2008年12月30日火曜日

08年 この一年とは

沸々と沸き上がる憤怒とも言うべき感情をどこへ吐き出すべきか、そんな思いをこの年の瀬に持つ人も多いのではないでしょうか?それともそこを通り越して、どうにでもなるがいいと半ばヤケクソに?

政治の資質に欠けた政治家、都合良くヒトを切り捨てる企業、精神を病んだかのような犯罪者等々の蔓延、拡大、多発という世の中では、冷静さを保つのにも多大な努力が必要です。

とにかく、腹を立てる理由に事欠かない、この一年ではありました。

そんな一年の締め括りの感想は、

「改革に 振り回された なれの果て」ってところですかね。

さて、カレンダー更新後の丑年は、どんな姿になるのでしょうか?

「来る年に 不安な眼(まなこ) 揺れている」ようなことなく、希望を抱ける微かな光でも見つけられることを祈っておきます。

2008年12月28日日曜日

曖昧なもの

あなたは自分の記憶力の正確度について、どれくらい自信がありますか?
私はとんと自信がないんですよねぇ‥

「歳のせいでは?」って?

まぁ、それもあるかも知れませんが、うろ覚え状態ってのが、通常のことでして。(^_^;
例えば、他人がどんな服を着ていたとか、聞かれてあなたは正確に憶えていますか?
もちろん、個人差はありますし、短時間であれば正確な記憶も残っているとは思うのですけどね。

何故、今宵こんな事を考えたかというと、犯罪捜査で目撃証言というのが重視されていたり、テレビなどに登場している「コメンテーター」なるタレント達の曖昧な記憶や間違った思い込みにもとづく発言なんかを聞いたりすると、こんな曖昧なもので世論が作られたり、流されていったりするのかなと感じたからです。

科学の世界では正確性を限りなく求めて、その普遍性によって論が成立するのですが、その為に徹底的に疑い、疑問点を検証していきますよね。

ところが私たちの日常では、疑問点を徹底して検証するなんてことは、ほとんどありませんし、いちいち検証する暇もありません。なんとなく、何の根拠もない「信頼感」に基づいて結構判断を下しています。

起きた事象の事実とその背景にある真実を見つける目は、生来のものではなく、やはり鍛えていかないと身につけられるものではないのでしょうね。

かく言う私の目も記憶力と同様、相当ボケてるんですけどね。(;^_^A アセアセ…




2008年12月26日金曜日

全国学力調査

全国学力テストで地域別成績の開示を巡って、様々な議論が起きていますね。議論だけでなく、秋田県は全面開示しました。

この全国学力・学習状況調査というのは、あの日教組攻撃更迭された中山前国土交通相が、04年文科相の時に導入した「いわくつき」の取り組みです。

「いわく付き」というのは、調査の意義について、学力の高低が日教組の力の強弱と相関しているとみなして、彼自身がその検証をも目的にして導入決定経過を語っているからです。朝日新聞は組織率と学力の高低で、その相関は見られなかったと記事にしています。中山氏は組織率が力と同一ではない言ったものの、反証出来る根拠は示していません。このように偏りのある大臣決定により導入されたのが学力調査でした。

そういう調査ではありますが、その結果の詳細を私たちが知ることが出来ないというのは、どうなんでしょうか?それを地域に返し、地域が独自に検証し、実情に応じた対応を考えていく必要があるのでは?、形骸化した教育委員会がもっと責任を果たす必要もあるのでは?、と私は思うのですが。

ただ、学力が高いからと言って、人間力があるとは私は考えていません。学力がないより、ある方が良いだろうという程度です。



単純に全国平均以上、以下の数字だけ見ても、何の意味もありません。

今宵はこれにて。

2008年12月25日木曜日

Change!

