2009年8月30日日曜日

一言への追加(笑)

各種メディアの事前予想通りに、民主党の圧勝に終わりそうな総選挙結果ですね。これまでの自公政権による傲慢で強権的手法と民心に反した政治手法をみれば、当然と言えば当然の結果ではあります。
「風」や「雰囲気」という捉え方をしている限り、巻き返しは出来ないでしょう。
小選挙区制度の特性で、初めてドラスティックな政権交代を実現出来る事が分かった市民は、今後同じような投票行動をとるのだと思います。つまり、怒濤のような圧勝を決めた民主党にも同じような事が起きうるという事です。

ただ、ともすると政党が民心を得る為に迎合するようなポピュリズムになる危険もある訳で、国民に負担を強いるけれど、必要な政策を実現させなければならない時、どう納得させられる説明を出来るか、その能力の優劣も大事になると思います。

それにしても、小選挙区制というのは、二者択一になりやすいという事を鮮明に示しましたね。それに小選挙区、比例区の重複立候補という今の仕組みは、どうしても納得出来ないものがあります。重複は禁止すべきだと思いますけどねぇ。

今日は一言

とにかく今日の審判で、清潔どころか、犯罪すら厭わない集団である 公明、また似非宗教、支離滅裂な主張のコウフク及び超保守派の候補者達が全員落選する事を祈っております。

2009年8月26日水曜日

政(まつりごと) つらつら考えた事

ソ連邦の崩壊で社会主義革命が独裁とほとんど変わらない国家を生み出し結局失敗に帰したことから、既にいわゆる「革命」は幻想に過ぎなかった事を明らかにしたと思います。左翼と言われていた政治勢力が昨今勢いを失っているのは、その為でしょう。

しかし、自由主義に基づく政治体制もまた、貧富の格差を克服する手段とは言えず、これからは「〜主義」にとらわれず、各人が選挙によって国家関与と個人の自由度を、いかにバランスよく保つかを選択する時代に入ったとも言えます。

そう考えると、この総選挙で大勝が予想されている民主党ですが、党内事情は自民党とほとんど差異がない考えの人物も多く、基本的な部分では保守的な傾向があり、リベラル的要素を政権に反映出来るのか、かなり疑わしく思います。多少、自民党より中道寄りだという違いにしか過ぎません。

今後、社会的弱者を出来るだけ生み出さない政治体制をどう構築していくのか、これは単に政権をどの党派に委ねるかだけの問題ではなさそうです。左翼を自認している人たちは、過去の理念に縛られていては、現状を打破出来ない事を知るべきでしょう。

今夜はこんな事を考えました。

2009年8月24日月曜日

言動と行動

人というのは、物言いやその内容そして行動に、その人となりが反映されるものです。
例えば麻生太郎氏。失言や舌足らずな物言いが多いのは、正直に言ってしまうからでしょうが、一国のリーダーや国の命運を握る議員としての資質としては、適格性に欠けるとしか思えません。正直さは、考えの浅さを示す場合もありますからね。その口の軽薄さがまた出てしまったのが、昨夜学生との対話集会での発言「金がねぇなら、結婚しない方が良い。俺もそう思う…」云々でしょう。
全く懲りてないと言うか、学習能力を持ち合わせていらっしゃらないんですね。最後の最後まで。(笑)

また、同じく田母神とか言う元航空自衛隊の幹部の言動や行動も同じですね。広島原爆忌に被爆者の気持ちを逆撫でする活動や選挙応援で広島の平和記念式の参加者について、事実に基づかない中傷発言をするなど、全く狂信的なものに取り付かれているとしか思えません。事実をねじ曲げ、己の妄信を発言してしまうのは、いくら言論の自由があるとはいえ、許される事ではないでしょう。

昨今の世の中、なんだか言った者勝ちみたいな風潮がみられますが、真(まこと)しやかに作り話をする人物の発言に誑(たぶら)かされないように気をつけなければなりませんね。

2009年8月21日金曜日

自民党の今後

小泉氏のいわゆる「郵政選挙」で政治理念がないがしろにされ、多くの有象無象が当選してしまった結果、自民党内の政治理念がぼやけ、政治家の資質も落としてしまった気がします。そしてそれが総選挙前の混乱の一因にもなっていたのでは?とも思います。

