2009年1月31日土曜日

あぶく銭と化すか、給付金

共同ニュースによると、オーストラリアで、昨年クリスマス前に配られた給付金の一部が、ギャンブルへの掛け金と化した可能性があるらしい。昨年12月のスロットマシンへの掛け金が、ビクトリア州では過去最高額に達し、クイーンズランド州では前月比10%の増加を示したそうだ。

さて、我が国ではパチンコ、競馬、競輪、競艇などギャンブル投資と化す給付金の額はどれほどになるのだろうか?こうしたあぶく銭にも似た給付金を政府の思惑通りに国民が使うのか、見物ではある。

一律現金配布などという安直な策が効果を表すほど与し易い不況なら、元々大不況などとは言わないだろう。全く度し難しは、現与党の終末的不感症である。


2009年1月27日火曜日

政権交代に期待を寄せながら

どこまで落ちていくのか、底が知れない今の経済状態の中で、自公与党は野党の修正決議を否決して、給付金を含んだ第2次補正予算案を可決しました。自民党が国民の大多数が否定的な給付金にこだわるのは、公明党の票なしでは議席確保が難しい自民議員が多いという事の証でもあり、得体の知れない宗教団体(?)を背景に持つ公明党に屋台骨を揺さぶられるまでに落ちぶれてしまったという事なのでしょう。

民心が離れてしまっても尚解散せず政権維持に汲々としている姿は、民主主義の国家であると胸を張って言えるとも思えません。このような閉塞感も経済には悪影響を与え続けるのでしょう。

経済の悪化は、ただでさえ青息吐息の地方にとって、更なる痛撃となって襲いつつあり、江戸時代であれば一揆すら起きても不思議ではない状況に近づきつつあるように思えます。(ほんと現代人は寛容なのか、鈍感なのか‥)

この状況で重要なのが、政権交代を期待される民主党のあり方だと思います。
過去、自民党に籍を置いていた人物も多く、はたして現与党と異なる政治が期待できるのか、斬新な政策提案が出来るのかという事でしょう。マニュフェストにうたわれている事を、きちんと財政的裏付けを明らかにして実現できるのか、そして官僚支配の打破を言うのであれば、官僚を使いこなしリードできる大臣を輩出できるのか、その事が問われます。確実に政権奪取をするためには、そうした問いに対して、解散までにどれだけ信頼できるメッセージを出せるかに尽きるでしょう。

2009年1月21日水曜日

US 新しい章の幕開け

Barack Obama新大統領の就任演説は、人種の壁を乗り越えてアフリカ系アメリカ人初の大統領実現という興奮の中で、今USが直面している複合的で困難な問題を強く意識したもので、ブッシュがとってきた路線を否定し、国際協調と市場監視の重視、そして国民へは勇気と忍耐、責務を説いていた内容でした。

聞いていて感じたのですが、Obama氏の演説というのは歴代大統領の中でも、聞く者の心をどこか震えさせるものがあるようです。抑揚も、声音も心地よいと感じるのですが、皆さんはどうでしょうか?

それに引き換え、我が国のリーダー(?)はというと・・・耳障りなこと甚だしい。聞いていて苛ついてくるのは私だけではないでしょう。

Obama新大統領といえども、困難を克服するのは簡単ではないはずです。しかし、US国民は新しいリーダーを選ぶ事で、困難克服のワンステップを踏み出す事を決めたとも言えるでしょう。

さて、我が国はと言うと、空気を読む気がない麻生氏がこのままあらぬ方向へこの国を凋落させていくのかと思うと、ゾッとしています。

2009年1月18日日曜日

どんどや

先週の日曜日に「どんどや」をしました。本来は14日夕刻〜夜、もしくは15日に行っていた正月の伝承行事ですが、現在は皆にとって都合の良い小正月前の日曜日の昼間にしています。

「どんどや」と熊本では言うのですが、他の地方では呼称が違うようです。私が以前住んでいた備後地方では「とんど」と言っていましたし、関東のある地方では「どんど」と言うようです。元々は「左義長(三毬杖)」という平安時代の宮中行事が起源というのが有力なようです。

