2006年4月25日火曜日

殺すということ

 毎日、毎日殺人事件のニュースが絶えない。大人だけに限らず、子供までが他人の命をいとも簡単に奪い去っていく。しかも、その理由が怒りにまかせてという、何とも言いようがない理由が多いのは、何故か?

 色々な分析が加えられているが、要は「我慢ができない」「感情の抑制が効かない」のではないか。それに、「自分自身の命の実感」が希薄なのではないかと感じてしまうのだが。。。いくら言葉で「命の尊厳」を繰り返しても、その実感がないのでは、どうしようもあるまい。他の動物では、同類同士殺し合うのは、稀である。人間だけが同類をたやすく殺す。

 人間の特徴を「考える脳を持つ」という表現があるが、私は思う、「感情の暴走を許す生き物」だと。感情が豊かになった分だけ、そのコントロールも難しくなったと言えないだろうか?だからこそ、コントロールする術を身につけなければならないのだと思う。

2006年4月20日木曜日

強風、波浪、緊張

 昨夜から風雨強く、今朝は雨は上がったものの、一日中強風が吹きまくっていました。 天気図を見ると台風並みに発達した低気圧が日本を通過していたからでしょう。日中は風の音が続いて、時折突風も。

 海もさぞかし時化ていたでしょう。その海、日本海が今、ある岩礁島の帰属問題で波がうねり、まさに時化になっています。日本名「竹島」韓国名「独島」が、その島です。この問題の詳細について、ここで取り上げるつもりはありません。ただ、日本にしろ、韓国にしろ、ナショナリズムの激情で対処すべきではないと言うことです。領土に関する事柄だから、簡単ではありませんが、お互いが知恵を出し合うしかないと思うのですが。。。

 「韓流」にみるように、やっと侵略時代の怨念が解け始めたと思ったとたん、歴史教科書やこの領有権問題で、韓国との交流が冷えていくというのは本当に残念です。

2006年4月17日月曜日

IP電話ソフト skypeがついに\(◎o◎)/!

 「skype」が、ついにNHKのニュースに取り上げられた。「skype」のユーザー同士ならば、世界中に無料で電話をかける事ができるIP電話ソフトだ。ユーザーがが爆発的に増えているからニュースにもなったのだろう。

 私も使い始めて既に1年半以上になるのだが、通話品質、送受信データのセキュリティー共に満足している。webカメラを付ければ、テレビ電話も可能。ただし、映像の送受信にはPCにある程度のスペックが要求される。「会議通話」を選択すれば、10人と同時通話ができるし、使い方はそれこそ自由自在だ。固定電話、携帯電話にも、プリペイド式で有料ではあるが、市内料金程度でかける事が出来る。

 それにしても固定電話だと数千円~数万円もかかっていた料金が、一気に無料で話せる事になるのは、一種革命的な出来事だ。Internetの普及によって、今までの枠組みが劇的に変化を余儀なくされている。良い事もあるし、その反面も当然ある。

 しかし、新しい技術、アイディアで、今後どのようにこの世界が変わっていくのだろうか?様々な可能性がある事だけは確実な事と云える。

2006年4月15日土曜日

雨、たまーに晴れ?

 周期的に変わるのが春の天候ではありますが、変わりすぎと思いませんか?何となく気持のスッキリしない日が続いています。
 「変わる」と言えば、民主党の党首になった人も宣言してましたねぇ。「這っても黒豆」式に過ちを認めない官僚にも反吐(へど)が出ますが、猫の目のように態度、信条を変えてしまう政治家にも愛想が尽きてしまいます。まだ、天候の変化の方が耐えられます、ほんとに。

 国の政治家の方も問題山積ですが、地方の弱小自治体の方も惨状見るも哀れなりと言った感があります。地方議会選挙が行われたりしても、「人材窮乏し」という有様で、ますます未来への展望も見えない状態の所も多いのが実態のようです。

 そうそう、東京の教育委員会が都立高校の校長に対して、「職員会議で、挙手や採決での意思確認はするな」という通達を出したそうですねぇ。校長の意思決定権を拘束する事になるからだそうです。「えっ?」という感覚を抱いた私は変?(笑) 民主主義って、多数決が原則じゃなかったんですか?校長が決した事は、全て正しいのか?って、素朴な疑問が。。。要するに、大して力量もない人が、教育委員会から指名されて校長になっている証しなのでしょうね。知事を頂点にしたピラミッド式支配構造の構築でしょう。まぁ、東京では独裁者指向のお人が、てっぺんに座っているのだから、そういう状況が生まれてしまうのも仕方がないのかもしれませんね。

 うーむ、なんだか、本当に憂鬱になってきてしまいました。今の世相、なんとなく、いやぁーな雰囲気です。口直しが必要ですねぇw 口直しにはなりませんが、雨の雰囲気の写真アップしときます。

2006年4月14日金曜日

なんとなく、*<>*ボー

  春ですねぇ。。。だから頭がボーっと(笑)
だから、花でも載せときますw

野の花も、よく見ると可愛らしいものが多いですよね。
オドリコソウは、ほんとに編み笠をかぶった踊り子そのものです。

2006年4月10日月曜日

山岳事故について

 このところ山岳事故のニュースが多い気がする。遭難者の年齢を見ると、我々の時代と違い、中高年が多い。これは山岳雑誌を見ると分かるが、中高年の登山ブーム(と言ってもいいだろう)の中で、その年代の登山者が増えているからだろう。私も30代までは冬山も含めて、かなり山に没頭した方だ。その経験から見て、事故の多さが気になる。

