺の紅葉だけ見に行ってみました。午後も半ば過ぎだったのですが、さすがに観光客が多く、、、

でも紅葉はまだ見頃でした。久々の京都ではありましたが、ちょっとだけ楽しめました。

2006年12月2日土曜日

受けたくない検査

こんな記事を発見 。飛行機に乗る前の検査がどんどんエスカレートしていますよね、今。しかし、こんな透視は受けたくないと思いませんか?旅客の安全確保とは言いますけど、この記事のような検査機器はいりません。自分の身体まで晒すなんてねぇ。。。その内日本の空港でも導入されてくるのでしょうね。

プライバシー確保とこうした安全確保というのは全く正反対の事柄で、管理を徹底していくと必ずプライバシーは侵されます。どんどん嫌な世界になっていくのでしょうか?

東京にて



東京を発つ前に時間が出来たので 、レインボータウン、つまりお台場に寄ってみました。例のテレビ局が目当てではありませんよ?(笑)「船の科学館」と「未来科学館」を見てみようと思ったからです。

今年は南極観測開始から50周年にあたり、往事の特別展示もしていました。小学生の頃、まだ冒険の要素が強かった当時の南極の画像に心躍らせたものです。一次観測隊が犬ぞり用に同伴したカラフト犬の兄弟犬「タロ」「ジロ」の生存劇は、映画「南極物語」でも描かれていましたが、当時も一大ニュースでした。思うに敗戦後の混乱期から脱しつつあった当時、この国家科学プロジェクトは国民にも大きな夢を与えていたのかも知れません。同じ国家プロジェクトなら、こうした夢を与えるものであって欲しいものです。

未来科学館は、画像の「Geo-Cosmos」で知られていますよね。これがなかなか良いんです(笑)来館者も操作盤を操作して、地球以外の惑星なども投影できるんです。見学に疲れたら、フロアーにある観賞用寝椅子(?w)で、ぼんやりと眺めていることも出来ます。

各フロアーの内容も最先端の科学の知見に基づいたものですが、校外学習に来ている小学生の集団も多くいました。展示という形ではなく、本物に触れて学ぶという所が、子供達にも大きな関心を持たせているのでしょうね。ガイド役(インタープリター<翻訳者>と館では言っていました)のスタッフも充実していて、従来型施設にはない工夫に感心してしまいました。まぁ、運営予算も相当なものなのでしょうけどね。(笑)

雨にたたられた東京でした。そうは言っても地上を徒歩で移動するのは、ごく限られた所だけなので、ほとんど雨という意識はなかったのですけどね。しかし、疲れました(爆)東京は若ければ、刺激的な場所ではありますが、もはや若いとは言えない私にとっては、ただただ疲れる所でした。(^_^;

2006年11月27日月曜日

雨の東京

ビルの谷間が雨に濡れて、人々の歩みも心なしか重たいきがします。久し振りにこの地に立つと、やはり違和感しか感じません。ビジネス街を主に歩いたせいもあるのですが、無機質すぎて息が詰まります。やっぱり人間は有機的存在ですからねぇ。。。でも、ここで暮らす人々にとっては、ここにも快適さがあるのでしょうね。

しかし、雲の巣状の鉄道網はさすが膨大な人口を抱える巨大都市ですね。地下鉄など事前にそのアクセス網を調べていないと、一体どこへ向かっているのか、人間に備わっている感性では感知出来ないほど、入り組んでいますねぇ。私がいた時代より、増えていて利便性は増してはいるのですが。

やはり、私の性格には田舎が合っているとあらためて実感(笑)帰りの飛行機が揺れないことを祈って。


2006年11月25日土曜日

おまけ



久々に写真をアップ。いまいちの冷え方ですが、木々は既に晩秋の装い。

品格とは?

雨の後、もう少し冷え込むものと思っていましたが、それ程ではありませんね。夕方曇り空ながら、妙に暖かだったりして。今年の冬も波乱含みの気象なんでしょうか?

今月は、最初サボリ気味だったはずが、記事の数をみると、、、な、なんと過去2位の数じゃありませんか!大したものです。私にしては。威張れる数じゃないという声も聞こえてきそうですが、あくまで私にしては、ということですから。うーーむ、よくぞ頑張った。うむ。過去の1位は、ドイツWorldCupの時ですから、例外中の例外の数なんですから。上出来なんです。今月は。はい。

テレビのニュースから。日本の首都の知事のことですが、知事の肝煎で始めた若手芸術家の育成事業に関して、四男の「芸術家」を、その事業の外部委員としてヨーロッパ視察に派遣していたとか。それもその視察期間に合わせただけの期間、委員として委嘱していたらしいですね。まぁ、「芸術家」の定義をここでしても意味はありませんけど、活躍している若手芸術家は他にもたくさんいるでしょうにねぇ。その事業では都下にギャラリーも作っているらしいですね。その一つにその「芸術家」作のステンドグラスが玄関正面の上部を飾っているらしいです。もっとも、芸術家については私など門外漢ですから、作品の質なんかを判断する術は持ち合わせていません。でも、なんかねぇ。。。都知事自身が直接 下達したなら、それは批判の対象でしょうけど、部下が都知事のご機嫌伺いにそういう行動をとったとも考えられますよね?(笑)笑っちゃいますけど。

ホンダ(自動車、2足歩行ロボットを作った会社ですよ?)の創業者の本田宗一郎さんは、誰でも知っているでしょう。有名な話があります。本田技研を創業し二輪を作っていた当時、藤沢武雄さんに出会って、業績を伸ばして行く訳ですが、私の記憶によると、会社を成長させたいなら同族経営は駄目だという藤沢氏のアドバイスに従い、工場長だった本田氏の実の弟に辞めて貰ったとか。凄い決断と思いませんか?ちょっと比べるには、本田宗一郎氏と首都の知事とでは、人間のスケールが違いすぎますけどねぇ(笑)

まぁ、ロボットの如く動く人間(あっ、これは絶対にホンダが創ったアシモとは、丸っきり違いますからね?)が好きな都知事ならではの事かもしれませんね。この問題は。ふむ。

2006年11月23日木曜日

続いてます。雨

今、ニュースサイトを見ると、灰谷健次郎さんの死去のニュース。「せんせいけらいになれ」「兎の眼」「太陽の子」など児童文学の範疇を越えた著作を残した作家です。特に「兎の眼」については、私の子供達が小さい時に読み聞かせをした程、私も大好きな本でした。 それぞれ好悪はあるでしょうが、様々な矛盾を作品に反映させながら、思考を続けていく灰谷作品の支持者です。

それにしても、私の若かりし頃、影響を受けた人達の訃報が続きます。もっとも私もそれなりの年齢になっているのですから、当然と言えば当然なのですが、寂しいですね。ほんとに。こういう寂寞感が強くなると言うことが、歳をとっていくことなのでしょうか?うーむ、気分を変えましょうね。(^^ゞ
今日も雨の一日でした。明々後日は東京へ。天気は悪いのでしょうかねぇ。。。悪天は嫌だなぁ。冷え込む予報も出ているので、どうなることやら。。。

昨夜、ある人から薦められた「14歳の母」というTVドラマを初めてみました。かなり前、多分80年代?「3年B組金八先生」でも同じテーマを取り上げていたように記憶していますが、この「14歳‥」は家族の視点に重きを置いた作り方なのでしょうか。今、まさに国レベルでは教育に関する法律の中で、家庭の規範意識まで踏み込むような新案を参院で審議中です。今の政権中枢の人達は、このような未成年の性交渉については、道徳的観点からはどのように判断するのでしょうか?