CNNテレビによる世論調査で、Obama次期大統領の支持率が82%に達したそうです。歴代大統領の中でも、群を抜いているようです。

金融危機から発した危機がUS産業の弱点をさらけ出し、徐々に破壊が拡がっているのですからね。
そういう大恐慌への恐怖心が「Change」を掲げ、「Yes,we can」で自信を回復させようと劇的に誕生したObama次期大統領に、期待が向くのは当然と言えば当然でしょう。

ただ、いかにObamaさんといえども、この危機を劇的に乗り越える方策を見出せるとも思えません。時間が必要な破綻の補修をしている間、どれだけUS国民を安心させ、信頼を得るメッセージを出せるかが課題になるのでしょう。

我が日本国では、支持率16.7%(時事通信社12/19発表)という氷河期並みの超低支持率の麻生内閣が続いています。こんな内閣が発するメッセージが、「安心」「信頼」を得ることが出来るはずもありません。

私の望みはただひとつ。「Change!」です。

願いを込めて、Eric Claptonの『Change the world』をどうぞ。


ヒトがモノ化している現状

「内部留保」

内部留保とは、今期の税引利益から、税金、配当金、役員賞与など社外に払い出される分を差し引いた、残りの部分のこと。企業内に留保され再投資される。
内部留保には、商法によって積み立てることが決められている「利益準備金」、企業の判断によって積み立てられる任意積立金のほか、未処分の利益もある。

(野村證券 証券用語解説集より)

経済至上主義と言うべきでしょうか。小泉内閣で急加速した市場原理的経済体制によって、企業モラルも変質しているようです。

派遣社員、期間労働者の首切りをしている大手製造業(トヨタ、Canon、Panasonicなど)16社の内部留保の額が、なんと33兆円という莫大な額になっているそうですね。しかも02年当時の二倍に積み増されているそうです。中でもトヨタでは、13兆9千億!!

事業体として存立の危機にあるのならまだしも、莫大な額の余裕資金がある中で、「かつてない危機に直面」を理由に、ヒトを切り捨てていく事業体とは、いったい何のために存在しているのでしょうか?

民をないがしろにする国は滅び、ヒトをモノとしか思わない事業体もまた、衰亡していくのではないでしょうか?

2008年12月24日水曜日

あの日に帰りたい

荒井由美さんの名曲だけでなく、困難に直面した時には誰しもつい想ってしまうのではないでしょうか?

「あの日に帰りたい」と。

経済人も政治家も商店主もサラリーマンも農家、林家、漁師の人々も、そして学生時代に遊び呆けてしまった若い人も、この大恐慌を目前にして、かつて良い思いをした時期に想いを馳せたりしているのかも知れません。

そんな後ろ向きでは、直面する困難を克服など出来ない!と?

まぁ、そんなにシャカリキにならずに、聞いて下さい。

確かに後ろ向き、下向きでは解決出来るものも出来なくなりますよね。

でも、思うのです。ギチギチに硬直、緊張していても、同じように解決策は見出せないのではと。

今は確かに重大危機を目の前にしていることは確かなことです。

緊急対応も必要ですし、明日の暮らしへの対応も重要です。

それと同様にこの危機が、今までの仕組み、構造、方法を大きく変える契機だと認識することも大切だとも考えるのです。

例えば、国と地方の関係であるとか、力をなくしている一次産業(農林水産)の再生など、知恵を発揮すれば、大きく変化を起こしうるのではないかと。

お金の追求が、この危機を生み出したとも言えますし、世界一が人々に幸せをもたらすとは言えない事も分かりました。

「食の危機」や「温暖化の危機」、「内需の活性化」を考えても、農業、林業、漁業の再生が不可欠だと思うのです。

ただ、これを農林水産省に委ねることは駄目だと思います。何故なら、一次産業を死に直面させたのも農水省の無能が原因だからです。国に頼まず、それぞれの地域を知っている自治団体がその役目を担うべきです。