反小泉派としては小泉改革の負の遺産対処の結果として、立てるべき政治理念はより右寄りにシフトせざるを得なくなった。なぜなら、有象無象は「変えろ、変えろ」の改革推進派が大部分を占め、『変革」を訴える民主党に対抗する為にもそうせざるを得ない。そして小泉チルドレンは公認に際して、冷遇されることになったのだと思います。

この選挙戦の最中、麻生氏自ら「真の保守」を目指すと言うのがありますね。「保守」というのは「旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとする事(広辞苑)」ですから、変える事に力点は無く、変えない方へ力を注ぐという事でしょう。つまり、現状を維持し、諸々の事を固守したい訳ですね。それなら、よく分かります。安倍氏などは、その最右翼とも言えるでしょうしね。

そう言えば、安倍氏の祖父である岸信介氏が総理大臣在任中に起きた60年安保闘争の時に、デモ隊抑止、もしくは攻撃の為に警察、右翼団体のみならず、ヤクザ組織(暴力団)まで動員して使っていた事はあまりにも有名な話です。

選挙の結果、どれほどの人数が返り咲く事が出来るか、そしてどんな人物が戻ってくるかにもよりますが、危険な事ですが、超保守化する可能性もありますね。まぁ、そうならない事を祈りたいですけれどね。

何はともあれ、平和で住み心地の良い国づくりをリードする政党へ政権は引き継がれて欲しいものです。

総選挙情勢調査by朝日新聞

この調査によると、民主への雪崩現象とも言える結果が出たそうです。政権交代を望む私ですが、何か奇異な感じを持ちました。幾人かの前自民候補者も有利な位置に登録されないが故に、離党して他党から出馬する輩も出現する始末。小選挙区制という一者選択しかない制度では、接戦、もしくは大差になる結果が出やすいのかもしれません。死票が多く、小選挙区制というのが国民の意思を正確に反映出来ない仕組みになりうるというのもあります。

いろいろ課題もありますが、前回の小泉チルドレンなる有象無象を生んだ選挙時と同じ内容になるのであれば、これはもう何をか言わんやです。政権交代がブームのような現象で生まれても、何も生み出さない政権しか誕生しない気がします。
あと10日間で真っ当な政権を作れるような人物あるいは政党を選べるように、しっかりと考え、検討しなければなりませんね。

2009年8月18日火曜日

衆議院選、告示

解散からの長い長い前哨戦から、やっと告示日を迎えました。解散が大昔に思える程です。

沈没寸前の船から一目散に逃げ出す鼠のように自民を離党して、他党へ鞍替えする輩が目につく今日この頃です。当選する事が目的化してしまうような政治家ってのは、考えものです。ろくでもない政治家にしかならないでしょう。

それに今回訳が分からない団体が政党を作り全国に出馬する様子です。撤退すると言ったり、再び出ると言ったり。もう滅茶苦茶な団体ではあります。こんな団体がバックにあるような政党はもう懲り懲りですね。既にそんな政党が前与党に組みしていたりしていたのですが、偶像崇拝するようなところは、政治から手を引いて欲しいものです。

話題は変わりますが、今年は夏が来た実感がありません。あまりにも長い雨期(かつては梅雨と言ったらしい)のせいで、夏空に出会うことがほとんどありませんでした。もう朝方は秋のような涼しさが訪れています。でもすっきりとした涼しさではなく、曇りがちな空のようなじっとり感が付属している涼しさです。

政権が変わることはまだしも、天候がこうも変わるのは気がかりですね。

2009年8月17日月曜日

100m 9.58! Usain Bolt 強烈な世界新記録

07年頃に、100mの記録について、早稲田大学の鈴木教授が計算上の推定で、2360年以降に8.99秒が出る可能性を示していましたが、「種が変わるなど地殻変動が起きない限り無理」というコメントでした。
また明海大学の岡野教授は超人出現の仮定の上で、9.25秒を予測しながら、「9.60〜65が限界だろう」と推測されていました。

ところが、北京オリンピックに現れたUsain Bolt選手はゴール前横向き走りをしながらも9.69の新記録を出し、観衆の度肝を抜きました。そして今回のベルリン世界陸上でゴールまで走りきり、驚愕の9・5秒台へ突入したのでした。