私の子供の頃は、組み上げる竹やわらは地区の子供達が調達してくるのが習わしでした。今は子供の姿もまれな程に少なくなってしまい、大人達の役割になってしまいました。

街中では火災の心配もあり、行うところがなくなりつつあるようですが、私の住む地域ではまだ大きく組み上げて、焼いても心配ない場所が残っており、大事な地区の行事の一つとして各戸から一人は作業にでて恊働して継承しています。

中心部に燃焼用の心材を組み、その周りに竹やわら、正月のしめ縄、お飾りそして書き初めを竹の先端部分に付け準備を終えると、いよいよ火を付けます。勢い良く燃え上がる炎に熱せられた竹が弾けてパンパンと連続して高い音を出し始める時が、この「どんどや」で一番高揚するときです。孟宗竹のような肉厚な竹であれば、尚更大きな音とともに弾けます。そして熱で作られた強烈な上昇気流が、竹の先端に軽く止められた書き初めを空高く舞い上げます。見ている人たちが「おお!上がった、上がった」と声をあげながら、小さくなって飛んでいく書き初めの半紙を見送ります。高く上がれば上がる程、筆が上達すると言われているのです。

竹が弾けるのも落ち着き火勢が落ちて程よい頃合いになると、各家庭から持ってきたお鏡餅を切り込みを入れた竹にはさみ、各々やき始めるのです。これもなかなか楽しいひとときです。家によってお鏡の大きさも違い、焼き上手な人や焦がしてしまう人もいたりで、ワイワイガヤガヤとおしゃべりを楽しみながら焼き上げます。この「どんどや」で焼き上げた餅を食べると、無病息災でこの一年を過ごせるのです。(信じる事が大事ですよ^^)
都会に限らず、田舎でも昔に比べれば共同作業をする機会が減ってきている中では、地区に住む人にとって貴重なひと時でもあります。




2009年1月13日火曜日

果てしなき殺戮の応酬

イスラエルがパレスチナ自治区の「ガザ地区」に侵攻を始めて、9日目になるのでしょうか。確か日本時間で4日未明ですから、そうなりますね。悲惨なニュースに心が痛みます。

複雑すぎて理解するのも困難なほど入り組んだ過去の歴史の経緯や、民族感情、宗教、国際政治力学などの輻輳する対立によってもたらされたと考えるしかない争いは、永遠に続くしかないのでしょうか?この殺戮で再び怨念を生み、復讐の種を育むのでしょう。

数年前にみたイスラエルとパレスチナを扱ったドキュメンタリーで、あるイスラエル人が、この対立はどちらかが全滅するまで終わらないだろうと言っていたのを記憶していますが、殲滅戦でしか終結不可能というのは、あまりにも惨く、知恵を持つヒトとしては最悪です。

それはナチスによって企図されたホロコーストとどこが違うというのでしょうか?

2009年1月12日月曜日

高校サッカー決勝

私の予想では、鹿児島城西の中盤に不安はあるものの、優勢に試合を進めるものと思っていましたが、広島皆実のMF陣が堅実なパスプレーで中盤を支配する事が多く、2-3で試合を決めましたね。前橋育英と広島皆実のプレースタイルは似ていましたが、運も作用するのでしょう。敗れた鹿児島城西の今日のプレーは、残念ながら、FWの大迫勇也に頼るあまり、ロングボールを縦に入れるという単調な攻撃が、皆実の戦術にはまってしまっていたようです。広島皆実の戦略勝ちと言えるかもしれません。

それでも、今回の大会では将来のJリーグでの活躍を予感させる良い選手が見受けられ、ますますサッカーが面白くなりそうです。楽しめました。

2009年1月11日日曜日

女子駅伝

昨日は高校サッカー、そして今日は都道府県対抗女子駅伝。

我が熊本県チームは図抜けた選手がいないものの、安定した成績を残している選手で構成されていて、4位と頑張り入賞しました。このレースには私の知人も出ていて、応援にも特に熱がこもりました。本当に頑張ったと言ってあげたいですね。