そのためにも、税金配分の仕組みを根本的にあらためる必要があるでしょう。

名曲『あの日に帰りたい』(荒井由美作)でも聴きながら、それぞれの思いを巡らしてみて下さい。

では、今宵はこれにて。

2008年12月21日日曜日

応援dayの結果

まず、高校駅伝女子の結果は、千原台高:7位 信愛女学院高:10位 男子は、九州学院高:8位でした。千原台、九学の入賞は、上出来でした。選手、サポートの皆さん、お疲れ様でした。

そして、アメリカンフットボールの東西大学王座決定戦、甲子園ボールでは、立命館大が法政大学を下しました。来年から全国8地域リーグの優勝校がトーナメントで王座を争うことになるそうですが、関西リーグ、関東リーグが、実力的に他地域より上回っているので、当分は関西、関東の優位は揺るがないでしょう。

FIFAクラブワールド杯の3位決定戦では、ガンバ大阪がパチューカを1:0で下しましたね。良かった、良かった。

ここ熊本は午前中から生暖かい風と共に雨が降り出し、夜まで大降りしています。そういうこともあり、打って付けのテレビスポーツ観戦日和でした。氷雨じゃないのが気になりますけどね。

もう、経済も政治の仕組みも変える潮時

この恐慌によって輸出型の産業、とくに自動車関連の収益悪化が急激に進んでいるというニュースが毎日続いています。つい数ヶ月前まで、「販売台数世界一か」と言われていたトヨタの営業損益予想が通期で単体赤字に転落しそうだそうですね。トヨタがこうなのですから、他の自動車メーカーは推して知るべしでしょう。

人間の気分を数学化するかのような金融工学で編み出された経済手法が、ものの見事に人の気分に敗れ去ったというのが、今回のサブプライムを端緒に始まった恐慌と言えるような気がします。

異性の気持ちすら理解出来ないヒトなのですから、それらの集合体の気分など推し量ることなど所詮無理なのですね。

ところで、外需が駄目だから、内需主導へと財政誘導する様子ですが、また列島改造計画のような土木建築主体の公共事業主導にするつもりじゃ、まさかありませんよね?

もうそろそろ国が各地域の計画まで細かに管理するような仕組みは廃止した方がいいのでは?と思います。地域のことは地域の裁量でお金を使う。つまり国家本位じゃなく、地方本位へ税制を変える時期なのでしょう。三割自治ではなく、8割自治ですね。後の2割で国の仕事をすればいい。

国家は外交と国防、あと地域行政単位の最低限のコーディネートをする。それだけで結構と言いたいですね。そうすれば国家公務員も今の数十分の一で済むし、国会議員も半分、いやそれ以下で良いような気がします。

そんなこんなを徒然に考えた夜でした。



2008年12月20日土曜日

明日21日は応援dayだぁ!

まず、午前中は全国高校駅伝女子、午後は男子。

熊本からは女子が2チーム出場します。県代表として信愛女学院高校が、そして南九州代表として千原台高校。男子は九州学院高校が出ます。

入賞を、欲を言えば優勝を目指して頑張れ!



そして、甲子園ボール。

アメリカンフットボールでの関西大学代表と関東大学代表で東西大学王座を決める大会です。
残念ながら私の母校はリーグ戦で破れてしまいましたが、関西代表の立命館大には是非勝って欲しいですね。
テレビ中継がないのが悲しい‥過去には全国中継していた時期もあったのですが。朝日comのニュースによると、東西対決方式での甲子園ボールは今年限りになりそうです。来年から全国8地域のリーグ代表校によるトーナメント戦になりそうだと言うことです。そうすると中継も再開されそう。^^



さらに、夜はFIFAクラブワールドカップの3位決定戦。

北中米代表パチューカ(Pachuca) とガンバ大阪との勝負です。
ガンバ大阪には、本当に名前の通り頑張って欲しいです。
Manchester Unitedの時同様、攻撃サッカーを見せてくれ!

