2016年1月17日日曜日

たかがアイドル、されどアイドル?

 芸能界の動向など、どうでもいい私にとっては、いま騒動の渦中にあるSMAPがどうなろうと、全く関心ない。しかし、世間の多くはえらく高い関心を寄せているらしい。

 どうでもいいのだが、今伝えられている情報等から推測すると、4人の軽挙妄動が明らかになって、誠に思慮に欠け、知力のなさを正に世間に晒したと言うべきだろう。芸能界の尺度はそれ以外の世界とは違うから、そうしたメンバーたちであっても、あれこれ手をつくして、ここまで維持できてきたと言える。

 世間の耳目を集め、騒々しさを演出するのも、アホなメディアの仕事の一環でもあろうが、今、私達が注意すべきことは、そんな些末な芸能界の事などではない。いつどこで紛争や戦争に巻き込まれるか分からなくなった日本の行く末こそ、もっと関心をもって中止していくべき事象なのだから。

 ところが、この騒動に政財界のお偉方がご出陣らしいとあるではないか。芸能界からの政界進出も数十年前からあるから、政財界と芸能界もかなり密接な関係があるのだろう。政界人にとっては、票を得るための飾り物として。また、財界は言うまでもなく、コマーシャルなどで切っても切れぬ縁がある。

 まぁ、世間の耳目を日本の危機からそらし、自分たちの利害に直結しない分野に関心を集めるには、こうした事態は好都合なのかもしれない。