2008年7月24日木曜日

サッカーU23代表壮行戦

オーストラリアに不用意に先制されたものの、攻撃のリズムも各ポジション同士の連携も日本の方が上回っていて、久々に気持ちよく観戦することが出来た試合でした。

同点に持ち込んだ最初の得点シーンは特に素晴らしく、サイドから抜いた内田がセンタリング。それを森本が絶妙に横に流し、それを上がってきた香川がけり込んだのでした。ゴール前でのこんな華麗な連携はフル代表でもなかなか見ないものです。そして終了直前に岡崎のヘディングで逆転。ほんと、気持ちよかった。

五輪のグループリーグはオランダ、ナイジェリア、米国と強敵ばかりですが、畏れず、怯まず戦って欲しいものです。

2008年7月22日火曜日

昔は良かったと言うことではありませんが‥

雨季が終わって、熱波の季節が到来しました。庭では蝉時雨も盛んです。温暖化が言われ始める前は、この時期優勢に聞こえていたのは、「ジリジリジージー」と鳴くアブラゼミだったのですが、今は「ワッシワッシワッシ」と鳴くクマゼミの音があふれています。以前は樹木のそこここに止まっていたアブラゼミをほとんど見かけません。

子供の頃、夏と言えば蝉とりを自作の網でしたものです。アブラゼミは樹木の低いところにもたくさん留まっていて、簡単に採れたました。クマゼミはアブラゼミより警戒心が強く、しかも樹木の上部にいることが多く、アブラゼミより大きく翅脈が緑がかり透明で、捕獲した時は貴重品を手に入れたような感覚を覚えました。そのクマゼミが今は場所によっては、低木の枝に鈴なりに留まっていたりします。南方系のクマゼミの適温になっているということでしょう。

蝉とりなどの他は、もう川遊びですね。当時、学校にプールがあるのは都市部くらいで、田舎育ちの私たちの泳ぎ場は、もっぱら川でした。一応、学校から遊泳にむく場所が指定されていて、増水などの危険がない時には「白旗(だったと思う)」が掲示されていました。遊泳禁止の時は、赤旗でした。学校から委託された監視員さんもいたような記憶があるのですが、そこは長閑な昔のこと、常時監視しているはずもなく、旗を立てに来る時くらいしか、いなかったのではないでしょうか。

そこは瀬や淵があり、深いところは3メートルくらいはありました。もちろん魚も多く生息していて、素潜りしながら、これもまた自作の矛で魚を突いたり、身体が冷えると日射で温もっている大岩で甲羅干しです。親が同伴するということもなく、近くのガキ大将を中心に、子供だけて遊んでいたものです。今の時代から見れば、考えられない危険だらけと言うことになるかも知れません。しかし当時は、親たちも、もちろん私たちもそれが当たり前という意識でした。

ニュースサイトを見ていたら、こんなニュースが報じられていました。死亡事故を受けての措置だそうです。責任追及をおそれるあまりの過剰な反応としか考えられませんが、それにしてもこんな対処しか出来ない福島県教委って、必要なのでしょうか?人間を育てる覚悟というものが感じられない対処法です。大分県教委といい、教師集団を統括する部門がこの程度では、この先、教師に教えを請うのではなく、自学自習で世界を知るしかなさそうです。

2008年7月19日土曜日

統治すると言うこと

チベット暴動武力鎮圧で批判に曝されていた中国で大地震が起き、結果チベット問題は雲散霧消的に消し飛んでしまった。そして北京オリンピックで国威発揚へ全力傾注なのだろう。

チベット問題だけでなく、地震被害者の救援や校舎倒壊問題追求でも当局の強権発動が見え隠れしている。やはり民主化が言われている中国の独裁体質は、一党独裁国家であることを如実に物語っていると言うことだろう。

大地震で校舎が倒壊した実態やその親たちの手抜き工事への抗議行動を表沙汰にしたりして、当局を批判することは、「国家転覆罪」や「国家機密漏洩罪」で逮捕されることになるらしい。よほど中枢まで腐敗や不正が浸透しているのだろう。強権で押さえつける姿によって、そのことが逆に大きく照らし出されるのだ。

