2008年11月21日金曜日

支離滅裂

世界恐慌への国内経済対策に、子ども騙しより質が悪い「給付金」が大きな柱とは、現与党の構成政治家は「政(まつりごと)」の世界から去って欲しいものです。

この給付金の発想を「家庭」に置き換えて考えてみれば、それが如何に愚作か、よく分かります。

倒産間近、給与カットされている父親が、母親の見栄に急き立てられて、子供達に一回限りの大盤振る舞いのご馳走を食べに行くのと同じ事だと思いませんか?

子供達も馬鹿ではありません。家の窮状はすでに承知。学費、生活費さえ、先行きどうなるか不安が大きくなっている時に、親のこんな行為を素直に喜ぶはずがないではありませんか。

しかも子供達の貯金額に差があるから、自分達でどう分けるか決めなさいと。

「そんなお金の使い方をするくらいなら、もっと他にすべきことがあるだろう。こんな両親を持った自分達に未来はあるのか?」と心中思うに違いありません。こんな家庭は経済破綻してしまうでしょうよ。

言わずもがなですが、父親は自民党、母親は公明党ってことです。

その自民党総裁、つまり総理大臣ってことですが、またまた得意技を繰り出しましたね。失言、方言ですよ。

「自分が病院を経営(??)しているから言う訳じゃないけれど、大変ですよ。はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」と曰ったのですからね。(*括弧内は筆者加筆=病院経営してるのは親族でしょうよ!)

社会的常識と知性が欠落しているのは、医者じゃなくて、そう曰った本人でしょう!!

こりゃぁ、日本医師会が憤るのも当然でしょう。自民支持の大きな組織だった医師会ですが、プッツン辞任が続いた後、支持を継続するか、下部団体では議論が起こり、一部医師会では民主支持に移行すると宣言も出ているそうですよ。だから、この失言の影響はその揺らぎが大きくなりこそすれ、小さくなることはないでしょう。

だから、前々から言ってたでしょう。もう自民党内には政権を担当する能力がある人物はいないと。

とにかく「至急解散すべし!!」と言うしかありません。




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