道徳と言っても、宗教的なものから哲学、思想、政治的なものまで、それを含む概念は広いものです。単純に割り切れるものではありません。戦後の日本は、一律的な道徳観から世界的にも稀な程、解放されていた期間をもった国だったと私は思います。つまり許容度が奇跡的に広く、様々な価値観が存在出来た素晴らしい期間だったと思うのです。こうした事を、今、「見直し」という言い方で、変えていこうとしているのではないか?何かに凝り固まるというのは、私は面白くない社会になると考えています。

と、ここまで来て、「はっ」と。どうも、いけませんねぇ。。。(^◇^;) 私の思考回路が、凝り固まってる?(爆笑)

2006年11月22日水曜日

ニュースから

ぐずついた天気が続いています。これが秋霖?この時期ならもっと冷えてもいいようなものですが、それ程ではありませんね。
さて、今日は夕刻より、珍しく買い物などをしに街中へ。お洒落には全く関心がないので、めったにショッピングなどはしないのですが、こうして出かけてみると店の中は商品であふれ返っていますね。これだけの物を作って、売って‥‥うーーん、凄いですねぇ。売れ残った物も、それなりのルートで全部どこかへ流れていってるのでしょうか‥と、まったくお門違いな思いを胸に、必要な物を買い、帰宅したところです。

ニュースをチェックしていると、面白い記事を発見。コンピュータウィルスの脅威については、至る所で言われているので、ここで言う必要はないでしょう。まぁ、この機器を導入しても、ウィルスデータの更新は必要なんでしょうが、PC本体にソフトを入れる必要がないのなら、動作的にもかなり楽な使いこなしが出来るようになりそうですね。何より、一台ごとにソフトを入れる必要がなくなるのが、素晴らしいです。早く商品化して欲しいものです。ただ、現在のアンチウィルスソフトもベンダーによって、検知率、更新頻度が違いますから、その更新データの精度が重要になって来るでしょう。

もう一つの記事は、地方の状況を知るものなら、誰しも冷や汗を流すだろう。財政再建団体、つまり破産状態になった夕張市の再建策についてのニュース。産業構造や人口構成の変化に対応しきれず、かつての姿に幻惑された結果なのかも知れないが、中央集権が続いてきたこの日本では、地方に新たな発想が出来る人材も財源も残っていないが故の結果なのかも知れない。だから、夕張市が特別なのではなく、今後どこに起きてもおかしくない事なのだ。しかし、地方から人材も金も吸い上げられるだけ吸い上げたあげく、今更地方自治と叫ばれても怒りしか出てこないのではないか?とも思うのだが‥




2006年11月21日火曜日

友あり、遠方より来たる

何年ぶりだろうか。以前住んでいた遠来の地から、友が訪ねてきてくれた。私より10歳以上年上なのだが、まさに腹を割って話せる友なのだ。出会ったのは友が職場の上司としてであったが、仕事以外の場でも遊び、語った仲である。その彼がバイクツーリング仲間を連れ、訪ねてきてくれたのだ。大型バイクに跨り、テント装備を積み、なかなかの迫力である。

自家製のワイン、ならびに薫製チーズを土産に、さっそく酒宴。昔話から現在の世を憂う話まで、時間は夜更けまで、あっと言う間に経過していく。久し振りに飲んだ酒と彼等との語らいが身体と心を温め、実に心地よい時間ではあった。

私はバイクには乗っていない。だが彼等の姿を見ていると、バイクの旅も捨てたものではなさそうだ。車という箱の中の移動ではなく、身体を空気にさらして颯爽と風を切っていく姿は、今までに感じたことのない誘惑に駆られてしまった。バイク免許にチャレンジしてみようかな?などと思ってしまう程に。

2006年11月20日月曜日

クリスマス? プレゼント?

秋雨本番の9月にはほとんど降らなかった雨が、この冬への移行期になって、シトシトと地面を濡らしています。この時期は、雨ごとに気温が冷えていきます。12月も間もなくです。師走という言い方も、年中忙しい昨今では、それほど特別な月とは感じられなくなっています。若い人ならば、12月は年の暮れの月ではなく、クリスマスの月ということなのでしょうか。

昨年、このブログでも写真をUPしたのですが、11月も中旬を過ぎると、街中ではクリスマスイルミネーションが夜の彩りになっていますよね。年ごとにライトアップやクリスマスをイメージしたイルミネーションで街路を彩る所が増えてきているのでしょうか。もちろん商魂もそこにはあるのでしょうが、美しい彩りが増えることは、ちょっとロマンティックにもなれるし、良いことですね。(笑)ただ、プレゼントで頭を悩ましている人も多いのでは?とも。

贈り物って、ほんとうに頭を悩ましますよねぇ。「真心がこもっていれば」という言葉があっても、なかなかその言葉をまともには受け止められませんよねぇ。クリスマスプレゼントの起源については、キリストの誕生を喜んだ賢者が、生まれたてのキリストに当時貴重な品を捧げたと聖書にはあるらしいですね。やはり、貴重なものなんだぁ。なかなか手に入らないような物なんだろうなぁ。と言うことは、結果お金がかかるものということになる?やはり「真心」では、なさそうです。(^_^;

もともと贈り物には、婚姻にまつわるものも多いといいますね。プリミティブな社会では、婚姻に際しての
様々な贈り物があるようです。牛、豚を何頭とかを相手側に渡すというものとかね。もちろん家畜だけではないのですが、経済力の象徴として、それはあるのでしょう。まぁ、こう考えてみると、プリミティブな社会だろうと、最先端を走っている社会であろうと、所詮、人間の考えることは、それ程違いはないということなのでしょう。欲望は尽きぬ泉の如しということでしょうか。まぁ、欲望があるからこそ、思い切ったプレゼントをする人も中にはいる?かも(笑)

さて、今宵は戯れ言を書いてしまいましたが、沖縄では中央との結びつきの強さを、県民が選択する結果が出ました。やはり、理念では食えずということで、背に腹は代えられずという選択だったのでしょうか。沖縄の米軍基地と経済事情の関係って、入り組んでいて簡単ではないですよねぇ。戯れ言で終わらせるつもりでした(笑)では、この辺で。

2006年11月17日金曜日

多数を占めさせた結果

新教育基本法が審議継続を求める野党の欠席のまま、衆議院本会議で可決され、参議院に送られた。国家の関与が強まる懸念が言われている内容だが、まさしく国家の関与を強めたいと言うのが、改正の狙いだろうことは想像に難くない。小泉政権誕生以来、やりたい放題という様相を呈している。同じ政党に所属していた者に対してすら、異論を挟むと追放という手法を用い、公徳心も何もあったものではなかった。

その追放者達を、今度は引き戻すらしい。追われた者達も平身低頭で恥も外聞もなく戻るのだろうか?掌を返すとは、このことだろう。騙されるのは、マジックであれば楽しめるものだが、この、人を馬鹿にした行動に対し、与党に投票をした者達は憤りを感じないのだろうか?ここまで馬鹿にされてもお人好しは、看過して、にこやかに笑っているのだろうか?さてさて、どうなのだろうか?

この国の歴史を見返すと、変る時には一気呵成に変るというか、闇雲に突き進んだ過去があるのだから、安心出来ない。まぁ、付和雷同というか、「赤信号もみんなで渡れば怖くない」と言うのか、実に危険極まりない心理構造を持っているような気がする。

振り返って、「あの時が分岐点だったのか」と後悔しないために、今、声を上げるべき時だと思う。

2006年11月13日月曜日

ちょっと待てよ!

「いきぐるしい」と書く時、「息苦しい」と書くのが通常の使い方だが、「生き苦しい」と書く方が今は現実的なのかも知れない。それくらい連日、殺人、自殺の事件が多い。

ここ何日かは、いじめや履修不足の対応に追われた高校の校長だったりする。追い込まれた末の衝動的な自殺なのだろうが、「命の大切さ」を見せるのであれば、自ら果てる選択はないはずで、どのような苦境でもそれを乗り越える姿をこそ見せるべきだったのでは?と亡くなった人には申し訳ないが、思うのだ。命を捨てて「責任を取る」などと言うのは、明らかにすべき事柄を切り捨て、闇に葬る以外の何物でもないのだから。

2006年11月11日土曜日

休みなので(笑)

本日2本目のUP。

夕刻、沖縄大学名誉教授の宇井純先生の訃報。水俣水銀汚染問題にも関わった公害研究の先駆けでもあり、第一人者。徹底して被害者側に立ち、科学者の倫理を守った人だった。中でも東大での夜間自主講座「公害原論」は70年代権威の中枢だった東大の中で、市民に開かれた講座として時代を画す活動だった。ご冥福をお祈りしたい。

今の世の中、権力や権威に対して闘う気風が希薄になっている気がして仕方がない。権力の中枢が巧妙にその暴力性を隠し始めているせいだろうか。。。とにかく背筋が寒いのだ。(風邪じゃありませんぜ?)
寒い時には、寝るに限る?(爆)(何だか、中途半端ですが、、、終了)

鬼の霍乱(かくらん)?

