2008年11月30日日曜日

裁判員制度

来年5月21日から実施されるという裁判員制度。裁判員候補への通知が送付されたそうですね。
今のところ、幸いに私には届いていませんが、皆さんはどうなんでしょうか?
しかし、今後毎年候補抽選は行われるわけで、候補になる可能性は皆にあるわけです。

司法制度が違いますが、USで昔作られた映画「12人の怒れる男」という映画をご存じでしょうか?
父親殺しの容疑の少年に対する裁判において、12人の選ばれた陪審が全員一致の評決を得るまでの過程を描いたものです。ヘンリー・フォンダが扮する主人公が唯一無罪の可能性を主張し、圧倒的に少年に不利な状況証拠を検証して、無罪へと評決を導いていくというものでした。印象的な映画の一つとして記憶しています。

有罪か、無罪かを決めるのがUSの陪審の役割のようですが、裁判員制度では、刑事裁判の内、一定の重大犯罪について、有罪、無罪の判断と共に量刑の判断まで求められるそうです。陪審制度と違い、合議は裁判官と共にすることになるそうですが、死刑を含む判断まで求められる事になります。

映画ではかっこいいヘンリー・フォンダでしたけど、もし同じような状態になり孤立無援の状態で、疑問点を徹底検証するだけの気力が私にあるかどうか自信はありません。それに、被害者側に心情的に傾きやすくなる可能性を有する裁判への被害者参加制度も同時に始まるからです。

私は過去にえん罪が起きたことも踏まえ、死刑を含む可能性のある合議には、参加を拒否したいと思います。終身刑が刑法の最高刑であれば、もし、えん罪が起きたとしても修正できるので、参加もやむを得ないと考えています。

皆さんはいかがですか?もし良ければ、右側の投票をして頂ければ幸いです。

2008年11月29日土曜日

党首討論

USを震源とする金融大津波が全世界に大打撃を与え、企業だけでなくアイスランドという国家自体が破綻しようかという大恐慌に突入しようとしている時に、我が国の首相は矢継ぎ早の経済対策を投入していく術も持たず、大部分の国民から解散を求められているにも関わらず、逃げの一手で精一杯と言うことが明白になりましたね。

「政局より政策」などと白々しい事がよく言えたものですよ。政権を維持するだけの目的で、国民の疲弊には「我関せず」という首相、そして与党の態度には、はらわたが煮えくりかえる思いです。


現与党が政権を継続するより、総選挙を実施して選挙民の付託を背負ったところに政権を担って欲しいのですよ。私としては、ね。そのためなら、多少の政治空白など問題ではありません。USは、金融破綻の真っ最中に大統領選が行われたのですから、空白など理由になりません。一刻も早く、腐った中身は変えないと腐敗菌が多方面へ感染を広げてしまい、取り返しのつかない状態になりかねません。

麻生氏の失言、暴言ショーには、もうつき合う気は金輪際ありませんので、亀戦術はあきらめて早々に引っ込んで頂きたいものです。

2008年11月27日木曜日

不幸な日本

(麻生議長) 67歳、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。彼らは、学生時代はとても元気だったが、今になるとこちらの方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているからである。私の方が税金は払っている。たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ。だから、努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、そういうインセンティブがないといけない。予防するとごそっと減る。 病院をやっているから言うわけではないが、よく院長が言うのは、「今日ここに来ている患者は 600人ぐらい座っていると思うが、この人たちはここに来るのにタクシーで来ている。あの人はどこどこに住んでいる」と。みんな知っているわけである。あの人は、ここまで歩いて来られるはずである。歩いてくれたら、2週間したら病院に来る必要はないというわけである。その話は、最初に医療に関して不思議に思ったことであった。 それからかれこれ 30年ぐらい経つが、同じ疑問が残ったままなので、何かまじめにやっている者は、その分だけ医療費が少なくて済んでいることは確かだが、何かやる気にさせる方法がないだろうかと思う。」(経済財政諮問会議 第25回会議(H.20.11.20)議事要旨より抜粋。強調=筆者)

現首相の度重なる心ない言動の最新版です。

言葉というのは、政治家にとって命と言っても言い過ぎではないでしょう。特に一国を代表するリーダーであれば尚更です。

それがこうも軽率というか、偏見に満ちているというか、木を見て森を見ずというのか、身の回りの様子から聞きかじった事で、そんな発言を連発する人物が我々の国の代表者かと思うと、怒りと言うより、もう情けなさしかありません。自分達が不憫ですらあります。

ザックバランな言動が持ち味らしいですが、自分の立場、影響を考慮できないのであれば、もうそれは暴言と言えましょう。

こんな知性の欠片も見えない人が、いつまでその座に居座り続けるのでしょうか?

「こんな民の心を感じ取ることが出来ない政治家に、何で給料を払うんだ?」と、私たち国民は声を大にして言いたいですね。


2008年11月21日金曜日

支離滅裂

世界恐慌への国内経済対策に、子ども騙しより質が悪い「給付金」が大きな柱とは、現与党の構成政治家は「政(まつりごと)」の世界から去って欲しいものです。

この給付金の発想を「家庭」に置き換えて考えてみれば、それが如何に愚作か、よく分かります。

倒産間近、給与カットされている父親が、母親の見栄に急き立てられて、子供達に一回限りの大盤振る舞いのご馳走を食べに行くのと同じ事だと思いませんか?

