2011年11月5日土曜日

ウィルス感染〜防衛関連企業と衆院議員、参院議員公務PC管理の甘さ〜

米国国家防諜局が名指しで指摘したネットを通じた中国やロシアのスパイ行為。日本の防衛関連企業や国会議員のPCから情報を盗み取るウィルス攻撃を仕掛けたのも、中国国内からの攻撃を類推させるものだったようです。
パソコンのOSやプログラムは、WindowsにしろMacにしろ、未完のものだという認識のもとに利用すべきものです。OSはWindowsにおいては毎月セキュリティーアップデートが行われていることから明らかです。Macも定期的ではないものの、セキュリティーアップデートは適宜発行されています。つまり、どこにもbug(不具合)のないOS(アプリのプログラムも同様)は存在せず、必ずアップデートされたものに更新しつつ、セキュリティーソフトの利用は当然のこと、ウィルスやスパイウェア、その他諸々の細工されたネット上の危険に留意しながら、自己防衛を図っていく必要があります。
それにしても、最高機密を扱っているであろう防衛関連企業や防御システムがこんなに甘いものだったとは驚きです。巨大企業なだけに、末端までの社員教育が行き届いていないのかも知れません。またデータの流れを常時監視するシステムを構築していなかったのでしょうか?あまりにも杜撰だと云わざるを得ません。国会議員のPCウイルス汚染もセキュリティーの常識を知っていれば、かなりの確率で防げたものだったはずです。汚染を許した議員は、情報リテラシーやコンピュータリテラシーの不足と非難されても仕方ありません。
日本はかねてからスパイ天国と言われていたようですが、技術争奪がその国の命運をも握る時代に、こんなお粗末な状態では先が思いやられるばかりです。

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