2008年12月18日木曜日

ガンバ大阪善戦

クラブワールドカップ準決勝のヨーロッパチャンピオンManchesterUnitedとの勝負で、まだ互角の実力とまでは言えないまでも、3得点をあげたことは、破れたとは言え、見応えのある戦いぶりだと感じました。

玉際での余裕度や攻め時の切り替えなどには、まだ差を感じたものの、自分達のスタイルを崩さず、最後まで果敢に攻める姿勢には、勝敗以上に得るところが大きかったのではないでしょうか。

1991年11月の日本プロサッカーリーグ設立以降、人気先行の時期を経て、まだ世界のトップと互角とは言えないものの、見応えある勝負をするところまでこぎ着けたと言えると思います。

代表戦ではまだ溝が大きいのですが、クラブ単位では試合を見て意気消沈せずに済むところまでは実力がついてきたようです。

このところの無様な政治の状況で、スッキリしない日々が続いていたので、今日のガンバ大阪のファイティングスピリッツには、久しぶりに気持ちが高揚しました。

年賀状を書く時期ですが‥

何となく、気が重たいのです。

いやね、年が改まり、気持ちを入れ替える節目にする気持ちはあるのですが、正直、この大恐慌、もうこう言ってもいいかと、の中ではなかなか気持ちが晴れないのですよ。

来年が「めでたい年」になって欲しいのは山々なんですが、とてもそういう状況ではなく、もっと悪化する可能性の方が大きいとしか思えなくて。客観的に考えれば考えるほど、悲惨な年しか想像できません。

で、唐突に思ったのが、本当の意味での幕末から明治元年に起きた社会現象「ええじゃないか」現象です。社会の体制が大きく変わる時、不安を打ち消す開き直りみたいな現象に見えなくもないですね。

また、先の大恐慌(1929~)以降に起きたことなどが、時代や国際関係が違っているからと言って、この時代に起きないという保障はどこにもない気がするのです。

輸出関連企業が大打撃を受けたことも、政治が不安定要素をふくらましてきているのも同様ですし、内需振興も同じです。そして自国権益確保ということで、軍が力を増大させてきたのでした。現在も「国を守る」事を大義名分に、先の航空自衛隊の幕僚長のような主張が顕在化し始めてきています。以前からくすぶっている「シーレーンの安全確保」の名目で、自国権益確保が声高に叫ばれる日が近いかも知れません。

「この道はいつか来た道」にならないために、私たちは物事を冷静に考え、世の中に関与していかねばと、穏やかならざる気分で考えたりしています。

気分が重たいのは、もちろんそれだけではなく、この経済状況では私達の暮らしにどんな痛撃がくるのか、実に不安でもあるからですけどね。

ですから、年賀状を書く手が鈍りがちになるのです。ほんとうに新しき年に奇跡でも起こって欲しいくらいです。







2008年12月15日月曜日

犬野郎!

イスラム教では、犬は不浄のものらしいですね。はじめて知りました。

場所はイラクのバクダッド。ブッシュUS大統領が訪問最終日の記者会見中に


これはイラク国民からの贈り物だ。別れのキスだ。犬野郎!

の叫び声と共に、イラクのジャーナリストから靴を投げつけられたそうです。

その靴を辛うじて避けるブッシュ氏の映像はこちらです。


任期末期に、自ら推進した市場至上主義のつけが全世界に経済大恐慌を起こし、侵略したイラクは混沌状態のまま。イラク国民ならずとも、靴とまではいかなくとも、罵声のひとつも浴びせたくなるのではと、つい映像を見ながら思ってしまいました。(^_^;

2008年12月14日日曜日

城主の気持ち

地元のニュースを見ていたら、熊本城の年間入場者数が過去最多を越え、二百万人を突破したと出ていました。
十年ほど前までは入場者数が減少する一方で、70万人程度まで落ち込んでいたのですから、驚きです。

築城の名手と名高い加藤清正によって普請された熊本城は、名古屋、大阪の各城と並んで三大名城として認知されていますが、さすがにお城と言うだけでは、観光客にも飽きられてしまっていたのでしょう。