子供達も馬鹿ではありません。家の窮状はすでに承知。学費、生活費さえ、先行きどうなるか不安が大きくなっている時に、親のこんな行為を素直に喜ぶはずがないではありませんか。

しかも子供達の貯金額に差があるから、自分達でどう分けるか決めなさいと。

「そんなお金の使い方をするくらいなら、もっと他にすべきことがあるだろう。こんな両親を持った自分達に未来はあるのか?」と心中思うに違いありません。こんな家庭は経済破綻してしまうでしょうよ。

言わずもがなですが、父親は自民党、母親は公明党ってことです。

その自民党総裁、つまり総理大臣ってことですが、またまた得意技を繰り出しましたね。失言、方言ですよ。

「自分が病院を経営(??)しているから言う訳じゃないけれど、大変ですよ。はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」と曰ったのですからね。(*括弧内は筆者加筆=病院経営してるのは親族でしょうよ!)

社会的常識と知性が欠落しているのは、医者じゃなくて、そう曰った本人でしょう!!

こりゃぁ、日本医師会が憤るのも当然でしょう。自民支持の大きな組織だった医師会ですが、プッツン辞任が続いた後、支持を継続するか、下部団体では議論が起こり、一部医師会では民主支持に移行すると宣言も出ているそうですよ。だから、この失言の影響はその揺らぎが大きくなりこそすれ、小さくなることはないでしょう。

だから、前々から言ってたでしょう。もう自民党内には政権を担当する能力がある人物はいないと。

とにかく「至急解散すべし!!」と言うしかありません。




2008年11月12日水曜日

共通点

政治家で聞き取りにくい話し方をする人物は多いようですが、難読でも何でもないものを間違えるとなると、知性ってものを疑います。「言語不明瞭、意味不明」な人としては、元首相の竹下氏でしたっけ?そんな人もいました。

最新版の麻生首相も漢字が読めない人らしく‥ 

踏襲(とうしゅう)=ふしゅう 未曾有(みぞう)=みぞうゆう 頻繁と煩雑の取り違え等々、日本語の学び直しが必要かと思えるほどです。国会の答弁書には振り仮名が必要なのでしょうか?

そして、私が発見した面白い共通点とは、その最新版首相と彼の地の大統領、つまりUS国のBush氏ですけどね。その彼も「native・speakerとは思えない過ちを頻繁(ひんぱん)に犯し」ているそうですよ。ここ(eigoTown.com)に具体例が書いてあります。

読み間違い、言い間違いは誰しも経験はあるとは思うんですが、恥ずかしいものです。恥ずかしいからきちんと調べて間違いをしないようにするのが知性だろうと思います。繰り返すってことは、つまりは、知性の欠如?(^_^;

漫画の読み過ぎだったり(麻生氏)、若い頃は遊び呆けていたり(Bush氏)、分かりやすいと言えば分かりやすいです。だから、何でも思いつきだったりして。

何だか納得できる共通点ではありました。

無茶苦茶な対策

悲惨な結果に終わった地域振興券と同じ発想の「定額給付金」なる施しをまたまたするそうですよ。現世利益の宗教団体がバックボーンの公明党らしい発想です。自民党は議席確保で公明の施しを受けねば危うい選挙区ばかりだから、言われるがままにせざるを得ないようです。

安易すぎる発想でしか政治を出来ない現状は、末世ですな。「あとは野となれ山となれ」なのでしょう。腐りすぎてて、処置なし。

また残念な訃報

News23のメインキャスターだった筑紫哲也さんが癌闘病の末、亡くなりました。

ニュースステーションの久米宏さんと共に二大キャスターで、ちょっとやんちゃな久米さんと落ち着いた雰囲気ながらも硬派な面も見せていた筑紫さんは好対照でした。

混迷する今の政治(特に与党)に切り込んだ報道をもっとして欲しかったですね。残念でなりません。

2008年11月7日金曜日

新大統領

アフリカ系の血を引くBarack Obama氏が次期44代大統領に選出されましたね。

何ともUSにとっては歴史的な日に違いありません。何しろアメリカ建国以来続いてきたWASP支配がほころび始めたとも言えるわけで、びっくりですよ。未だ強固に残る黒人蔑視の中で、B.Obama氏は冷静さと卓越した演説で聴衆を魅了したと言うことでしょうか。それにUSを構成する人種構成が、随分変化してきたという証左でもあるのでしょうね。

さて、ひるがえって我が国はというと‥

国民の審判を受けないままズルズルと旧体制が続いておりますね。1930年代に匹敵する恐慌のおそれを理由にです。その震源地はそんな中で新大統領を選ぶ長い長い選挙期間を続けてきたと言うのにですよ。しかもみっともないことに、現金ばらまき戦術まで投入するというのですから。地域振興券の失敗を学んでいないのでしょう。理念も何もない現与党にはほとほと愛想が尽き果てています。

US嫌いというか、ブッシュ嫌いの私であっても、彼の地の「Yes. We can!」での劇的変化は、羨ましい限りです。ほんとに。

言いたい放題

先日の更迭された国土交通大臣といい、今回の空自空幕長といい、言いたい放題ですな。しかも開き直りまで同じです。

そりゃ、個々人の思想や感じ方は色々あるでしょう。

しかしですっ!どちらも公的な立場を利用し、自らの妄想的内容を発言しているから、けしからんのですよ。