 冬山に入るには、それ相応の技量が要るのだ。他シーズンの入山域の経験は当然として、ザイルワーク、ピッケルワーク、滑落停止技術、アイゼン歩行等々、習得すべき技術が多く、その他にも気象判断、雪質、雪崩の知識など総合的判断力が求められる。周到な事前準備が必要なのだ。

 そうした技術、技量をもったベテランでさえ遭難してしまう事があるのが冬季の山なのだから、未熟な技量では遭難の確率は確実に高まる。ニュースにみる遭難者が全て未熟だとは言えないが、単に天候の急変だけが要因とは思えない事故が、多いように感じるのだ。

 退却の判断を渋らない、自分の技量を過信しない。山の鉄則だ。

 天候が安定した時の冬山の美しさは、喩えようがないほど美しい。しかし、いったん荒れると命の駆け引きさえしなければならなくなってしまうのだから。

2006年4月8日土曜日

陽射し、戻る?^^

 今日、久し振りに朝から陽射しが戻った。雨続きだったので、ちょっと気分も良くなる。

 ところで、またもや政治の話で恐縮だが、
小沢一郎さんが民主党の党首に決まった。自民党の元幹事長だ。と言うより、自民党の田中派以来、自民党の中心にいた人物だ。まぁ、民主党自体に元自民党所属の議員が多いのだが、離合集散が政界の常とは言え、どうなんだろう?と思ってしまうのだ。

 こんな話はこれまでで。w
写真は、朝陽が薄い霧に放射しているところと、夕刻の太陽を撮してみた。曇り空より、やはり太陽は良いものだ。

2006年4月6日木曜日

雨の合間に(春の花3)

 嵐の後、つかの間の晴れ間を見せたものの、再び雨。北の方ではまだ雪さえ降っているとか。今宵はシトシトと降る雨だ。
「月様、雨が。。。」
「春雨じゃ、濡れて参ろう」
などと芝居を気取るような霧雨ではないけれど。

 それにしても、日本語には雨を表す言葉が多い。ざっと上げても氷雨(ひさめ)、小糠雨(こぬかあめ)、驟雨(しゅうう)、通り雨、梅雨、篠突く雨(しのつくあめ)、むら雨、時雨(しぐれ)、秋霖(しゅうりん)等々。とにかく様々な表現を持って表している。さすが四季折々に降る雨の様相が異なっており、それがまた人の暮らしの営みに密接に結びついているからなのだろうか。
ある状態を的確に表すためや情感を込めるためなど、必要に迫られて作られてくるのだろう。

さて、今の私の心の有り様を表す言葉は?(笑)
いや、今のあなたの心を表わすには、どういう言葉を使いたいですか?
(写真は、「ツツジ」と野の花「フウロケマン」です)

2006年4月2日日曜日

闇夜の桜

 今宵、夜半から風雨が激しくなると言う予報だったので、せっかく咲いている桜の花を画に撮りに、闇夜ではあったが、近所の桜まで行ってみた。
 暗闇の中でフラッシュの光に浮かび上がる花々は、何とも妖艶。暗闇の中で愛でる花は、桜の他にはないように思う。何やら妖しげで、狂おしくも感じてしまうのは、ちと、思いこみだろうか(笑)

 何はともあれ、風雨に乱される前に画に納める事が出来た。

2006年4月1日土曜日

3年も過ぎていますが。。。

 米国とその同盟軍がイラクに攻め入って、既に3年も過ぎました。日本の自衛隊(?)もイラクに駐屯し始めて、2年以上過ぎていますよね。「大量破壊兵器の保持」を理由に侵攻を始めたわけですが、それは当初から曖昧な事であったわけで。探し回った末に、それらの兵器はなかった事があきらかになってます。

 イラクの前に攻め入ったアフガンでも、いまだに米軍は戦闘を続けており、次は、イランだそうで。まるで対アラブ全面戦争の企図すら感じます。すでに忠犬になったアラブ国には攻め入る事はないでしょうが。儲ける目的のためには手段を選ばないと思える行動です。忠犬日本は、行動を共にするのでしょうか?

 日本の小泉さんの言動、行動を見ていると、対アジアへの姿勢と米国に対する態度の違いに、自尊心とか「愛国心(?)」のかけらも感じられないのですが、それは私の感性異常なのでしょうか?つまり、対アジアに対しては、戦死軍人の「御霊」とやらを祭る靖国神社に参拝することを「干渉」だと言い、どことなく居丈高に見え、対米国では、まさに忠犬と見まがうばかりの言動、行動ですからね。独立自尊の気概が見えず、媚びへつらっているようにしか、見えないのです。「吹けば飛ぶような日本の国よぉ~♪」と、心の底では思っているから、屈折した反応になっているのでしょうか?

 もちろん、気概だけで政治が出来るとは思っていませんが、緻密な外交戦略があるとは、到底思えないのです。今の対アジア、特に中国、韓国に対しては、感情的嫌悪で対していると思えてしまいます。国内政治に関しても、小泉さん登場で幼児化したものを感じます。これは、国民自体がそうなっている証しなのかもしれませんが、どうでしょう?小泉自民党に対する野党民主党にも同じ事が言えますけどね。思い通りにならないと、激しい反応をみせる人が多くなっていると感じるこの頃です。もう少し心の遊びが必要だと思うのですけどね。

 時は春。イラク、アフガンのみならず、争いで血が流れずに済む穏やかな時間を、彼の国の人々がおくれるのはいつになるのでしょうか。人間の性で、そんな時は来ない?とは思いたくはないですが。。。