2013年1月31日木曜日

柔道界も大相撲界と同じ穴の狢??

日本代表クラスの女子柔道選手たちから暴力やパワハラで告発された柔道女子日本代表監督。そして監督もその事実を認めたにもかかわらず、全柔連のトップや執行部は戒告処分を課しただけで、監督を交代させることもなく留任させるとか。柔道界もやはり同じ穴の狢だったようです。同じというのは、大相撲界とと言うことですけどね。

きっと今後の展開も同様の経過をたどるのではないかと予想しています。当事者意識の薄さを物語った相撲協会と同様、コトの重大さに気づいていないようです。後追い処分の繰り返しになり、当事者能力を疑割れるようになることでしょう。

選手たちが「告発する」ほど追い詰められていたのに、その当人を今後も「監督」として続けさせるというのですからねぇ。普通の感覚じゃあり得ません。ひょっとすると、監督を誰に変えようが、同様の価値観の人間しか居ないからかもしれませんね。(爆)

この不祥事の前に、セクシャルハラスメント、もしくは暴行まで行った前大学女子柔道部の元男子柔道オリンピック選手もいましたっけ(苦笑)

感覚の古さといい、鈍さといい、本当に大相撲界とそっくりですね。

2013年1月30日水曜日

貴重な体験??〜医学進歩の恩恵〜

早いですねぇ...時の流れというのは。

 

 

もう年が改まって、ひと月が過ぎようとしています。

 

 

 

で、新年早々というか、先日貴重な体験をしてきました。

 

 

 

 

通常、「物を見る」というのは、角膜、虹彩、水晶体、硝子体を通過した光が網膜上に投射された像を見ているますよね。まぁ、当然のことを言っているのですけどね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、私はですね!!な、なんと、水晶体と網膜間の物体を見る体験をしたのですよ。

 

 

 

 

 

どういう事かというと、一言で言うと眼内手術を受けたということなんですけどね(笑)

昨年初め頃から急に左目の視力が落ちた感があり、夏のおわり頃にメガネを作りなおそうと、最寄りの眼科医院に検査に行ったのです。

すると、黄斑部に膜が張っているようだ。大学病院を紹介するので、そこで断層撮影などの精密検査を受けなさいとなり、眼鏡どころではなくなってしまいました。^^;

その検査の結果、先に言われた通り、視力が落ちた原因が「黄斑上膜」だったのです。

網膜、その中でも詳細に「見る』部分である黄斑部に薄い膜が張り付いた状態だというのです。それを「黄斑上膜」というらしいのですが、原因は加齢によって硝子体が変性し後部硝子体が剥離し網膜上に膜状に張り付いて、その後その膜が萎縮し、視細胞が規則的に並んでいる網膜を歪ませるなどして、視力低下や見え方が歪んだりするようになる病変だそうです。

ただ放置していても失明はしないが、視力低下がもっと進む可能性は高い。治療は手術しかないが、網膜に張り付いた薄膜を剥がすので、リスクは有ると言うことと、硝子体部分の手術をすると白内障が急に進行する事が多く、今の私の年齢と水晶体の状態(多少白濁し始めているとのこと)なら、同時に人工レンズに置換した方が良いという説明でした。そこで聞きたいことや疑問はすべて質問し、その返答を熟考し、手術することにしたのでした。そして、手術の過程で網膜を押さえるために眼内に空気もしくはオイルを入れる場合があるが、その場合は一日24時間下向き姿勢を保持した生活を、少なくとも二週間ほどしなければならないことなどの説明を受けたのでした。この下向き姿勢の保持というのが、私が予想した最も苦痛なことだったのですが…

ベッドが空いたとの連絡で、いよいよ手術のための入院となり、二日後手術となりました。

手術は局部麻酔で行われ、会話も可能。もちろん、顕微鏡下の繊細な手術ですから、頭部や眼球を唐突に動かすことは厳禁ですが、くしゃみなどやむを得ない時は、執刀医に云えば、対応してくれるので杞憂は無用です。

切開を始める前に眼球の洗浄および消毒がなされ、目を開いたまま瞼を固定され、麻酔注射。痛みは感じませんでしたが、異物を眼球の裏側に入れられるような違和感がしました。麻酔後、白目のところに3ヶ所ほど何かを刺された感じがして、そこから針のようなものを挿入されたように見えました。

前に書いたように2つの手術を同時にするので、人工レンズに置換するため、水晶体を超音波で砕いて吸い出しているように見える手術がまず行われました。水晶体が砕かれて行くと視界がぼやけ、時々振動体が水面に接した時に見られる波紋のようなものが見えたりしました。水晶体が入っている囊(のう)から水晶体がきれいに除去されたあと、人工レンズが入れられると、また光源がある程度クリアに見え始めました。さて、その後が繊細さを求められる硝子体除去と上膜除去の手術になるわけで、患者としても多少緊張しました。

この時なんですよ。硝子体を破砕し、吸い込んでいる針の先のような器具と、硝子体を除去したあと、視野の端に挿入されているやはり針状の器具から液体が注入されるところが見えたのです。その上、何と網膜上に張り付いている膜を剥がす時も、極小さな鉗子のような器具で、剥がされていくところがはっきりと見えたのです。まさにオブラートを剥がしているかのような薄膜でした。

剥がれた時、思わず「綺麗に剥がれましたね。はっきり見えました」と執刀医に言ったくらいです。

 

それから一週間ほどで退院して来たわけですが、手術後、左眼の視野をボカしていた膜がなくなったおかげで、以前と同じくらいはっきりと見えるようになり、医学の進歩というか、その恩恵を受けることが出来て、ありがたい思いです。

というわけで、新年早々、貴重な体験をしてきました。チャンチャン。