珍しく頭痛と寒気に襲われて、一晩寝たところ、翌日は何とか持ち直しました。風邪は引き始めの休養が何より肝心ですね。何ごとも対処が早いと痛手も少ないものです。

小泉政権下で始まったタウンミーティングなる「国民との対話集会」で、内閣府、省庁ぐるみの「やらせ」が発覚し、拡がりを見せています。お手盛り対話を仕込み、いかにも国民の声として見せていたと言うことです。まぁ、官僚のやりそうな事ではありますね。目標達成能力に長けた日本のエリート達ならではの事で、「馬鹿な」国民も簡単にだませると思っている事の証しなのかもしれません。「馬鹿な」国民の中にも、多少は疑問符を持ち、国の有り様を見ている者もいるのですから、今回のように発覚することもありますね。しかし、今回の仕込みは笑ってしまう程、拙いものではあります。質問要旨まで作り、証拠となる文書で送ったとはね。「猿も木から落ちる」だったのか、それとも笊(ざる)のような隙間だらけでも、「馬鹿な」国民には発覚するものかと、高をくくっていたのか、どっちでしょうねぇ?私は後者の方だと思っているのですが。

しかし、こうも思っています。政府に限らず、自治会、組合、政党、各種団体等々様々なところで、集会は行われていますが、この国ではレベルに関係なく「動員」とか「事前打ち合わせ」は通常のこととしてなされているのではないか?と。主催者の都合や思惑に合わせるというという事例が、けっこう身近にもあるような気がします。進行に不都合が生じないようにとか、収拾がつかなくなったらいけないからとか、様々な理由立てで、そういうことが行われていないでしょうか。それらは、「丸く」物事を収拾するのが主な目的で、決して議論を起こす為ではありません。


2006年11月9日木曜日

珍しく。。。

急に冷え込んだためか、、、今夕くらいから、頭痛が‥

ちょっと疲れもあるし、今夜は早めに寝ることに。
吐き出す言葉も、浮かびません。

みなさんも、体調管理には、くれぐれも気を付けて下さい。
おやすみなさい。

2006年11月8日水曜日

急激に寒さが

一気に冷えてきましたね。ここ九州でも暖房機を出したくなるような寒気の到来です。

北海道の佐呂間町では、竜巻による稀にみる災害が起きてます。日本では今までそれ程目に付かなかった竜巻ですが、最近は列車を吹き倒したり、今回の佐呂間町にみるように被害が大きいものが目立ってきているように感じます。
このような気象現象の激化も、何か気候変動と関係があるのでしょうか。

ところで、久し振りに都に上ることなりました。まぁ、用事があるからなんですが、人混みが嫌いな私としては、出来るだけ早く切り上げて、さっさと帰途につかねばと思ったりしています。古都なら出歩く気にもなるのですが、どうも東京というところは好きになれません。人間はやはり、生まれた場所の水じゃないと、なじみにくいのかも知れません。特に私はということですけどね。

今夜は、ほんとに冷えてきています。風邪を引き込むといけないので、ここらで寝ることにしましょう。では、おやすみなさい。

2006年11月3日金曜日

連続の映画鑑賞

『父親たちの星条旗』を観てきた。秀作だ。ヒーローに祭り上げられた一介の兵士達を通して、国家指導者達の有様が、よく描かれている。「戦争について語る者は、本当の戦いを知らない。本当の戦いをした者は、思い出したくないし、忘れたいから、戦争の話はしないものだ」という言葉が印象に残った。その通りだと思う。戦いの最中でも、戦いの後でも傷つくのは、戦争指導者ではなく、一介の兵士達だと言うことだろう。

先日、NHKの番組で、硫黄島戦で生き残った元兵士達の証言ドキュメントも放送されたが、約2万2千人の硫黄島守備隊の内、からくも生き残って捕虜となった兵士は200名。島中に掘り巡らされたトンネルの中で、戦いは約一月半続き、飢餓や傷病で亡くなったり、口減らしのために味方から殺されたりした兵士達も多かったと言う。証言者が言っていた。「人間じゃありません。畜生になっていました」と。悲惨どころではない。凄惨な情景だったはずだ。「あの戦いは何だったんでしょうねぇ。。何も無しじゃ、亡くなった戦友が可哀想です。。。」と涙を流しながら
、その元兵士は話すことも辛そうだった。「しかし、今あの戦いについて話をしなければ、と思い始めたのです」とも。戦いの惨状を話せるようになるためには、61年間もの時間が必要だったと言うことだ。

憲法や教育基本法を変えて、どのような「美しい国」、「普通の国」を作ろうと言うのだろうか?

とりとめなく思うこと

更新が滞りがちだなぁ・・・ 
秋も深まってきたとは言え、まだここら辺では紅葉もそれ程でもない。冷え方が強くないせいかもしれない。

それに8月中旬以降、雨らしい雨が降っていない。記録を見ると、8月25日に本格的に降った後、9月13日にほんのお湿り程度降っただけで、後はほとんど晴天が続いている。秋の長雨もなしだ。土は乾燥しきっている。これも気象変動のせいなのだろうか?

このところ写真を撮っていない。晴天続きだから、撮ろうと思えば撮れるのだが・・・気分が乗らないせいにしておこう。

ちょっと疑問に思うこと(その1)

北朝鮮がやったこと(拉致、紙幣偽造など)は、許される事ではないという前提で。
拉致被害者の支援組織について、「善意だけの活動なんだろうか?」と「?」が付くような雰囲気を感じることがある。いくつかの地方支援組織のWebサイトをみると、右翼のサイトと見紛うようなサイトデザインだったりする。まぁ、それはセンスの問題かも知れないので、良しとしても、募金活動をしているはずなのに、その収支明細が明示されてるところと、されていないところがある。どんな用途に使われているのか、募金者達は疑問に思わないのだろうか?

ちょっと疑問に思うこと(その2)

前にも書いたことだが、NHKの国際短波放送に対して、「拉致問題を重点的に放送するように」と個別的内容に踏み込んで、放送命令を出すらしいが、NHKはこれに対してどう対処するのだろうか?いや、NHKに所属している各個人(特に記者達)はどう反応するのだろうか?とても関心がある。

ちょっと疑問に思うこと(その3)

「教育改革タウンミーティングでやらせ質問、内閣府作成
 今年9月2日に青森県八戸市で開かれた政府の「教育改革タウンミーティング」で、内閣府などが教育基本法改正案に賛成の立場で質問するよう参加者に依頼していたことが1日の衆院教育基本法特別委員会で明らかになった。
石井郁子議員(共産)が内閣府や青森県教育庁などが作成した文書を基に指摘し、政府もこれを認めた。

 文書は、青森県内の教育事務所と同県教育庁が、地元の中学校長あてにファクスで送った2種類。一つは「タウンミーティングの質問のお願い」として、三つの質問案を示し、そのうちの一つを質問するよう依頼している。

 もう一つの文書は「内閣府から以下のとおり発言の仕方について注意があった」として、<1>できるだけ趣旨を踏まえて自分の言葉(せりふの棒読み はさけてください)<2>「お願いされて」とか「依頼されて」と言わないで下さい(あくまで自分の意見を言っている、という感じで)――などと、アドバイ スしている。

 1日の委員会質疑で、内閣府の土肥原洋総括審議官は「活発な意見を促すきっかけを作る目的で参考となる資料を提供することもある」と弁明した。塩崎官房長官は同様の事例が他にもあるかどうかについて「調査をして報告する」と述べた。(2006年11月1日19時41分 読売新聞)」

この読売新聞サイトのニュースを見ると、教育基本法改正への内閣、政府のあざとい本音が透けて見える。内閣府の職員だけの勇み足だけだったのだろうか?

