2007年8月30日木曜日

夕焼けから

暑い日が続いています。それでも夕刻になると、多少肌に心地よい風を感じる頃です。そんな時、夕空が赤く焼けると、子供の頃の事を思い出したりするのは私だけでしょうか?青空夕焼けに染まる朱い雲で、海に浮かぶ島を連想していたものです。遙か遠い昔の事ではありますがね。(^^ゞ

夜になると、庭の各所からコオロギの鳴き声も聞こえ始めました。時折、キリギリスの声も交じっているようです。こんな宵は野暮な事など考えず、間もなく来であろう秋の風情に身を浸してみるのもいいものです。

2007年8月28日火曜日

月食 久々の画像付き

今日は皆既月食だった。あいにく東の空に雲がかかり、月の昇り始めは月影らしきものが見える程度。今回の月食は月の昇り始めから既に食に入っていて、赤黒 い月影でした。しばらく後、雲から食が明け始めた月が出てきたところで、デジカメで撮影を開始したのですが、電池が…… 辛うじて一枚だけ撮影出来たので すが、あまり良いショットは撮れず充電後に満月の月をパチリ。充電は事前に確かめておきましょうね。(^^ゞ

2007年8月24日金曜日

巨人、大鵬、卵焼き

今からおよそ45年前の子供達の好み三種だ。プロスポーツと言えば、野球、大相撲、そして力道山のプロレス、ボクシングくらいしか知られていない時代のことである。テレビもまだ珍しかった時代で、テレビを買った家には、近所の人たちが見に来たりしていたものだった。そのテレビで人気だったのが先ほどのスポーツだった。

今、その相撲の世界がいくつかの問題で揺れている。八百長疑惑と横綱・朝青龍問題だ。八百長疑惑は、もうかなり昔から漏れ伝わっていた事で、週刊誌で取り上げられる前から噂としてはあったものだった。しかし、今回の疑惑に対しては、相撲協会と現役力士達が民事告訴に打って出ている。以前の疑惑報道に対しては、ほとんど法的対抗手段には出ず、抗議だけにしていたと思うが、今回は自信があるというのだろうか?また国技とは言っても、相撲もまた興行物の常で、闇の世界との繋がりが過去にはあったと聞く。大相撲の世界にも様々に闇の部分があるのではないかというのが、私の印象である。

また、朝青龍問題は相撲人気低迷の中、外国出身の力士人気に依存する協会にとって、腫れ物に触るかの如き感がある。協会のメンツなどを気にするより、対処法も見出せない現状が、ますます人気低迷に拍車をかけかねない事に気づくべきだ。

2007年8月23日木曜日

甲子園、今年も感動!

今日全ての日程を終えた第89回全国高校野球選手権大会。公立高校の佐賀県立佐賀北高校が感動的な優勝を遂げて終了した。昨年も早実と苫小牧駒大高が心震わせる決勝を戦い、今年もまた佐賀北高と広陵高の素晴らしい試合だった。高校野球の面白さは、下馬評通りにならないところだと思う。今年、「特待生問題」で揺れた高校野球だったが、この佐賀北高が特別な待遇を受けずとも、事はなし得ることを証明したような象徴的優勝だったと言えるのではなかろうか。

私は特待生制度が高校野球に於いてもあって良いと思う。他の高校スポーツでもそれはあるのだから。野球だけ除外する方が奇異だと思うからだ。勉学での特待生制度もあるのだから。

ところで、夏の甲子園大会でいつも思うのだが、酷暑の中で激しいスポーツを実施し続けることは、問題ではないか?プロ野球ですら、夏場はナイトゲームではないか。いくら若いとは言え、気温が35度以上にもなる(グラウンド上では、40度以上になるのではなかろうか)場所で、ゲームを行わせる形式について、そろそろ再考すべきだと思うのだが。


2007年8月22日水曜日

イラクと参院選結果

マイケル・ムーア監督の「華氏911」をあらためて観た。アルカイダの攻撃情報をブッシュが無視したことやブッシュ家とサウジ王家との経済的繋がり、チェイニー副大統領が企業とイラク特需、9.11はアルカイダの犯行だったにも関わらず、いかにもイラクとの関係があるかの如きメディア操作等々、アフガン以降「対テロ戦争」というでっち上げのもくろみの元に無関係な国家が侵略され、無辜の民が虐殺されているのかが分かる。そのブッシュは泥沼化したイラクの現状を打開することは不可能だろう。地震の国家においてさえ、既に求心力は消え失せ、為す術がない。そのイラクはイスラム教分派間の内乱、対米テロがない交ぜになった大混乱状態で、イラク政府はただ形式上存在するだけになってしまっている。にもかかわらず、ブッシュは兵力増強でしか、今の状況ですら維持できないのが現状だ。

さて、日本はイラク特措法およびテロ対策特措法の下、陸自一年前にサマーワから撤収したものの空自による輸送、海自によるインド洋での燃料補給活動は継続している。今秋11月に海自の補給活動の法的根拠になっているテロ特措法延長期限が来る。米国からは政権、軍から継続要請が頻発している中、政権を担う自民は参院選で惨敗し、民主党首の小沢氏は延長反対をあらゆる場面で述べている。民主も前原元代表などは「継続すべき」派で、党内でどのような議論をし集約していくのか、政権奪取の前に党として政権を担えるかどうかの試金石になるだろう。財政危機という内政問題と成長と不安定さを抱える中国との外交関係をどのように作り直していくか、更に言えば米国との軍事、経済的関係から自立していく戦略を描けるかが、民主党に課せられた課題と言える。



2007年8月1日水曜日

鈍感と鈍感力

見事なほどの自民敗北の後、その総責任者である総裁安倍晋三氏は総理大臣を続投する意志を示している。選挙直後はポツポツとしか出ていなかった党内からの退陣要求も今日になって吹き出してきた印象だ。小泉氏が作り上げた官邸主導型という党を首相が党をリードするという方式も、敗北した安倍氏では通用しなくなってきたようだ。このまま総理を続けてくれた方が、野党にとっては好都合なのだが。。。敗北後であっても、「美しい国」を目指すらしい。彼が考える「美しい国」とは「政治資金は不透明に」「鈍感力こそ国の力」「お祖父さんが描いた国家像こそ、最も大事」と言うことなのかも知れない。

それにしても、安倍氏の感受性には驚くだけである。国会論戦を聞いていても些細なことには敏感に反応し過剰な反応を見せていたのだが、敏感に応ずべき事に対しては無反応か鈍いのだ。それに思い込みも強いと見える。参院選が終わってから、ボンボン大臣の赤城氏を更迭したが、今更どんな示しをつけて見せようとしているのか、皆目見当すらつかない。思い込みが強すぎて、まっとうな判断すら出来ないのだろうが、もはやダッチロールを起こしコントロールが効かない飛行機のようなものだ。あぁ。。これがこの国のリーダーだというのなら、何をか況わんやではある。