さて、日本である。情に絡め取られて、腐敗のネットワークに組み込まれるのは、大分であれ、どこであれ、あり得ることだ。大分で明らかになった教職員不正(捏造といってもいい)採用は、他県においても、そこの担当者がいくら否定しても信じられるものではない。、社会保険庁をはじめとして、各公的機関の不正、怠慢、隠蔽の実態の顕在化によって、信頼できるものだという根拠がどんどん失せている。その内、統治機構そのものに対する不審が増大しそうだ。

政権の交代があっても、どこまでこの国の暗部をえぐり出し、少しでもまっとうなものに出来るのか、はなはだ心許ない。「同じ穴の狢」の誹りを受けない自信が、民主党をはじめ野党にどれほどあるのだろうか?

2008年7月18日金曜日

NO政と野茂選手引退

雨季(梅雨という情緒的な言葉で表せるような気象じゃない)が終わると、強烈な暑さが襲ってくるようになりましたねぇ。

天井知らずに上がる燃料。そして、小麦、コーンの価格上昇。それもこれも全てアメリカの資本、政策によるところが大きいんです。全国の漁師さん達が一斉に休漁しました。漁業だけでなく、農業も林業ももはや限界に近づいているようです。今までの政権党や農林水産省という第一次産業の政策立案する政府機関が、かつてまともな政策や展望をしてこなかった(出来なかった)ツケが、今ハッキリと顕在化してきたとも言えます。まさに陳腐な表現ですがNO政ですね。

命の源である食料の供給を外国、特に米国に依存する現状は、命を無条件に外国に預けている状態です。一次産業を担う力が失せた国は、滅亡する命運なのかもしれません。さて、我々はどうすべきなのでしょう?あなたは、どうします?

話題は変わって、昨夜のニュースで野茂英雄選手が引退を表明したそうです。私は野球にはさほど関心はないのですが、野茂選手やイチロー選手の戦績には注目していました。

特に、先駆けとして野茂選手が大リーグにチャレンジした姿には、大きな期待と勇気を感じたものでした。そして素晴らしい活躍に感動したものです。本人は引退には「悔いが残る」と語ったらしいですが、スポーツ選手の宿命とも言える力の減退には、逆らえないのかも知れません。悔いは残っても、我々に見せてくれた勇姿は、今後も語り継がれていくに違いありません。

野茂選手!!本当にありがとう!お疲れ様でした。

2008年7月13日日曜日

不正蔓延

偽装、不正、犯罪が大流行中の日本国ですね。

今は亡き元首相の角栄氏を頂点として、国、地方、官民を問わず、また政治、行政、司法、教育など分野をを問わず、腐敗の水脈が途切れもせず、この国のあらゆる分野に拡がっている様子を見せています。

今その焦点が当たっているのは、大分県で発覚した教員採用での恒常的、組織的不正ですね。このような不正採用ってのは、大分だけに限らず、他所にもあるのでは?と思います。口利き採用は至る所で囁かれているのではないでしょうか?どう思います?

まぁ、民間企業では縁故採用って結構ありますね。理由は色々あるのでしょう。素性が知れている方が安心とか、いきなり辞めにくいとか、色々。しかし金が絡
んでいなくても、そう言う情実にもとづくことをしていると、将来的には企業に危機を呼び込むような気がします。灰色の噂となって、組織を堕落させる気がし
ますからね。

それにしても、一人あたり2百万の口利き料だそうです。金を渡して依頼した側も得た側もどちらも教職に就いているか就いていた人達ですよね。そんな人達が子供達にはどういう教育を施していくのでしょうか?

「建て前と本音を上手に使い分け、必要な時は法律なんて意に介す必要はないですよ。見つからなければ何をしても良いのです」とでも子供達には言うのでしょうね、きっと。

とくかく、こんな事件が子供達の心にどれくらい影響があるか考えるだけで、空恐ろしい気持ちになる昨今です。