2009年5月28日木曜日

パフォーマンスで乗り切れる?

田舎から都会のインフルエンザ狂想曲を聞いていると、ほんと奇異な感じを受けました。メディアも厚労省当局も、如何にも大仰さだけ際立った感が否めませんでした。今後現れるであろう鳥インフルの新型変異への危機対処訓練と教訓を学ぶ場に出来れば、多少は納得出来るかもしれません。


ところで、経済大不況の最中、就職戦線も大変なようです。
実は我が息子もその渦中にありまして、1年卒業を延ばして就活をしていたのですが、先日突然息子からのメールにて「内定が出た」とか。本命は別の所を狙っているらしいのですが、とりあえず
「行く所は出来た」
と本人も多少は安心した様子。私も心中は穏やかならずといった所でしたが、
「自分の食い扶持は自らの力で」ってのが、私のポリシーゆえに親の縁を頼ることなく、確保したのは
「でかした」
とほめておきました。大競争の社会なので、今後が大変だろうとは思いますけどね。

ウィルスへの対処も大不況への対処も、パフォーマンスだけが目立つようでは、本当に先が思いやられます…

2009年5月23日土曜日

マスクだらけ?

都会に住む知人が言うには、朝、駅に向かう時には、まるでマスク集団が流れているようだとか。インフルエンザ感染予防に、マスクって意味があるのでしょうか? 

ウィルスに対するマスクの効果について、ずいぶん前ですが、記述を読んだのか、科学番組だったのか、判然としませんが、一般的なマスクでは、ウィルスを防ぐ効果は期待出来ないという内容でした。飛沫飛散防止には役立つでしょうが、マスクでウィルス予防は、「おまじない」程度でしかないのでは?

都会の薬局ではマスクが品切れ状態とも伝えられていますが、昭和48年のトイレットペーパー騒動と似ています。マスク製造業は膨大な注文を受け、まさに特需の様相らしく、景気がどん底の中では、まさに「風が吹けば、桶屋が儲かる」状態。何か奇異な感じではあります。

どうして日本人って、こうも雪崩のような行動をしてしまうのでしょうね。

2009年5月17日日曜日

新型インフルエンザ 怖がり過ぎても…

新型インフルエンザのニュースが、騒々しい毎日ですね。病気ってのは嫌なものです。得体が知れないものであればある程、不安は増大してしまいます。個としては出来れば回避したいものですが…

ただ、よくよく考えてみると、我々人類(個の集まりとしてのmass)というのは、ずっと病気というか、病原菌やらウィルスと付き合ってきたのですから、今更その付き合いを回避しようとか、防御しようとしても、どだい無理な話のような気がしています。それぞれの生物ーウィルスは生物と無生物の両方の特質をもつ摩訶不思議なものですがーが相互に作用し合って、生命体は進化してきたのですから、逆に他の生命体(?)と遮断した人類の存在もあり得ない気がします。生命体の進化というのは、今が完成形ではないでしょうし、今後も変化が加えられていくものなのでしょうし、どんな作用が人類に好都合だとか我々自身にさえ分からないでしょう。

この新型インフルエンザの報道などを見ていると、適当ではないかもしれませんが、煽られている気持ちにもなるのですけどね。私たちに冷静さを求めるのであれば、報道のあり方も冷静さが保たれなければならないと感じています。闇雲に伝えているのではないでしょうけれど、センセーショナル過ぎてはいないでしょうか ?

いずれにしても諸々のウィルスって奴は、いくらでも変異を遂げていくのでしょうし、うまく付き合っていくしかないと騒動の渦中で思ったりしています。そして罹患した人たちが病以外の被害を受けないようにしたいものです。適切な処置さえすれば、十分健康を回復できるのですから。

2009年5月11日月曜日

ボブ・ディランの思い出

真夏のような五月の日曜日の午後です。直射日光の下では、ジリジリと焼けるような気がします。

何となくある掲示板(2ちゃんねるではありませんけどね)を見ていて、「ボブ・ディラン」の文字が目に入りました。それで思い出をひとつ。

実は私、このボブ・ディランの日本初来日公演(78年2月)を松下電器体育館で見たんですよ。大学時代だったんですが、友人の女の子からチケットが手に入るからと誘われて。後でかなり入手が困難なチケットだと知ったのですが。

当時私は、日本のフォークソングオンリーな感じで、「Bowin'in The wind」「Mr.Tambourine Man」「Like A Rolling Stone」などの曲や「フォークの神様」と言われている事くらいは知ってはいたんですが、どっちかというと、岡林信康とか高石友也などの方を良く聴いていた方でした。

我流のギターで好きな曲を弾きながら歌ったりはしていたものの、コンサートに行った事もない私でしたが、誘われるままに行ったのでした。

しかし!アコースティックギターでの登場をワクワクして待っていたところ、なんとエレキギターを持ちバックバンドを従えて 、ガラリとスタイルを変えたボブ・ディランの演奏にびっくりし、戸惑ってしまいました。私が知っている楽曲は60年代のディランのもので、既にガラリと変わっていたのでした。

いろんな意味で世界的に注目を浴びていた人物のコンサートであり、私にとって初体験のコンサートだったにもかかわらず、なんとも妙な消化不良体験でした。

しかし今となれば、世界的なアーティストの演奏を直に聴けた貴重な思い出として残っているのです。チャンチャン。

2009年5月5日火曜日

ETCやら、インフルエンザやら

この連休中、高速道路が車で溢れかえっているらしいですね。まったく阿呆くさっ!って思いますけど。わざわざ渋滞に巻き込まれに行くようなものなのにねぇ。

ETCを付けた自動二輪、乗用車に限って、祝日、土日を1000円で乗り放題? ふざけなさんな!と怒りこそあれ、ありがたみなど欠片もありませんな。税金をこれほど不公平にバラまく施策に乗ってはしゃいで、そして疲れるなんて、私は絶対に嫌でありますよ。
この政策立案者、そしてこれを経済対策だという輩が、何を考え、ほくそ笑んでいるかと思うと、胸くそが悪くて、とても利用する気になれませんわ。ほんまに。

そして、新型インフルエンザへの過剰反応。もちろん、病気は怖いし、嫌ですけど。以前騒いだ中国、東南アジアで発生した鳥インフルエンザの方が、今回のよりもっと致死率は高いのでは?と思ったり。もうちょっと落ち着けよと思ったり。年金問題ですっかり信用をなくした舛添厚労大臣が、ここぞとばかりに真夜中のフライング気味な患者発生記者発表など、あきれますな。

そして、この国のトップである麻生総理大臣殿はヨーロッパ外遊中。ニコニコ顔ですな。

さて、肝心なこの日本国は「ニコニコ顔」でいられるのでしょうかね?