ちょっと疑問に思うこと(その4)

熊本県以外の45都道府県の公立、私立の高校で履修不足が発覚。そのほとんどが受験体制へのシフトの結果ということだが、少子化の波の中で、手っ取り早くイメージアップになるのが大学進学率となるのだろう。その中で生徒も学校も大学受験の成果を上げることに血道をあげているのが実態なのだから、「さも、ありなん」と言うのが私の感想だ。今回はセーフだった熊本県にしても、過去に履修不足が見つかり、以後、県教委がチェックしていたからに過ぎない。
それにしてもだ、「教養」とか、「知への関心」という観点から見ると、色々偏りも出てくることになると思うなぁ・・まぁ、教科書の知識で、まかなえる事でもないのだが、面倒でも教科での学びが興味・関心の切っ掛けになることもあるのだから、授業は受けていた方が人生の血肉にはなる。たとえ受験に必要がなくても。生徒諸君はどう思うのだろうか?

庭の木で、百舌鳥(もず)のさえずりが聞こえている。今から映画を観に行くとしよう。では、本日はこれにて。

2006年10月28日土曜日

ニュースの読み方

毎日、大小様々なニュースが様々なメディアを通して流れている。 もちろんネット上でもだ。ここ何日間は全国に拡がりを見せる「履修不足」問題や教師による生徒のいじめ自殺問題。24日に富山の高校からこの問題が発覚。そして全国へ。後者は福岡など他にも。
しかし「履修不足」が何故今、このタイミングで発覚したのだろうか?まさに教育改革を掲げる阿部内閣直下に「教育再生会議」なるものが発足したばかりの時だ。なんだか、タイミングが良すぎるなぁとついうがった見方をしてしまう。ニュースを単に聞くだけなら、この教育現場の現状に呆れるしかないのだろうが、「ちょっと待てよ」と立ち止まってみた方が良い。物事は「木だけを見ず、森をみる」事が肝要だと。

私は今の学校が全て満足出来る教育をしているとは思っていない。しかし、思うのだ。教師たちにとって、猫の目のように教育政策が変っていく中、子供たちへの指導法も刷新しなければならず、悩みも多かったのではないかと。しかも、少子化で親たちの視線も学校教育へ、より厳しくなっている。それに学校間の目に見えぬ競争意識や学校管理体制の変更(校長への権限の集中)など、その精神的な圧迫感は相当なものではないかと推測できる。もちろん、そのストレスを理由として、教師たちの犯罪や子供たちへの卑劣ないじめなどが許されることにはならない。駄目教師がいることも事実だと我が子を通して知ってはいる。
だが、その教師たちだけが責めを負うものではないだろうとも私は思っている。
罰則を強化したところで、現場に子供たちと夢を共有出来る素地が生まれなければ、ほとんど効果は期待出来ないだろう。

それこそ社会のリーダーたるべき人間達の絶えざる腐敗、単純な「ワンフレーズ」による思考停止や弱肉強食の競争原理導入などが、その土壌を産み育てて来ているのだと。
「教育改革」を言う現政権にとって世論を味方に付けるのに、これらのニュースが打って付けのものだったことは確かではなかろうか。

2006年10月24日火曜日

日曜日に

久し振りに映画を観た。浅田次郎原作『地下鉄(メトロ)に乗って』だ。『鉄道員(ぽっぽや)』が良かったので、観てみようと思ったのだが‥キャスティングと映像作りがいまいちと感じてしまった。観てない人のためにストーリーは省くが、映画はキャスティング次第だということだろう。映像にも深みがなく残念だ。

帰りにクリント・イーストウッド監督作『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』のチケットを購入。二部作だけあって、二枚セットになっている。
続けざまに映画に行くのは、学生時代以来のことかもしれない。今週末の土曜日にまず『父親たち‥』が公開される。米国側の視点から見た硫黄島の激戦とすり鉢山に星条旗を掲げた兵士たちのその後。物事はどういう視点から見るかで、その事象の捉え方は異なってくる。とにかく楽しみにしておこう。

秋晴れが続き、大地は乾燥しきっている。湿りが必要だ。

2006年10月20日金曜日

思いつくままに

暑い暑いと叫んでいたのも嘘のような肌寒さに包まれる時期になりました。確実に季節は巡っています。木々の葉もすっかり落ちて、冬に備えています。

ついこの前まで我々の耳目はアフガン、イラクに注がれていたのが、今はこぞって北朝鮮になっています。アフガニスタンも未だに不安定。イラクは内乱化の様相をみせ、次の北朝鮮はどうなるのやら。。。
20世紀は「戦いの世紀」と締めくくったはずが、この21世紀は「更なる戦いの世紀」になるのでしょうか?国家の誇りとか、民族の誇りとか前面に押し出して言い始めると、ほんとに窮屈になってしまいます。戦争で傷つくより、「エコノミックアニマル」(古いですねぇww)と揶揄されるくらいの方が、私は良いと思うですが。。。

ひさびさに観てみたいと思える映画が近く公開されます。クリント・イーストウッド監督の二部作『父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)』と『硫黄島からの手紙(Letters from IWO JIMA) 』です。すさまじい激戦だったらしいことは、私も聞きかじっていたのですが、詳しい事は知りませんでした。太平洋戦争末期の凄惨な戦いから監督が何を描こうとしたのか、本当に興味が湧きます。『荒野の用心棒』で初めて俳優のクリント・イーストウッドを知ったのですが、その渋い演技に惹かれたことを記憶しています。

先日ニュースチェック中にみたのですが、NHKの国際短波ラジオ放送に対して
総務省が放送命令を出すとか。内容は北朝鮮の問題を重点的に扱えと。まるでVOA(Voice of America)ですねぇ。報道機関は権力から独立していてはじめて報道機関を名乗れると私は思います。NHKは「公共放送機関」ですからねぇ。。。ここら辺が曖昧なところですね。やはり報道機関としては成り立っていない?のかも。

くしくもロシアではプーチン政権を痛烈に批判してきた女性記者が暗殺されています。その記者は以前にも毒殺されそうになったとか。政権中枢にとっては、やっかいな存在ではあったのでしょう。まだその犯人や背景は不明ですが、粛正が常套手段だった過去を考えると。。。

世界から地元に目を移すと、川辺川ダム問題が迷路に。熊本では過去にその後の公共事業に大きな影響を与えたダム建設反対闘争があります。筑後川水系の下筌ダム建設時の「蜂の巣城闘争」というものです。この時の中心人物が室原知幸氏という山林家。この室原氏は当時「山は、天然のダムだ」と言っていたと記憶しています。他に「公共事業は理にかない、法にかない、情にかなったものでなければならない」とも。さて、川辺川ダムは、如何に?もしかして「欲に絡み、法はあてがい、情を蹴散らす」ものになってはいないでしょうか?室原氏の言葉を再確認したいものです。

今日は曇りがちの天気。秋晴れもやっと一息つくのでしょうか。乾いた大地には潤いが大事です。権力の座に座ると、猛烈な欲はあっても、潤いはあるのでしょうかね?乾いてますねぇ。。。今。。。


2006年10月16日月曜日

堰を切ったかのように

まぁ、ここのところ思い切った発言が次々と飛び出して来てますねぇ。
昨日は「抑止力としての核の保有は議論の対象とすべし。憲法でも保有は禁止されていない
」と、自民党政務調査会長の中川昭一という人物がTVで発言してました。政権党の主要人物の発言です。日本は被爆国という意識が欠落しているのでしょうか?とにかく唖然としてしまいますね。日本国憲法の形骸化というより、もう既に無視するというか、そう言う雰囲気を醸成しようとしているかのようです。まぁ、言論の自由は最も尊重されなければなりません。ついでに大いに議論の対象とすべきは、「天皇制」というものもあると思います。民主主義と「天皇制」について、この辺で議論があってしかるべきだとも思うのですが、こっちの方はなんだか、以前に比べてよりタブー化してきている感じがするのですが。。。

加藤紘一代議士の実家が右翼の人間に放火された時、自民党の主要な人物はそれほど大きな反応をみせませんでしたね。靖国参拝や日本の過去の歴史認識で「慎重な態度」だった加藤氏だったからでしょうか?こうした個人テロに対する無反応とか、反応の薄さが更に危険な方向へと日本を導いて行くのかも知れません。

有事法制の論議以降、どんどんきな臭い方へ流れが出来てきているようにしか思えません。流れの行き着く先は、気づいた時には既に遅いのかも知れませんね。

2006年10月12日木曜日

争乱化の兆し

北朝鮮が地下核実験実施の発表をした。爆発後の地震測定結果は、核爆弾開発上で想定されていたものより、かなり小規模という。本当に核爆弾だったかどうかを疑われる所以だ。様々な論評がなされているが、まだ推定の域を出ていないものばかり。これがブラフだったら、周辺各国の慌てぶりを彼の「将軍様」は、どう見ているのだろうか?「してやったり」なのかも知れない。
本当に核爆弾の実験であれば、以ての外であることは言うまでもないのだが、
このような危機なればこそ、冷静な判断、分析が最も必要だ。

