2006年4月10日月曜日

山岳事故について

 このところ山岳事故のニュースが多い気がする。遭難者の年齢を見ると、我々の時代と違い、中高年が多い。これは山岳雑誌を見ると分かるが、中高年の登山ブーム(と言ってもいいだろう)の中で、その年代の登山者が増えているからだろう。私も30代までは冬山も含めて、かなり山に没頭した方だ。その経験から見て、事故の多さが気になる。

 冬山に入るには、それ相応の技量が要るのだ。他シーズンの入山域の経験は当然として、ザイルワーク、ピッケルワーク、滑落停止技術、アイゼン歩行等々、習得すべき技術が多く、その他にも気象判断、雪質、雪崩の知識など総合的判断力が求められる。周到な事前準備が必要なのだ。

 そうした技術、技量をもったベテランでさえ遭難してしまう事があるのが冬季の山なのだから、未熟な技量では遭難の確率は確実に高まる。ニュースにみる遭難者が全て未熟だとは言えないが、単に天候の急変だけが要因とは思えない事故が、多いように感じるのだ。

 退却の判断を渋らない、自分の技量を過信しない。山の鉄則だ。

 天候が安定した時の冬山の美しさは、喩えようがないほど美しい。しかし、いったん荒れると命の駆け引きさえしなければならなくなってしまうのだから。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

美しいものにほど、危険が多いのかもしれないですね。

山や草花のような自然なものにせよ、人工的に作られたものにせよ・・・

それに接する前の、周到な事前準備は、決して大げさなことではなく、必須なことも多々あるよね。

さて、ぶるの場合、「綺麗な女性」に接する前には、何か準備してるのでしょうかw? ウフフw

kurohyge さんのコメント...

>えみさん
(・o・)ゲッ!! ナニ?ソノ、ワダイ、ノ、フリカタww
ブルッテ、ダレヤロ?(爆)

匿名 さんのコメント...

…で、だれなん? ブルって^^ 犬? ぶるどっぐ??
うひょひょ^^ ごまも聞きたい、その準備とやらをwww

kurohyge さんのコメント...

>ごまさん
ン?シリマセンケド?(笑)
ジュンビ?ナンノコト?ww