2011年11月27日日曜日

大阪W選に思う

今月27日に行われる大阪府知事、大阪市長のW選。橋下徹府前知事の市長選への鞍替えでW選となったわけですが、何だかよくわかりません。府市二重行政の無駄の排除などを理由に上げているらしいのですが、「都」にすることで無駄が省けるのでしょうか?方法は他にもありそうですけどね。

弁護士だけあって弁舌は立つようですが、納得させると言うより、言い負かす口のように思えます。また彼は鹿児島の阿久根市の前市長を支持していましたし、「独裁」を是としていますよね。何だか「衣の下に鎧」のようなきがするのですが...

前の世界大恐慌の後、ドイツでヒトラーが台頭して、ナチス・ドイツが生まれたのですが、今の世界や日本の状況は益々かつての大恐慌前夜の様相に似てきており、そういう経済的困難さが代わり映えしない状態を一気に変えたいという気風を醸成し、そうしたことが彼のような思い切りの良い発言や行動を「良しとする」世相を形成している気がしています。何だか危険な徴候ではないかと危惧しています。

2011年11月16日水曜日

ZacJapan 対北朝鮮戦

完全アウェーのスタジアムの中、グループリーグ敗退が決まっている北朝鮮は、ファウルと取られてもおかしくない激しいタックルや身体の寄せで攻めて来ましたね。それに天然芝とはボールコントロールが違う人工芝という慣れないピッチで、トラップミスが目立ちました。まぁ、日本は不倶戴天の敵国という意識でしょうから、どんな汚い手を使っても勝ちたかったということでしょう。
しかし、そんな相手であっても、余裕を持って勝てるだけの実力がまだ今日の代表メンバーには備わっていなかったということかも知れません。ZacJapanの初敗北が北朝鮮だったのは、ちょっと情けない気持ちにもなりますが、この敗戦を選手個々が肝に銘じて、更なるスキルアップの契機にして欲しいものです。

2011年11月12日土曜日

スポーツ関連ニュース雑感

A・Zaccheroni監督率いる日本代表がグループC予選リーグの対タジキスタンとのアウェイ戦で0:4のスコアで完勝。芝がまだら状にしか生えていないという悪いピッチコンディションの中、前半は1得点のみというちょっと物足りなさを感じさせるものでしたが、後半、それも終盤近くに3得点を追加し、やっと本領を見せた気がしました。この勝利でほぼグループ1位通過は間違いないでしょう。

ところでサッカーの話題ではありませんが、プロ野球の巨人軍では内紛激化のようですねぇ。読売グループのドンことナベツネへのプッツン憤激の巨人軍GMが大批判の記者会見。件のお方の老害は多方面に散見されますが、グループ会社であれば、その権力は「天皇」のようなもの?(笑)巨人軍GMのプッツン逆切れくらいでは、蚊が刺したくらいにしか感じていないのかも知れませんね。どうやら周囲にGMに同調する者はいないようで、オーナー(雇われママ?)も逃げのコメントを発しているくらいですから。

しかし、まだ巨人軍が日本プロ野球の象徴と思っている事自体に違和感あり過ぎです。まぁ、プロ野球よりサッカーをこよなく愛する私にとっては、どうでも良いんですけどね?^^; プロ野球がなくなっても、サッカーさえあれば、何不自由しませんから。

2011年11月5日土曜日

タイ国 首都水没〜進出企業への影響拡大〜

日本の豪雨水害では、急峻な地形ゆえ土石流や河川氾濫が頻発していますが、今年のタイ国の豪雨被害はかつて経験のない凄まじいもののようです。ついに首都バンコクの中心部まで浸水しているとか。元々平坦なデルタ地形のため、想定以上の雨が降ると今回のような水害につながるということでしょう。日本の場合は急傾斜の河川が多く、一気に海まで流れ下りますが、平坦な河川の場合は水流は緩やかで上流部で降った雨が河口部のバンコクまで到達するのにも時間がかかったようです。
それにしても、タイ王国の工業団地に数多くの日本企業が進出していたのだとあらためて知らされましたね。既に浸水のひどい工業団地では、ボートでしか水没した建物に近づけないとか。汚泥が入り込み精密機器を製造する機械類を再生させるのも、大変なことだろうと思います。進出時にこうした水害に見舞われるとは思いもしなかったでしょう。ただ、今後は温暖化の影響により、豪雨災害は増えると思われます。進出するにもインフラやアクセスのみにとどまらず、標高・地形などをチェックする必要がありそうです。

ウィルス感染〜防衛関連企業と衆院議員、参院議員公務PC管理の甘さ〜

米国国家防諜局が名指しで指摘したネットを通じた中国やロシアのスパイ行為。日本の防衛関連企業や国会議員のPCから情報を盗み取るウィルス攻撃を仕掛けたのも、中国国内からの攻撃を類推させるものだったようです。
パソコンのOSやプログラムは、WindowsにしろMacにしろ、未完のものだという認識のもとに利用すべきものです。OSはWindowsにおいては毎月セキュリティーアップデートが行われていることから明らかです。Macも定期的ではないものの、セキュリティーアップデートは適宜発行されています。つまり、どこにもbug(不具合)のないOS(アプリのプログラムも同様)は存在せず、必ずアップデートされたものに更新しつつ、セキュリティーソフトの利用は当然のこと、ウィルスやスパイウェア、その他諸々の細工されたネット上の危険に留意しながら、自己防衛を図っていく必要があります。
それにしても、最高機密を扱っているであろう防衛関連企業や防御システムがこんなに甘いものだったとは驚きです。巨大企業なだけに、末端までの社員教育が行き届いていないのかも知れません。またデータの流れを常時監視するシステムを構築していなかったのでしょうか?あまりにも杜撰だと云わざるを得ません。国会議員のPCウイルス汚染もセキュリティーの常識を知っていれば、かなりの確率で防げたものだったはずです。汚染を許した議員は、情報リテラシーやコンピュータリテラシーの不足と非難されても仕方ありません。
日本はかねてからスパイ天国と言われていたようですが、技術争奪がその国の命運をも握る時代に、こんなお粗末な状態では先が思いやられるばかりです。