今の北朝鮮の有り様は、太平洋戦争に突っ込んでいく時のかつての日本の様相と似ていなくもない。ナチスドイツ、ファシストのイタリアと同盟を結び、他の国々とは没交渉になり、様々な制限を加えられた結果、国際連盟を脱退し、ついには米国と火蓋を切ることになっていくのだった。日本の場合は、それ以前に朝鮮半島、中国大陸に既に植民地も作っていたのだが、国家とか体制などに重きを置く場合、ある種の狂気に包まれると合理的客観的判断が出来なくなるのだろう。その戦いの結果、惨敗を喫し、あの「日本国憲法」を定めたのだと私は思う。確かに、改憲派の人々が言うように、全てを日本人が作り上げたのではない。しかし、戦いの辛酸を舐めた当時の国民の多くは、高く掲げた「戦力の不保持」に未来の燭光を見、そして希望を抱いたに違いない。北朝鮮の指導者には言いたい。「かつての日本を見よ!今の姿勢を続けるなら、衰退と荒廃しかない。」と。

新米の首相である阿倍氏は、憲法改正とともに教育基本法の改正も所信で述べている。子供達に規範意識を醸成する必要があると。その規範を意図するところの行き着く先は、何だろうか?社会、すなわち国家が第一位にあって、その欲することに異議を唱えない規範意識ではないのか?民主主義という皮を被っただけの国家第一主義が心棒に据えられるのなら、ご免被りたい。腐敗事件を起こし続けてきた政界、経済界の要人達の姿を子供達が見聞きして、今のような大人不信の土壌を作ったということも否定出来ないはずだ。子供達は、単に大人の鏡として、その姿を見せているに過ぎない。

指導者達の過ちを正せる社会であり続けたいものだ。

2006年10月7日土曜日

中秋の名月

秋もこの辺りまでくると、木々の葉も落ちて、それらしく装い始めているが、ここら辺りではまだ、紅葉までは間がある。
昨夜は中秋の名月。旧暦で言うと、8月15日になるとか。あらためて、太陽暦と太陰暦の差を納得する。写真をと思ったが、夜半に空は曇りがちで、カメラにおさめるには、少し雲間からのぞく時間が短すぎた。関東以北では台風の影響で、大荒れの天候だった様子。名月どころではなかったろう。月齢で言うと今夜が「満月」 見事に晴れた夜空に煌々と丸く浮かんでいた。

さて、阿倍晋三氏が言われていた通りに、新首相になった。国会の論戦も始まり、さて、新米首相の奮闘ぶりは、如何に。中韓訪問がまとまったが、久し振りの首脳同士のやり取りも注目だ。さて、事前のタカ派ぶりを発揮するのだろうか?それとも、曖昧に誤魔化して、、、

遅くなったが、今日『憲法九条を世界遺産に』を入手。お笑い芸人ではあるが、なかなかの論者ぶりを見せている太田光と中沢新一の対論は、宮沢賢治から宗教、哲学、お笑い芸の波間を漂いながら、「憲法九条」の存在意義を語っている。一読する価値は十分にある。


2006年10月2日月曜日

秋の夜長


記事の投稿をサボっている自覚はありましたが、間隔が空き、すでに10月かぁ。。。
早いものですねぇ、、、時間の経過は。

なにも、季節で感情の有り様を変えることはないのでしょうが、秋になると、どうして、こうも、、、何となく、どことなく、、物寂しさを感じるのでしょうか?(笑)
陽の落ち方が早まり、夜の闇が拡がる時間が長くなるせいでしょうか?

夏目漱石先生と同時期に、上田敏という詩人であり、評論・翻訳家でもあった人がいますが、彼の『海潮音』という訳詩集に ポール・ベルレーヌの有名な訳詩がありますね。「落葉」というものです。

秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し

鐘の音に
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや

げに我は
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
飛び散らふ
落葉かな

何故か、学生時代に教科書で覚えたこの詩だけは、未だに忘れずにいます。妙にメランコリックだったからかもしれません。この歳になって、人生の秋のメランコリックな心情に納得しています。

2006年9月24日日曜日

秋空に想うこと


強烈な陽射しの季節もようやく過ぎ、朝夕は肌寒さも感じるようになりました。野山に出向くと、そこここに曼珠沙華(彼岸花)の 紅い花が群れるように咲いています。空気は澄みわたり、肌に触れてくる感覚も軽やかです。

秋は旅心を誘う季節だと私には思えます。以前は山の頂を目指していたものですが、今は野辺歩きのような騒々しくないところに出かけてみたいですね。ゆっくり秋の風情を楽しめる旅に出てみたいものです。

2006年9月17日日曜日

まだ暴風域内

今日夕方4時過ぎ頃から強烈な風が吹き始め、まさに烈風というような風が吹きまくりました。木の葉、木の枝が千々にちぎれて飛び交い、庭に散乱しています。今回の13号の雨はここら辺には降らせなかったのですが、風は家を揺らすかと思うほど吹きました。本当に自然の猛威というか、エネルギーは侮れません。現在(22:50)もまだ暴風域で、時折ゴォーッという風の音が屋内にまで響いてきます。こんな冷や冷や感は、味わいたくありません。ほんとに。

さて、書き出して、途中休憩している間に(23:45)、どうやら台風の暴風圏は過ぎたようです。一安心ですが、朝起きたら、何かが飛ばされているかも知れません。まぁ、明日の事にします。写真はちぎれて飛ぶ木の葉です。

2006年9月15日金曜日

Bloggerのサーバーエラーが表示され。。

BloggerのServerに問題発生中?ブログが表示されませんねぇ。
まぁ、も少ししたら、直るでしょう。うむ。
台風は、どうも九州を直撃するコースに入っている模様。。。
風が強くなるコースになりそうです。
嫌ですねぇ。。この進路は。最悪のコースになりそうです。

2006年9月14日木曜日

台風シーズン到来?

今、台湾西方海上を進んでいる台風13号が、なんと北向きに進路を変えて九州を狙うコースに来る予報が出ています。今年は、夏前に充分すぎるほど雨は降ったし、いらないんですけどねぇ。。。台風となると風も心配です。ちょっとコースを変えてくれたら、良いんですが。

日本の未来に影響を残しそうな自民党総裁選では、台風の目という存在もなさそうで、面白くありません。先日手に入れようと思った『憲法九条を世界遺産に』は、本屋では売り切れと言うことで、まだ手に入っていません。ネットで手に入れようかなぁ。。。今までは、ざっと目を通してからしか本は買わなかったのですが、本屋で売り切れになっているのでは、仕方ありません。

2006年9月12日火曜日

見られてる?

熊本県民総合運動公園を歩いている時、なんだか後ろから見られている気配(笑)
振り返ると、そこには大きな「瞳」が、じっとこちらを見ている。
まぁ、画をご覧あれ。これはまさしく「瞳」そのものではないだろうか?(笑)

自然が造った造形だが、まるで「木の精」が、すっくと立っているような。

夜だったら、ちょっと怖いかもねぇ。。。(笑)

2006年9月11日月曜日

もう、スポーツの秋?

