2011年10月20日木曜日

Muammar Gaddafi〜ついに殺害された事など〜

リビアで長期独裁政権を築いていたカダフィ大佐が、ついに故郷Sirte郊外での撃ち合いで殺されましたね。Aljazeeraの中継を見ていますが、殺された直後に民衆がカダフィの遺体を蹴り上げている様子が流れています。独裁者の最期というのは、結局このように民衆の恨みを買うのでしょう。イラクのフセイン、古くはルーマニアのニコラエ・チャウシェスク夫妻の最期を思い出しました。(どこかの国の都市首長が独裁をしたいようですが...)
しかし、エジプト革命以降のアラブ世界での民衆蜂起の連鎖が、王政独裁をひく国家にまで波及するのかは、まだ時間がかかるのでしょうね。

独裁以後の国家再建の道筋は、イラクやエジプトを見るかぎり、なかなか困難な様子です。リビア民衆は今歓喜に湧いていますが、これからの民主主義国家建設の道程の方が、独裁を倒すことより困難な事を痛感するでしょう。

今年は3.11以降、この国に於いては、行政と電力業界の癒着や腐敗が底なし沼の様なもので、どれほど我々が騙され続けていたのかが次々に明らかになって来まし
た。電力という市民生活に直結する公益事業であるはずの電力事業者が、これほど市民感覚からかけ離れていたのかと今更ながら憤りを覚えますね。

ちょっと難すぎる話題でした。^^;

秋も深まり、我が家の庭にある柿の木の葉っぱもやっと残り少なくなり、掃き掃除もちょっとだけ楽になりつつあります。今まで履き集めた葉っぱは一箇所に集めているのですが、山のようになっています。まぁ、一年もすれば腐葉土になるのですけどね。
まだAljazeeraの中継はカダフィの遺体の画像を画面の半分を使い映しています。日本に独裁者を産み出さないようにしないとね。では、今夜はこれにて。おやすみなさい。


2011年10月4日火曜日

駆け足で秋が。

落葉の季節ですね。朝夕の気温もここ数年続いていた10月の暑い残暑が嘘のような冷え方です。

落ち葉と言えば、樹齢100年以上の古い柿の木が庭にあるため、落葉が凄まじく、掃いても掃いてもきりがありません。葉っぱだけならまだましなのですが、今年は実が鈴なりの表年ですが、樹高も高く柿の実をとることも能わず、熟柿がボトンボトンと落ちまくりです。硬ければ集めるのも楽なのですが、熟柿はねぇ…

伐採も20年ほど前に考えたのですが、小学生だった姪っ子が「年取った柿の木を切らないで」という作文を書いたのを聞いて、枝を払ったくらいでそのままにしているのですが…^-^;

同じ落ちるものでも、柿の木の傍にある銀木犀の花の落下は、風情があります。広がった樹冠の下はまるでクリーム色の絨毯を敷いたようになります。早朝に起き居間のガラス戸を全開すると、その香りが部屋まで流れこんできて、清々しく気持ちいいものです。

今年はこの急激な冷え込みで、きっと素晴らしい錦秋となることでしょう。近いうちに紅葉狩りでも行ってみるのも良いですね。