2011年9月23日金曜日

たばこ増税に思う

まるで魔女狩りのような「嫌煙」社会の状況を見せている。
新しく就任した女性の厚労省大臣が主管が違うたばこ増税に言及し、価格を700円まで上げるべきだと仰せられた。

昔、米国で「禁酒法」があった時代、闇醸造でマフィアが隆盛を誇った時期があった。禁酒法制定は、Puritanism(清教徒主義)による所が大きかったと言われているが、「嫌煙」も健康至上主義に起因しているのではないかと思う。


何事も極端なことは、その反動を必ず招く。健康至上主義も同様だ。魔女狩り政策はやめて欲しいものだ。

台風一過〜急激な気温の低下〜

各地に大雨と暴風をもたらした台風ロウキーが日本列島から去ると、急激な肌寒の気温低下です。朝方などは、布団も冬用を出したくなるくらい。いきなり本格的な秋の到来に、身体も縮み、戸惑っています。

しかし、これから向かう寒い季節は、私の好きな季節です。暑さには耐えかねますが、寒さは工夫次第で克服可能。やっと私の季節の到来と云ったところです。(笑)

2011年9月9日金曜日

税という魔物〜この国の有り様〜

民主党の代表が代わった。
その過程は党内対立から脱却できず、反小沢派対小沢派の構図そのままの様相を呈していた。選挙前の下馬評では下位候補だった野田氏が決選投票で勝利したのだった。小沢アレルギーが反小沢グループをまとめさせたということだろう。こうした結果を受け、「破壊屋小沢」の本領を発揮し、党を割って出るかも知れないと思っていたが、今のところは静観を決めたのか、野田新代表が言った「ノーサイド」の中身を見定めているようだ。


しかし、そんな代表選のことなど、瑣末なことと云える。超長期に渡る経済不況と東北大震災と東電福島第一原発事故による更なる不況の追い打ちを受けるこの国の再生の道筋をどうつけていくのか、その事こそこの国に突き付けられている最大の問題なのだ。これまで積み重なった国の借金の膨大さを考えると、大震災が起きなくてもこの国の「再生」が如何に困難なことか容易に想像できるが、片麻痺に陥ったとも言える状況の中、「がんばろう!日本」というフレーズで簡単に前を向ける訳がない。


「復興増税」という財務省主導のカネ集めの政策で、国家公務員の待遇はそのままにして、過疎、超高齢化、貧困化した地方は、更に収奪の憂き目に遭うのだろう。今回首相になった野田氏は「増税」による復興財源確保を目指す意図を維持しているようだが、主要産業が第一次産業の地域は、ますます貧困化に拍車がかかり、個人の貧困化、階層化とともに、地域間の格差と階層化もより進むだろう。

2011年9月3日土曜日

学生たちの苦難〜長期間の大学生の就活〜

超長期に渡るこの国の不況によって、学生の就職活動は大変な苦難を強いられているようです。移動や滞在に掛かる経費や長くなった就活期間のストレスは、私たちの頃に比べ格段に強まっています。来年度に向けた就職内々定率が7月調査で53%と戦後最悪を更新しているとか。東日本震災で急激に悪化したのが多少改善されたらしいですが、それでも戦後最悪だった昨年にも及んでいない状態のようです。内々定率がこれほど悪化していると、3回生達の不安もますます増大し、企業研究やインターンシップ、企業訪問に費やす必要性を感じ、大学の研究より就活を優先することになるでしょう。

また企業の活動が国際的になるにつれ、外国の優秀な学生を確保したいという傾向も強待っていて、日本人学生との競争もますます激しくなるでしょう。若手起業家たちが日本を捨て、国外で起業を目指すというニュースをみましたが、学生も国外で渡り合える力量を身に付け、日本企業だけでなく、アジア、欧米の企業へアタックをかけるべき時代なのでしょう。

民主党で代表選が終わり、首相も交代。「回転ドア」のような、入れ替わっても大して代わり映えしない内閣であるなら、景気の回復は夢のまた夢ということになります。この国の政治に過大な期待など持たず、どこでも仕事を得る実力をしっかりと身に付けないと、充実した人生を送れないかも知れません。

頑張れ、学生諸君!

追記:前に我が娘の就活事情をちょこっと記事にしましたが、第一志望だった地方公務員の最終試験に合格したと先日メールで知らせてきました。親としては、正直「ホッ」としました。