昨日の日曜日、下の息子がジュニア陸上大会に出るということだったので、ちょっと覗きに行ってみた。会場は2回目の熊本国体時に造られたKKWINGという競技場。県下の中学校の選抜選手が全国大会への切符をかけて競う大会らしい。と言っても我が息子は上位を狙えるような記録を持っているわけではないので、気楽に見物を決め込む。本来の息子の所属クラブはバスケットボールなのだから、出場競技の練習は夏休み期間という、にわか仕込みのものなのだから尚更なのだ。
競技を見ていると、本格的にコーチを受けてきた選手と臨時に選抜されてきた選手との差は歴然としている。第一フォームが全く違う。しかし、見物はなかなか面白かった。これが中学生かと思う位の記録を出す子もいたりして、思わず「おおっ!」とか声を上げたり、拍手したり、久し振りにこうしたスポーツの会場に足を運んで心地よい興奮をもらえた。

その競技会から帰った息子が、「友達がたくさん出来たよ」と嬉しそうに話していた。競技を見ていても、テントの中で和気あいあいとしている様子はうかがえたのだが、参加しなかったら会うこともなかっただろう彼等との交流が持てただけでも、何か息子への刺激にはなったのかも知れない。息子の記録は大したものではなかったものの、今までの自己の記録を更新したのだから、本人は満足している様子だった。トップを競うほどの者なら勝敗にも目がいくのだろうが、まぁ、自分の本職(バスケットボール)ではないこともあり、大会を楽しんだのだろう。

画は会場の様子です。淋しそうでしょ?(笑)背景がバックスタンドなので、人がいないように見えますが、メインスタンドは競技を終えた選手とか保護者、関係者で席が埋まっていました。

2006年9月9日土曜日

日本国憲法

青空文庫というWebサイトをご存じだろうか?ネット上の電子図書館だ。そこで面白い書物を見つけた。旧文部省が1947年、日本国憲法の公布直後、中学1年生用社会科教科書として発行した『あたらしい憲法のはなし』だ。これは、是非皆さんに読んで欲しいと強く思った。平易な言葉と文章で、実に分りやすく現憲法の内容を解説してくれている。辛酸をなめ尽くした太平洋戦争がようやく終わり、新しい国を創っていくという希望に満ちた想いが行間にあふれている。今の政治家、文部省の役人こそ、もう一度読み返すべきなのかも知れない。

この9月は自民党の総裁選挙ということで、マスコミはこぞってその趨勢を報道している。九分九厘、阿倍晋三というタカ派の政治家が、その自民党総裁の椅子に座るという情勢だそうだ。自民党内の各グループが、いわば翼賛化しているらしいので、既に決着はついているのかも知れない。

その阿倍晋三氏のキャッチコピーが「美しい国、日本。いま、新たな国づくりの時」だそうな。見た目は「美しい」が、その「味付け」は苦いものになるのでは?今は「醜い日本」なのだろうか?もし、そうなら、それは彼自身や彼の父親も含め、今まで政権を握り続けていた政治家集団にこそ、その責があるのではないか?政権構想の最初に憲法改正をあげているが、その方向性は今までの発言などから想像するに、どうもきな臭い方に向いているように見える。国民個々の尊厳より、国家の尊厳が重視されることになりはしないか?世情というのは、本当に川の流れの如しだ。大雨という危機が来ると、逆らいようがない激流となって、全てのものを押し流してしまう。怖い怖い。実に怖い。

今、『憲法九条を世界遺産に』という本が売れていると言う。太田光と中沢新一との対論らしい。ちょっと興味を引かれる本だ。明日にでも手に入れてみようと思っている。新政権誕生とともに、この今でも充分に「美しい日本」に秋風が吹かぬ事を祈っておきたい。

2006年9月3日日曜日

朝な夕なに吹き渡る風が

日中は暑気を残しながら、朝夕の空気は確実に秋に向かっていることを教えてくれています。温暖化はあるのでしょうけどね。はぁ~~、今宵はどうも思考回路が滞っているようで(イツモ?w)、今ひとつ書き進めないんですよねぇ。。。投稿画面を開いて、既に数時間。進みません(^_^;
今夜は、寝ますw

2006年8月27日日曜日

去りゆく夏とさまざまな火






今日8月27日は「日本に原子力の火が灯った日」らしい。1957年のこの日、東海村(茨城県)の日本原研で、臨界実験に成功した日だそうだ。臨界とは核物質が連続して核分裂反応を起こす状態になることだが、その反応を制御せずに一気に起こさせるのが「原子爆弾」だ。同じ東海村のJPCというウラン燃料加工施設で1999年9月末に、燃料加工中のウラン溶液が臨界反応を起こし、作業員が大量被爆するという事故も起きている。被爆した作業員は「青い火を見た」と語ったとか。

同じ「火」でも、夏の夜空を彩る「花火」は華やかで、しかも菊花が開いたような姿は見事だ。約1000年前、中国で発明された黒色火薬以来、その発展のほとんどは、武器としての役割だったのだろうが、「火」が持つ美しさを鑑賞する「花火」への応用もまた、人間の知恵のなせる技だろう。イスラエル、レバノンの国境で、ミサイルや爆弾ではなく、「花火」が打ち上げられる日はいつの日になるのだろうか。美しい花火でも、解消出来ない宿怨なのかも知れないが。

まだ日中の残暑は厳しさを残しているが、朝な夕なに吹き抜ける風にどことなく涼しさも感じられ始めた。異常な気象をみせてはいても、まだ季節が巡ってくるだけでも嬉しいものだ。暑い太陽の「火」から逃れられるのも、間近だと期待したい。


2006年8月20日日曜日

久々に感動!甲子園

見事な投手戦になった駒大苫小牧-早稲田実業。駒大の田中、早実の斉藤どちらも譲らず、息詰まる投手戦を展開する。もちろん内野の守備も投手戦に花を添える1エラーずつという内容だ。1969年の夏、三沢高校の太田投手と松山商業の井上投手の戦いを思い出した。延長18回まで0-0のまま。翌日再試合というものだった。明日の試合はそれこそ総力戦になるのだろう。どちらも悔いを残さず、最後まで堂々としたプレーを見せて欲しい。

球児達の夏も最終日

「雲は湧き、光溢れて、天高く、純白の玉今日ぞ飛ぶ」 夏の高校野球大会歌だ。今日8月20日は、その決勝戦だ。夏の三連覇がかかる駒大附苫小牧と初優勝を目指す早実との決戦。どちらも力量のある投手と打線を誇るチーム同士だから、見応えのある試合になるだろう。

私は野球にはそれ程関心がない方だが、高校野球だけは見る。それは下馬評通りにならない思いがけない事が良く起きるからだ。それに「甲子園」という憧れの舞台に立った選手達が見せる様々な表情が良い。大人びた体や顔つきであっても、悔しさや喜びに涙し、素直な感情を見せてくれる。そこに共感してしまう。

強力な台風ではなかったが、牛歩のようにゆっくり九州を北上した台風10号も日本海方面に去り、今日はまずまずの天気だろう。どんな白熱した戦いを見せてくれるか、楽しみだ。

この甲子園大会が終わると、気分は残暑から秋と私などは感じていたのだが、昨今の気象は、まだまだ残暑の厳しさが続くと思わせる。動植物にもその高温の障害が出てきてるのではないだろうか。暑さに参った身体には秋の涼風が何よりの回復剤なのだが。。。今年はいつ頃になるのだろう。

2006年8月19日土曜日

亀台風去る

迷走して、九州に上陸、停滞した台風10号は大した風雨もなく、どうやら日本海に去った。

2006年8月17日木曜日

亡霊

過去の亡霊が今息を吹き返し、闇の世界から 再び現れてきている。先の戦争で負けた時から、いや、狂信していたものから脱することを拒絶した時から、時間を止め、息を潜め、再び狂信へ誘(いざな)える時が来るまで沈んでたところから、その姿を現してきた。

「普通の国」「美しい日本」。耳に届くかぎりでは、当たり前と響くその言葉で真の姿を巧みに隠したまま、手招きをしている。戦うことの「勇ましさ」だけを称え、加害については「戦争だから仕方がない」と目をつぶり、考えることを止めさせる。

「進め!一億火の玉だ」「神州不滅」と踊らされ、美しくもない 「玉砕」という「自殺」へと駆り立てられた過去を、直視しなければならない。統治者の言葉を鵜呑みすることなく、「人間」として思考し続けなければ、そこに待っているのは「ロボット」と化した「人」だけだ。

自由な言論を封殺し、単純な思考回路を作る。正義か、しからずば不義かという二者択一の極致が、戦いを招く。今はまさにこの二者択一が世の中を覆い始めている。そのどちらでもない幅を生み出すのが、人間の知恵と言うものだ。亡霊に取り込まれぬように、知恵を磨き続けなければなるまい。