そこで熊本市の観光起爆剤として熊本城復元を企図し、全国に復元基金への寄付金を募る目的で「一口城主」制度を1998年(07年3月末終了)から始めたのでした。記録によると、寄付金総額は12億円を超え、一口城主は27,154人と言うことです。

その基金を元に西南の役で消失した門や櫓を復元しつつ、今年は復元のメインである本丸御殿大広間が完成し、一般に公開され始めたのです。
まだ復元計画の途上ではありますが、入場者数の大幅な増加には、築城400年祭などのお祭りと共に、この本丸御殿が果たした役割も大きかったのでしょう。

もし熊本まで来る機会がある方は、お城周辺のそぞろ歩きをお薦めします。

熊本城公式ホームページ

熊本城観光体験記


(追記:一口城主制度が09年1月1日から再開されるそうです。寄付者は天守閣内に芳名板掲示と城主証贈呈。個人寄付者には新たに寄付額に応じた無料入城できる「城主パスポート」も贈られるそうですよ。)

この危機を前にして

年越しを路上でしなければならなくなる人々が急増している時に、緊急経済対策を23兆円規模で講じるといくら口先で言ったところで、全く説得力はありません。

もし、本当に危機だと認識しているのであれば、正月返上してでも国会を開いて議論、審議をしても良いのでは?議員、役人が税金で働く意味は、こういう状況でこそ発揮すべきなのでは、と私は素朴に思うのですが。

でも、党利、私利のみで言葉遊びをしている議員だらけでは、もう物言うだけ、アホらしいことかもしれません。(嘆息)

PC、ネットのセキュリティーについて

今日は少し趣を変えて、PCのセキュリティー(安全保護対策)について考えてみようと思います。

多く方々は防御対策なしにPCやネットを利用している事はないと思います。
最低限の処置として、WindowsUpdate(毎月第2水曜日更新発行@日本)とファイヤーウォールとアンチウィルスソフトは利用されているはずですよね。
この3つをまだ利用していないとすれば、それは在宅時はもちろん、外出時も家の窓、扉を開け放して、丸裸状態にしているのと同じ事ですからね。空き巣も強盗も、どうぞいらっしゃい状態と言うことですものね。


でも、セキュリティーソフトと言っても、たくさん出ていて、選択に迷うことはないですか?
どれも同じでしょって? ところが性能は同じではないんですよねぇ。
私もかつては(十数年前)そう思っていました。有名なところのものであれば、違いはないだろうと。
しかし、その期待は見事に砕かれたのです。
何と、最も有名なN社のソフトを入れていて、当然更新も常に最新状態にしていたにもかかわらず、ウィルスにやられたことがあったのです。


それ以来、いくつかのアンチウィルスソフトを試した結果、最も優れていると確信したのは、ESETNOD32でした。
これは当時アンチウィルスソフトだけの単体でしたが、動作の軽さ、ウィルス検知、駆除能力は、他を引き離していました。
現在はESET Smart Securityというアンチウィルスソフトとファイヤーウォールがセットになったものとして出ています。
迷っている方がいたら、私なら迷わずこれをお薦めします。


また、PC進入型不正プログラムはウィルスの他にも、様々あるのが現実です。
ワーム、スパイウェア(PC内の情報を収集、自動送信)、悪質なアドウェア(広告を勝手に表示する)等々です。
これらの不正プログラムは、アンチウィルスソフトでも検知、削除出来るものも多くなってきていますが、出来れば専用ソフトを利用することをお薦めします。何故なら、ウィルスとアドウェア、スパイウェアでは動作が違いますし、アドウェア、スパイウェアについては、専用ソフトの方がカバーする種類も多いと思うからです。
私は、Ad-AwareSpybot Search&Destroyの二つを使っています。どちらも無料で使えます。