それにしても京都の8区を走った中学生久間さんの走りは素晴らしかったですね。今後どんな風に育っていくのか、将来が楽しみです。

さて、話題はガラリと変わりますが、共同通信による世論調査でも麻生内閣の支持率が19.2%まで墜落したようです。どんなに強弁しようとも、もはや国民に望まれていない事は明らかなのですから、早々に解散してほしいものです。

高校サッカー準決勝

昨日の準決勝、第一試合の前橋育英対鹿児島城西のゲームはとても見応えのある試合でしたね。事実上の決勝戦と言っても過言ではないと思います。

前半開始早々、鹿児島城西野村のゴールで先制。しかし中程までは、前橋育英の巧みなパスワークや個人技が炸裂して、連続得点をあげ3:1と優勢に試合を進めていましたが、再び野村のゴールで2点目を上げた鹿児島城西は徐々にペースをつかみ、前半終了間際、大会屈指の鹿児島城西FW大迫勇也のゴールや前橋育英のオウンゴールで逆転すると、後半は一進一退しながらも城西のペースになり、更に追加点を入れて3:5という結果に終わりました。

敗れはしましたが、前橋育英の選手個人のスキルの高さは試合の中で見事に発揮されていました。敗戦は時の運もあり、どちらが勝ち上がってもおかしくない内容だったと思います。

準決2試合目は、予想通り広島皆実が堅実に勝ち上がりました。

この大会では、帝京などの常連校が早々に敗れ去り、決勝に進んだ2校は共に初めての進出です。この事は、サッカーのスキル、戦術などに地域間の格差がほとんどなくなったことを示していると思います。それはJリーグなどの活動が地域主義を貫き、それぞれの地域にプロのトップチームが存在し、良い影響を与えている事もあるのではないでしょうか。

日本サッカーの底上げが確実に現実化していると強く感じながら中継を見ていました。

2009年1月10日土曜日

いわゆる、基本的に、少なくとも、いずれにしても・・・

何だか、タイトルにある言葉が最近耳につきすぎている私ですが、皆さんはいかがでしょうか?

と、唐突に聞いても判りません?^^;

この国を代表する言語遣いの迷手、麻生首相が連発する言葉です。

話をしていると、人にはそれぞれ慣れた言葉遣いがあると発見するものですがー私もいくつか思い当たる言葉があります。^^;、麻生氏のように頻発されるとその言葉だけが浮き上がって耳についてしまいます。

判断があっちこっちへ揺れ動いているのが誰の目にも明らかなのですが、「基本的に同じ事を言っていると思いますが」と仰っていますが、ではその基本とは何なのでしょうね?発言を何度も読み返してみても、基本が見えないのですが?

「いわゆる」基本とは『物事が成り立つためのよりどころとなるおおもと」であって、堅固な土台であるはずです。揺れ動くものではありません。

「少なくとも」麻生さんは言葉の意味について、十分な知見をお持ちではなさそうですね。

さて、時期はいつになるか定かではありませんが、「いずれにしても」今年中には総選挙が実施される訳で、そのとき私たちはこの国を再生させる首相を、間接的ではありますが、選ぶ事になります。

麻生さん、この国をそれまでに潰してしまわないようにお願いしますよ?

2009年1月8日木曜日

再び定額給付金について

自民党は公明党と心中を決めたようですね。定額給付金を2次補正予算案から切り離さない意思だそうですから。まぁ、選挙区で公明党の支援なしには勝利できない現状では、外したくても外せない?という事でしょう。そして、批判の矢面に立つべき公明党はほおかむりを決め込んでいるようです。

麻生首相(?)は、この事業を国民の80%が受け取ると世論調査で出ている事を根拠に、国民が望んでいる政策だと強弁していましたが、それは現金をやるというものを貰わない手はないというだけであって、政策の賛否ではありません。私はこんな無能な政府に納めた税金を取り返したいと言う気持ちで、仮に給付されるのであれば、取り返してやろうと考えています。