2006年8月9日水曜日

オシムJapan 初戦

 トリニダード・トバゴ戦は、招集された選手がどれ位走れるか、それを観察するものだったように思う。内容は前半こそ走れていたものの、後半は足が止り始め、まだスタミナ不足という感が強く出ていた。結果は前半サントスが上げた2得点を守りきり、2-0で勝利。オシム流が発揮されるには、まだ時間が必要だが、ジーコJapanの選手は少なく、新しい招集組の意気込みが感じられ、今後に期待出来そうな予感はした。

 さて、今日は長崎の原爆忌。広島、長崎の被爆者も高齢化が進み、さらに戦争に対する忌諱感が薄れている今、戦争の悲惨さ、残虐さをいかに伝え続けるか、大きな課題となっている。現実感を持って語れる人達に頼るだけではない方策が必要となりつつあるのかも知れない。

2006年8月6日日曜日

原爆忌

 今日8月6日は、61回目の広島原爆忌。3日後は長崎だ。今、若い人の知識から日本がかつて戦争した相手国から米国が抜け落ちているらしい。TVのアンケートでその傾向が見られたそうだ。「歴史は繰り返す」というが、歴史の事象を記憶しなければ、当然繰り返すことになるのだろう。

 世情の方も何度もここで書いているが、「国際貢献」「普通の国家」という名目で、「憲法改正」へと向かっている。憲法だけではなく、心の有り様にも関係する靖国神社も論争化されている。富国強兵の時代につくられた「東京招魂社」つまり「靖国神社」だ。「神の子」つまり、天皇の赤子として国家の為に戦って死んだ時には、この社に神として戻れるという戦死を厭わぬ心の拠り所として、造られたといっても良いだろう。もともと戦死でない者は、祭ってはならないはずの所である。争点化した後が問題だ。阿倍氏はこの論議をどう方向付けていくのだろう?本音は「国家神道」?まさかねぇ。(考えたくもないが、懸念はある)

 国家とは、何なんだろう?イラク開戦時、日本人が拉致された時の政府、与党幹部達の発言や対応を見ていて、「迷惑千万」といった様子しか見せなかったこの国に、忠誠を誓えと言ったところで、虚しさを覚えるのは私だけだろうか?そんな彼等がいくら「道徳」や「立派な国家像」を述べても、それは虚しさを越えて、馬鹿馬鹿しいとさえ思えるのだ。

 しかし、今のところ国に所属していなければならないのだから、少しでもまっとうな国になるように自分たちの知恵を発揮しなければならないのだろう。戦争には断じて荷担しない国、それが虚しくなってしまわないように。

 今日は嫌いな人もいる「蝶」の写真(笑)
 カバマダラと言うらしい。

2006年8月4日金曜日

涼感

 暑い日はエアコンが効いた部屋より、水の流れに涼を求めたいものだ。それで今日の画は、その水の流れを。

 オシム監督が来たるトリニダード・トバコ戦に向け、代表招集の13人を発表した。さてさて、どんなチーム編成をしてくれるのだろうか。楽しみだ。記者達からの質問に対する答え方が私には本当に興味深い。
代表監督発表時には、

――W杯で失った自信をどう取り戻すか。

 「逆に質問したい。期待があったから失望があった。現実を見なければならない。楽観的になれる根拠があったのだろうか。能力以上のことを期待すると失望ということになる」 (asahi.comより)

確かに、「然り!」である。そして今回は

――トリニダード・トバゴ戦の位置づけは?

 「それはあなた方がどう見るかだ。日本が勝つのが確実で、どう勝つかが問題だと考える人がいれば、それは間違っている。負けた場合、あの監督はダメだという意見がすぐに出てくるだろうが、W杯に出たチームで楽に勝てるチームは一つもない」(asahi.comより)

「なるほど」と納得のいく回答ばかりである。監督の頭脳の明晰さが良く表れている。ますます次期チームがどんな姿を見せ、オシム監督がどんな意識付けをし、采配をするのか期待してしまう。

夏の夕暮れ



ジリジリと照りつける陽射しがようやく陰り、肌にあたる空気も和らぐ中をゆっくりと歩いてみる。空を見上げると沈みかけの太陽が紅く空を染める。夏はこの時間が好きだ。子供の頃、染まった空に浮かぶ雲を見て、海を想像したものだった。どうして海だったのか。家族の恒例だった海行きを楽しみにしていたせいだろうか。

 昼日中(ひるひなか)は屋敷林や街路樹から降り注いでいた蝉時雨も、この時間ともなれば忙(せわ)しさも消え、ニイニイゼミの鳴き疲れてくぐもった声だけが響いている。ただ歩くには良い時間だった。

2006年8月3日木曜日

道化と取り巻き

 昨日、「亀田三兄弟」とメディア露出の激しい兄弟の長男、興起の世界戦(?)の試合があった。結果はその兄弟をずっと取り上げてきたTBSの中継を見た人は分っているだろう。第1ラウンドにダウンを奪われ、その後も大した戦いを見せず、最後の3ラウンドはヨレヨレだった興起が判定で「勝った」のだ。

 観客は皆「負け」を思ったはずの試合。 それがどうして「勝ち」に変わったのだろうか?興行の世界では昔から「八百長」が時に見られたりもするが、これは八百長ではないにしても、いささか度が過ぎるような気がする。審判を金で抱き込んだという疑惑が消えることはないだろう。総合格闘技に人気が集中し、ボクシングの人気が低調だから、メディア暴露で「人気」を作ってきたとしたら、昨夜の試合でそのあざとい企みが衆目の前に晒されたと言えなくもない。これはTBS、所属ジムなどの取り巻きが、単なる暴れん坊を道化に仕立て上げたに過ぎないと言えるのではないだろうか?金がついて回るだけに、道化もそれなりに真剣にパフォーマンスを見せなければなるまい。

 陽が当たらないところで真剣にボクシングに取り組んでいる選手達は、どうおもっただろうか?具志堅用高氏などは、その実力について以前から疑問を呈していた。まっとうな方法で本物の選手を育成さえすれば、人気は自然に沸き上がるものだ。作られたものは、いつかは化けの皮が剥げると言うことだろう。とにかく、ボクシングそのものを貶める試合ではあった。

2006年8月1日火曜日

プール事故

 昨日、埼玉で起きたプール事故は、かわいそうな事故でしたね。プールの流れを作るポンプの吸水口の柵がずれ落ち、そこに小学2年生の女の子が吸い込まれてしまい、亡くなったというものです。監視員等の目前で起きてしまったようです。彼等は何故、柵がはずれた時点で客を水から上げなかったのでしょうか?何故ポンプを直ぐに止めなかったのでしょうか?「吸い込まれたら、命に関わる」と想像出来なかったのでしょうか?

 皆さんは今まで、命に関わるかも知れなかったという瞬間を経験したことはありますか?私は子供の時以来、何度か経験しています。小学生の時、木に登っていて寄りかかった枝が折れ危うく下まで転落するところでしたが、「運良く」その下の枝に体が支えられ転落を免れました。同じく小学生の時、川で泳いでいて急流に流されて溺れそうになりましたが、なんとか岩につかまることが出来て命拾いをしたこともあります。また、長じて大学生の時、冬の北アルプスの稜線を進んでいる時、足を乗せた場所が岩場から張り出した雪をかぶった這い松の枝で、もし完全に体重を乗せていたら、スッパリと切れ落ちた谷に真っ逆さまだっただろうと言うこともありました。その他にも山では何度か、命拾いの経験があります。

 こうして考えてみると、今まで良く生き延びてきたなぁと感じます。もっとも、戦乱などと言う、さらに命の危険と隣り合わせというものではありませんけどね。でも、なんと言うのでしょうか、そうした経験が危機を感じる感性とでも言うのでしょうか、そういったものを養ってくれたと思うのです。戦乱などという極めて特殊なものでなくても、いわゆる「普通」の生活の中にも、命の危険は潜んでいるわけで、人はそれぞれ身に付けた「危機センサー」で、身に降りかかる危険をなんとかやり過ごしているような気がします。

 現代は「安全」に対して様々な機能、配慮、告知については、私が子供だった時より格段に整っているのですが、それより大事(だと、私は思うのですが)な危険を察知する感性を身に付ける事が出来ているのか、はなはだ疑問です。そうした感性を身に付けていても、危険から100%逃れられないのが、「人が生きていく」ということなのでしょうけどね。