さて、最低限の防御をしましたが、もうこれで安全かというと、なかなかそうはいかないんですよねぇ。
その他にも不正なプログラムはネットのいたるところに仕掛けられていたりします。
例えば、フィッシングサイト(phishing site)が有名でしょう。正規のサイトを装って、実はクレジットカードの情報やネット銀行などのIDやパスワードを収集している偽物のサイトです。
最新のWebブラウザは、そうした詐欺サイトでは警告を出すようになってきていますが、アクセスしたサイトのURLが真正なものか、確かめるという自己防衛も大切になっています。

こう書いていくと、ネットは怖いものに思われますが、きちんと安全策を講じて利用すれば、これほど便利なものも他にはありません。
セキュリティー意識を高めて、ネットを楽しみたいものです。
それぞれ詳しく知りたい方は、解説ページにリンクしておきましたので、ご覧下さい。

2008年12月12日金曜日

US上院 救済法案 否決

US三大自動車メーカーの救済法案が、上院で否決され廃案になりました。

これは相当「やばい」ことになりました‥

GM・クライスラー破綻か、そしてフォードも危なくなりそうです。

雇用もさることながら、関連業界、特に銀行が再び危機に陥ることになりはしないか‥

US自体の財政赤字の莫大な額‥

これは、実に恐ろしい事態の引き金になりかねないと。

全世界がUS政府、議会の交渉を息を呑んで見守っているのでしょう。

我らが国の政府、議会は、この絶体絶命の状況に、どう対処するつもりなのでしょうか?

今年の漢字は

「変」だそうですね。

私は「腐」だと思います。

経済、政治、行政、メディア、そして人の倫理観など、多くの分野で「腐」れが目立つからです。

まぁ、生ものというのは、旬を過ぎると熟れすぎて腐敗していきます。

人間の世界ってのも、生もののようなもの。

腐らないものはないと言ってもいいのでは?

自然界では腐敗の後、再生が始まるわけで。

だとしたら、この人間の娑婆でもそれはあると。

ただ、その再生には時間も必要でしょう。

過剰な悲観はしない方がいいのですが、

よりまっとうな再生に向かうには、

よりまっとうな知恵と意志が必要かと。

私はそう思っています。

2008年12月9日火曜日

自民党 分派活動激化だそうですが

劣化した自民党内部で、分派活動と言える動きが活発化しているらしいですね。

自分達が担ぎ上げた党首であるにもかかわらず、批判の集中砲火を浴びて、危険水域に突入するやいなや、風見鶏よろしく所属している自分達の党に見切りをつけるのですかね?

あきれてしまいます。

リーダーとしての資質を見抜けなかったあなた達こそ、自分自身の資質を問うべきです。

であるにも関わらず、

結局、権力を持てそうなところへすり寄って行くわけですか?

野に下る覚悟もなく、政治家になったのですか?

議員という職を失うのが怖いのですか?

浪人して、もっともっと苦労を積む覚悟もないのですか?

下野や浪人で、少しはまっとうになれるかもしれません。

あまりに見苦しい動きはおやめなさい。

ますます私たちの政治家不信を増大させるだけです。

民主党もそんな風見鶏議員を受け入れるとすれば、自民党と同類になるでしょう。

数は力と言うこともあるでしょうが、浮き草議員は所詮浮き草でしかありません。

かえって足を引っ張りこそすれ、国民をリードする力には役立たないでしょう。

2008年12月8日月曜日

憶えてますか?迷い道くねくね(政治版)

渡辺真知子さんの曲ではありません。このところ続いている政治版の「迷い道」です。

恋も政治も曲がり角を間違えると、修復不能になるのです。
「一人でいい気に」なっても、「意地を張って」も、「昔のプライド」を今更捨てても、もう駄目なんですね。歌詞の一部を政治関連に変えてみると、符合することが多いです。

一人でいい気にならず、自分を客観視するってことは、なかなか難しいものです。自分に都合が悪いことは、極力避けたくなるものです。
政治家の皆さんは、特にその傾向が顕著なのかも知れません。