それにしても、全くバカバカしい限りですよね。こんな無能な政府を誰が作った?!と嘆いたところで、それはかつての選挙で国民が選んだからだと言うしかありません。国民が政治に関与できるのは、政治家になるか、選挙で選択するかしか直接的にはないのですから、次回の選挙ではよくよく目を見開いて投票しなくてはなりませんね。ほんとに。

2009年1月6日火曜日

残念ながら・・・

県代表の大津高校は、鹿島学園に0:1で破れてしまいました。T_T

後半ロスタイム。間もなくPK戦かという時間に、無情にも鹿島学園に1点をもぎ取られてしまいました。残念です。

ベスト4に残った中で、かなり優勝に近いのは、鹿児島城西ではないかと思います。得点力は抜群ですね。しかし、広島皆実、前橋育英もなかなかタレント揃いのようです。鹿島学園はちょっと差を感じますね。大津を破ったのですが。

準決、決勝はかなり見応えのある試合展開になるでしょう。

2009年1月3日土曜日

駅伝、サッカー観戦記?

箱根駅伝往路5区山登りでの東洋大選手は凄かったですね。一年生でありながら、5分近く先行するトップ早大を追い抜いたのですから!見事というしかありません。しかも復路でも1,2年生が頑張り総合優勝したのですから。部員(元)の不祥事で出場の危機もあった中での優勝ですから、喜びも一入(ひとしお)だろうと思います。

高校サッカーでは、我が県代表の県立大津高校が難敵藤枝東高を3:2で破り、ベスト8に進出しました。と言っても、実はこの試合の放送を見逃してしまったのです。T_T 炬燵でうたた寝・・・ ダイジェストでしか見れません。次の準々決勝では茨城代表の鹿島学園が対戦相手。優勝候補の一角だった滋賀代表野洲高校を破ったところです。しかし選手個々のスキル、チーム戦術でも劣ってはいませんから、良い試合になるでしょう。そして、ベスト4に残り、国立競技場のピッチに立つ大津の姿を見たいと思っています。

2009年1月1日木曜日

2009年が明けました

友達と遊びに出かけた子供達は、明け方近くに帰宅。
ちょっと初詣に遠出してきたようです。

私はというと、Macに入れたWindowsの具合が悪くなり、Bootcampを通して再インストしなくてはいけない状態になっているようなのですが、Bootcampのバージョンがβ版のため、使用期限切れ。つまり10.5のReopardを買うまでは修正不能ということです。

しかし、そろそろMacOSのバージョンアップもありそうなので、次回のバージョンアップまでは当面Mac OSの方を使う事にする事に決めました。

そんなこんなで、初詣に出かける気も失せ、テレビと仲良くしたり、Macで遊んでその使い心地の良さを再認識したりして過ごしている訳です。

そうそう、北国では交通混乱を起こすほどの年末寒波で、深夜からここらでも雪が舞い、朝は薄らと雪化粧していましたよ。昼頃には消えていましたけどね。

大晦日の夜

我が家の家族が久しぶりに全員集合。
大学、高校と家を離れている子供達が、31日でやっと揃いました。

揃って年越し蕎麦を家族で食べるとしばらくは団欒の時間につき合っていましたが、それぞれが持つ携帯の着信音が‥

久々に会うことになる友人からの連絡が入り出したようです。

小さな子供ではないのですから、友人達との積もる話があるのでしょうね。初詣には友達と行くことやらになっている様子。

まぁ、それは私たち親も昔通過してきたとは言え、多少の寂寞感を感じつつ、送り出すのです。

皆さんはどんな大晦日をお過ごしでしょうか?

この面白いとも思えない、また、ためになるとも思えないブログを読みに来て下さった方々には、おつき合いを感謝するばかりです。

定期的に来て下さる方もいれば、一回限りの方々もたくさんいらっしゃいます。
しかし、「一期一会」が期せずしてネット上とは言え出来るようになった科学の進歩は素晴らしいと感じています。

来る年が皆様にとって、幸多い年になることをお祈りして、今年最後の更新とさせて頂きます。

では、良いお年を!!