 今夕、曇りながら空が紅く染まっていたので、今宵の画はそれにします。

2006年7月30日日曜日

雨音の後は



 一気に夏です。朝早くから蝉時雨が降り注ぐ毎日になりました。暑いですねぇ。USのカルフォルニアでは、熱波に襲われているとか。もともと乾燥地帯ではあるが、それでも40℃を超える気温とは。。。日本でも夏の最高気温の更新がここ数年続いている気がします。37℃など私の子供時代には経験したこともなかったものですが、最近は珍しくありません。九州はその内、亜熱帯気候帯に飲み込まれるのかも知れませんね。

 話題は替りますが、イスラエルとレバノンのヒズボラとの戦いは、ひどいですねぇ。今は国家同士の戦いの構図ですが、
おおもとは乱暴に言ってしまうと、「バビロンの捕囚」以来の宿怨ですからねぇ。。。直接的原因は、1948年のイスラエル建国宣言とそれに続く第一次中東戦争での国連決議で、パレスティナの地を広範に占領した事を国際的に認めたところからですから、根が深すぎますよ。

 キリスト教もイスラム教も根っこは同じようなものなのに、まして、ユダヤ教はその根っこそのものみたいなものだと、私は理解しているのですが、数千年間に渡って争い合うとは、宗教という種類のものが、いかに排他的かを表していると思います。果てしなく殺戮し合うというか、どちらかが滅ぶまで戦いを続けていくのでしょうか?一神教の血がない「八百万(やおよろず)の神」の日本人には、到底理解しがたい感覚です。

 さて、暑い日々がしばらくは続きます。体調維持に気を配って参りましょう(笑)
夕焼けが好きなのは子供の頃からですが、またその画とアゲハの仲間だろうと思いますが、クロアゲハやカラスアゲハとも違い、シロオビアゲハ?(沖縄などに生息)のような、、、?の画も取りあえず載せておきます。(笑)

2006年7月27日木曜日

どうやら梅雨明け?

 やっと梅雨も明けて、夏になるようです。しかし、長期の豪雨で夏も短めになるんでしょうか?それとも9月まで厳しい暑さが続くのでしょうか?今までの経験則では予測不能な天気です。

 9月と言えば、自民党の総裁選挙ですねぇ。小泉首相が退任するということで、総裁選レースがニュースを賑わしていますが、阿倍晋三さんが独走状態になっている様子。小泉改革(?)の継承を謳っている人ですが、外交的にも対アジアより対米追随型を踏襲するのでしょうか?北朝鮮拉致問題でのパフォーマンスで頭角を見せてきたと私は理解していますが、それ以後の彼の主張や考え方を見ているとタカ派的な面が目立つような気がします。まぁ、今のままなら阿倍首相になるのでしょうけど、対中国、韓国との関係をどう修復していくのか注目したいと思います。

 しかし、国の姿について復古的な雰囲気が醸成されつつあるのが気になるところです。憲法がGHQからの押しつけということで見直し論を言うのなら、アジア侵略の総括も自らの手できちんと検証すべきでしょう。

2006年7月25日火曜日

梅雨、未だ明けず


勝手な梅雨明け宣言後、再び九州は豪雨に見舞われました。その降り方と言ったら、半端じゃありません。3日間くらいで1000ミリとか1200ミリを越える雨量を記録するなんて、かつて聞いたこともありません。日本の平均的な年間降水量は1700ミリ~1800ミリと言われています。数日間に半年分以上の雨が一気に降り注いだわけです。そりゃぁ、川も氾濫しますよ。また以前なら20日前後に明けているはずの梅雨が、まだぐずついています。とにかく異常な事だらけです。ヨーロッパや北米でも異常高温や嵐が襲っている様子です。地球規模の気候変動が予測より早く進行しているのではないかと思える位です。この先、どうなることやら、、、ほんとに。

 

2006年7月20日木曜日

豪雨再来。。。

 梅雨明けを期待したものの、今日は午後と深夜の今、再び豪雨。もう十分大地は潤っています。もう要りませんって、雨は。窓際では土砂降りの音で他の音がかき消されるほどです。夏祭りを行った日曜日の晴天はまさに大雨の間隙を突いた奇跡みたいな晴天だったんですねぇ。日頃の行いの良さのせいかも?(笑)
 今日はふと懐かしくなって古いアルバムを取り出し、山に明け暮れた日々の想い出に耽ってしまいました。写真の中の自分を見ると活き活きとしていますねぇ。やはり若い!若い頃と現在、気持はそれほど変わったという自覚はないのですが、さすがに外見だけは致し方ありません。その頃の山の写真をスキャナーでPCに取り込んでみてもいいかなと思いました。山の画像をその内アップしてみようと思っています。人が写り込んでるのは止めときます。(笑)(あ、今日も画像なしになってしまいました)

2006年7月17日月曜日

夏祭り


 私の住む地域で、夏祭りをしました。準備に二ヶ月半、梅雨明けの間際の時期なので、雨が心配でしたが、予報に反してうってつけの夏祭り日和。来場者も多く、企画した和太鼓演奏に来場者が心を奪われていました。事故もなく、無事終了出来たのが幸いでした。でも、疲れました。ほんとに。(笑) 残念ながら、多忙だったので写真はほんの1枚だけ。(^_^;

 さて、今週は多少ぐずつく天気のようですが、来週頃には、夏本番の天気になるのでしょうね。ジリジリと焼けるような暑さが到来です。こう暑いと山の清涼な空気が恋しくなります。夏山の人の多さにはまいりますが、朝の清涼な空気や雪渓から融けだしたしびれるような水の感触が懐かしく思い出されます。

みなさん、暑中の体調維持に気を配って、乗り越えましょうね。ファィッ!(笑)

2006年7月15日土曜日

ビオトープ(biotope)


















 毎日暑いですねぇ。湿度も高く、蒸し蒸しする日々の到来に、身体がまだついて行けてません。どこからともなく、「年のせい!」と言う声が聞こえて来そうですが。まぁ、否定はしませんけど。
(笑)

 今日は、我が家のビオトープでの写真のアップです。一枚目は「クロイトトンボ」(多分w)です。二枚目は、まだ衣が小さいミノムシ。成長と共に、蓑も大きくしていくのでしょう。ヤドカリみたいですね。

 暑さが益々厳しくなりますが、熱中症に気を付けましょうね。これは年齢には関係ありませんっ!(爆)

2006年7月13日木曜日

わきあがる雲



いよいよ夏空到来といった空を見せていますが、まだ梅雨明けなってない?気象庁が宣言してなくても、勝手に梅雨明けという事にしときます。この青空を撮った夕方には、雷鳴と土砂降りが。。。まだ不安定な天気なんですねぇ。ま、それも夕立という事にしときます。(笑)

 W杯決勝でのジダン選手の頭突き事件は、まだ余波を生んでいるようですね。ジダン選手のTVでの証言では、マテラッツィ選手の言葉そのものには言及せず、暗示していただけのようでしたし、マテラッツィ選手自身は、政治的人種的発言や、母親への侮辱はしていないと語っています。FIFAもこの問題をこのままに出来ず、両者を呼んで事情を聞く事になるようです。FIFAは、ヨーロッパ各国リーグで観客などから露骨な人種差別のヤジが飛んでいたということで、このドイツ大会で「反人種差別」を掲げていました。フランス、ドイツをはじめ、ヨーロッパでは移民などの社会問題がここ最近、顕在化して来ています。なんだか時代精神が嫌な方向に向かっているのかなと感じます。

 この日本でも北朝鮮のミサイル連射以来、「敵地攻撃能力の検討」など不穏な発言が続出しています。また国連での日本の北朝鮮制裁決議案提出の動きは、各国国連大使が驚くほどだそうですね。気配りと調整に努力していた以前の姿とは、かけ離れた頑なさが際だつ動きと見られているようです。一気に突っ走って転ばぬ保障はないのですから、頑なさではなく、柔軟さも必要ではないかと思うのですが。。。

 ひっ迫した世の中にならないように、我々市井の民は空に浮かぶ雲でも眺めている事にしましょう。付和雷同しないように。

(追記)FIFAランキングで、NIPPONのランクが49位へ急落。ランク算定基準の変更で、アジア勢総崩れですねぇ。。。次回南アフリカ大会への出場枠がどうなるか、気になるところです。