しかし、迷い道に入り込んでいることへの自覚がないのは、政治家の資質に問題があるのでは?と、このごろ思うのです。

では、続けざまに辞任した二人の総理会見を思い出してみましょう。

まず、安倍元総理(当初アップしていた辞任会見の動画が元サイトにおいて削除されていたので、別のものを)
記者会見

続きまして、福田前総理。(これも既に削除されていますが、最後のがまだ生きていますので、このままにしています)

次は、会見の最後の部分で、有名な「あなたとは違うんです」の部分です。





如何ですか? 思い出されたでしょうか?

お二人とも、現状打破、そして今後の展望を開くための辞任だと強調されていますね。

ところが、その後の展開は、ご存じの通りです。

間もなく、3人目の同様な会見が行われる可能性が高まってきました。

21世紀の大恐慌を目前にして、唯一確かなことは、己の知恵と行動しかないと言うことでしょう。こうした劣化した政治家に頼ることはもう無理だと。

2008年12月7日日曜日

自民、公明の皆さんへ

一刻の猶予もなく、政権能力を失った自民、公明は麻生氏に解散を促すべきです。このまま放置すれば、恐慌脱出どころか、場当たり的対応をして状況を悪化させた最も恥ずべき政党として名を残すことになるでしょう。


2008年12月6日土曜日

株価などに見る経済の様子

日本産業を引っ張ってきたと言われる自動車関連株の現状は、すさまじいですね。つい先日まで販売高世界1位とかしましく騒がれていたトヨタなど、2006年末から07年始めに8000円台に乗るところまで行っていた価格が、今日の終値2650円ですよ。ホンダが1653円。凄い落ち方です。

USのBIG3と言われるフォード、GM、クライスラーも勢いを失っていたところへ、この金融恐慌ですから、米政府支援なしには潰れそうな状況のようです。今回は貿易のせいでもなんでもなく、自分達の国のマネーゲームが震源ですから、他国に文句の付けようもなく、政府に頼るしか為す術がないんですね。

この恐慌はおそらく来年以降、もっと深まっていくのでしょう。世界の大部分で信用がしぼみ、企業の再編やリストラクチャーが起こるでしょうしね。そうなれば、消費する金もしぼみ、当分は回復は見込めませんよねぇ。

それに働き方の多様性を作り出すなどと言われて導入された派遣制度や自動車関連で多い季節労働では、早速首切りが行われ始めました。派遣労働や季節労働など、使う側に好都合な仕組みであって、使われる側にとっては情け容赦もない仕組みになることが、はっきりしたと思います。最悪、使い捨てになると。先の見通しが持てない人々が増大し、社会不安の要因にもなるかも知れません。

さて、日本のリーダーは対処できる術をお持ちなのでしょうかね?漫画で世の中の動きを見ている場合じゃありませんぜ?








2008年12月4日木曜日

嘘が堂々と通る世の中

「おれおれ詐欺」以降、次々に登場する人を騙してお金を分捕る輩が、大増殖しています。騙しのテクニックも日進月歩らしいですね。倫理も何もあったもんじゃありません。

そして、それはこの国のトップにも同じように言えるようです。

所信表明で年金の国庫負担二分の一増額を所信表明で「4月から」と自ら述べた麻生氏が、あろうことか、今日はその棚上げを平然と言ったのですからねぇ‥ これでは、「おれおれ詐欺」に関与している輩に「嘘も方便」と言っているようなもの。

こんな恥知らずな人間が、一国のリーダー(?)になれる国って、ほんと、滅亡する道を選択しているようなものです。

2008年12月3日水曜日

ふと見上げると

昨夜、会合に出掛ける時、玄関先で空を見上げると、三日月と共に傍らに二個の星が目立って輝いていました。帰宅後調べると、金星と木星が月とランデブーしていることが分かりました。

