2014年12月10日水曜日

この道は…

国というものがある限り、版図合戦、つまり領土の取り合いがあるのは必然なのかもしれない。アジア大陸へ侵略していった帝国主義時代の日本もそうだったように。

毛沢東時代の貧困平等から鄧小平以降の市場経済導入によって、内陸と沿海部の経済的格差を無視して、爆発的な経済的豊かさを享受し始めた今の中華人民共和国の指導者たちは自信に満ち溢れ、怖いもの知らずの体をなし始めている。

日本やヨーロッパの高速鉄道の技術支援を元に開発された中国新幹線も、独自技術によって作られたと曰うし、係争中の版図であっても、一方的に武力を背景に恫喝しつつ己が版図に組み入れたり、民間企業も他所から盗んてきたもの(コピーしたもの)でも平気で我が物にして平然としている。全く、この21世紀に存在するのかと疑ってしまう「強盗国家」のようである。ヒステリーを起こして「言葉」で恫喝しまくる「北朝鮮」が可愛く見えてしまうほどだ。

とこう書くと、まるで現与党の支持者みたいじゃないか?(苦笑)

こうした状況が日本の反動勢力を勢い付かせ、国民もまたその流れに乗って行くのだろう。嫌悪感情ほど利用しやすいものはないのだから。こうした事態を性懲りもなく繰り返して、「戦争」をしていくのが、我々「人類」が持つ「性(さが)」なのかもしれない。

今日、特定秘密保護法という為政者にとって実に都合のいい法律が施行された。衣の下の鎧が見え始めた。

 

そして、与党圧勝の予測しかない「総選挙」が4日後だ。

「この道はいつか辿った道」に気付く人々がどれほどいるのだろうか?