学者の推測を良い意味で裏切る今回の記録更新は、人類の肉体の限界の底知れなさを示したとも言えるでしょう。
それにしても、凄い走りでした。

2009年8月16日日曜日

天災?続発の雨期

かつての梅雨という呼び方より雨期と言った方が良いような気象ですね。今年の雨期には豪雨、土石流、洪水、竜巻、地震と、このところ天災が続発しました。
中でも、洪水に見舞われてしまった兵庫県の旧佐用町は昔学生の頃フィールドワークで通った土地でもあり、他人事ではありませんでした。当時お世話になった方々は、既に故人、もしくは高齢者になっておられるでしょうが、被害が軽微である事を祈る思いです。

思いもよらない雨量であったにしても、短時間のうちにあれ程の増水になるというのは、水系沿いの山林の保水力がほとんど無いに等しいと思えてなりません。戦後拡大造林されて杉、檜の人工林に覆われた山々が、もう数十年続く林業の低迷によって、間伐などの手入れをされる事なく放置され、放置単純林の持つ脆弱性がこのところの気象変化によって顕在化していると考えた方が良いように思えます。防府市の土石流をみても、山の谷にいくら砂防ダムを作ったところで、大規模崩壊には対処出来ないことは明らかです。放置人工林を健康な森林にする根本的な対処が必須な事でしょう。甚大な被害額を考えれば、健全林化への支出の方が経費的にも見合うと思います。

これまで農林業への有効な政策提示をしてこなかった今までの政治、政権のあり様も考えながら、来る30日には投票に向かわなければと思っています。

2009年8月7日金曜日

梅雨明けした??

4日九州北部も梅雨明け宣言が出ましたが、空模様は相変わらず夏空とは言えない鬱陶しい雨空が続いていましたが、今日やっと夏空らしい青空と対面出来ました。
立秋に梅雨明け?と異常です。
これでは農作物などへの影響が相当出るでしょうね。既に野菜の不作も各地で見られるようです。

さて、我々の世代にとっては、お姉さん的マドンナだった大原麗子さんの孤独死が報じられました。
映画やTVドラマはもとより、洋酒のCMの中で彼女が演じる女性にほのかな思いを寄せた男どもも多かったのではないでしょうか。
「少し愛して、長ぁ〜く愛して」の名キャッチフレーズはくっきりと心に刻まれています。
そんな可愛らしい女優であり大スターの彼女が、難病と闘い、人知れず亡くなったというのは、世の無常を感じます。

2009年8月2日日曜日

間延びさせたいか? 総選挙

破れかぶれな解散のせいで、解散日から一ヶ月も先に設定された公示日。
投票日は更にその12日先。
普通だったら、間延びしそうな間隔ですが、
民心が離れた今では、どんな戦略も通用しないでしょう。
負け勝負の傷をどこまで小さくできるのか、
これしかないと思いますね。

かたや、政権奪取を意気込む民主党は
傷ついてしまったこの国の治療処方箋を
信頼出来る内容として我々に提示出来るのか、
そこが結果に結びつくかどうかの要です。

はからずも、今回の麻生さんの動きが
今まで自民党政権が作り上げてきた
業界系統を通して、金を流す政治のやり方を
露にしたと思います。

民主党の主張は、その金の流れを変えるようにも見えますが、
さて、本当に実現させられるものに仕上げられるのか、
見物です。

この国の様は、隠れた腐敗が進行し、
度し難い所まで来ているのですが、
それも一党支配が長く続き過ぎた結果。
政権が移動しない政治の結果でもあります。

緊張感のある政治、行政チェックの為には
政権交代というのは、必須のことでしょう。

2009年8月1日土曜日

梅雨だくは、要りません!!

7月も最終日。
にもかかわらず、未だ梅雨明けず。
そろそろ明けそうな気配ではありますが、
梅雨だくし過ぎで、福岡や山口では大被害です。
今年はここ熊本ではそれほどではありませんでしたが、
降り続く雨は、コリゴリです。

これを書いている途中で
NASA TVでエンデバー号の着陸中継を見ました。
あのコロンビア号の事故も中継映像を見ている時に起き、
衝撃を受けたものです。
先端技術であればこそ、思わぬ危険も生ずるでしょうから、
無事着陸して、何よりでした。

upするのが、半日遅くなりました。(汗)