2008年10月27日月曜日

市場至上主義の行き着く先

USによる新自由主義、市場至上主義導入の結果が、今の経済の惨状だ。小泉元首相と竹中氏等は、まさにこの原理を日本に導入し、それを「グローバルスタンダード」と称して、後を追ったのだった。
その結果、非正規雇用者が爆発的に増え、組織力を発揮する力が減衰し、個に分断され、現状のワーキングプアと呼ばれる人々を生み出したのだろう。

このことは日本の組織力を怖れていたUSにとっては好都合なことであり、より支配しやすくなっているとも言える。

我々は、今後もUSの意のままに動いていくつもりなのだろうか?

2008年10月16日木曜日

1929年→2008年

タイトルの年は、世界恐慌が起きた年です。

「歴史は繰り返す」 

言い古された言葉ですが、今、世界で起きていることは、まさにそれです。

時代こそ違え、欲望に踊った人間達によって引き起こされた事態と言うことでは同じですね。US発ってところまで、同じですよ。

幽霊のような実態を正確には反映しない金あやつりゲームで汗を流す実体経済を混乱に陥れる怪物に、人の心は歴史の教訓から何も学んでいなかったって事でしょうな。

さぁて、このまま悲惨な大恐慌へ世界は向かっていくのでしょうか? いや、すでに奈落への転落が始まっているのかも知れません。


2008年10月1日水曜日

代表質問を聞いて

まずは素直な感想を。
民主小沢代表のものは、質問と言うより、まさに所信表明でしたね。前日の麻生氏の演説に比べれば、はるかに具体的で理念も感じられるものだと感じました。麻生氏の逆質問の戦術に乗るより、より具体性をもった政権構想を述べた方が得策だとしたのでしょう。これは成功したのではないでしょうか。

その後の自民幹事長細田氏は、小沢氏の個人攻撃を演説の先頭に持ってきたところを見ても、自民党の断末魔の叫びにも似たものだと感じてしまいました。

私は小沢氏を全面的に信頼している訳ではありませんが、自民党を脱党し紆余曲折をした経験は、多少は世間の風を受け角も取れてきたと見ています。それに少なくとも、現自民党の人材より、民主を中心とした現野党の方がマシではないかと。