地上では人の欲でてんやわんやしている間も、天空では法則通りに動いているのですね。早起きしたついでに、久々の画像をアップ。

2008年11月30日日曜日

裁判員制度

来年5月21日から実施されるという裁判員制度。裁判員候補への通知が送付されたそうですね。
今のところ、幸いに私には届いていませんが、皆さんはどうなんでしょうか?
しかし、今後毎年候補抽選は行われるわけで、候補になる可能性は皆にあるわけです。

司法制度が違いますが、USで昔作られた映画「12人の怒れる男」という映画をご存じでしょうか?
父親殺しの容疑の少年に対する裁判において、12人の選ばれた陪審が全員一致の評決を得るまでの過程を描いたものです。ヘンリー・フォンダが扮する主人公が唯一無罪の可能性を主張し、圧倒的に少年に不利な状況証拠を検証して、無罪へと評決を導いていくというものでした。印象的な映画の一つとして記憶しています。

有罪か、無罪かを決めるのがUSの陪審の役割のようですが、裁判員制度では、刑事裁判の内、一定の重大犯罪について、有罪、無罪の判断と共に量刑の判断まで求められるそうです。陪審制度と違い、合議は裁判官と共にすることになるそうですが、死刑を含む判断まで求められる事になります。

映画ではかっこいいヘンリー・フォンダでしたけど、もし同じような状態になり孤立無援の状態で、疑問点を徹底検証するだけの気力が私にあるかどうか自信はありません。それに、被害者側に心情的に傾きやすくなる可能性を有する裁判への被害者参加制度も同時に始まるからです。

私は過去にえん罪が起きたことも踏まえ、死刑を含む可能性のある合議には、参加を拒否したいと思います。終身刑が刑法の最高刑であれば、もし、えん罪が起きたとしても修正できるので、参加もやむを得ないと考えています。

皆さんはいかがですか?もし良ければ、右側の投票をして頂ければ幸いです。

2008年11月29日土曜日

党首討論

USを震源とする金融大津波が全世界に大打撃を与え、企業だけでなくアイスランドという国家自体が破綻しようかという大恐慌に突入しようとしている時に、我が国の首相は矢継ぎ早の経済対策を投入していく術も持たず、大部分の国民から解散を求められているにも関わらず、逃げの一手で精一杯と言うことが明白になりましたね。

「政局より政策」などと白々しい事がよく言えたものですよ。政権を維持するだけの目的で、国民の疲弊には「我関せず」という首相、そして与党の態度には、はらわたが煮えくりかえる思いです。


現与党が政権を継続するより、総選挙を実施して選挙民の付託を背負ったところに政権を担って欲しいのですよ。私としては、ね。そのためなら、多少の政治空白など問題ではありません。USは、金融破綻の真っ最中に大統領選が行われたのですから、空白など理由になりません。一刻も早く、腐った中身は変えないと腐敗菌が多方面へ感染を広げてしまい、取り返しのつかない状態になりかねません。

麻生氏の失言、暴言ショーには、もうつき合う気は金輪際ありませんので、亀戦術はあきらめて早々に引っ込んで頂きたいものです。

2008年11月27日木曜日

不幸な日本

(麻生議長) 67歳、68歳になって同窓会に行くと、よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。彼らは、学生時代はとても元気だったが、今になるとこちらの方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているからである。私の方が税金は払っている。たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ。だから、努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、そういうインセンティブがないといけない。予防するとごそっと減る。 病院をやっているから言うわけではないが、よく院長が言うのは、「今日ここに来ている患者は 600人ぐらい座っていると思うが、この人たちはここに来るのにタクシーで来ている。あの人はどこどこに住んでいる」と。みんな知っているわけである。あの人は、ここまで歩いて来られるはずである。歩いてくれたら、2週間したら病院に来る必要はないというわけである。その話は、最初に医療に関して不思議に思ったことであった。 それからかれこれ 30年ぐらい経つが、同じ疑問が残ったままなので、何かまじめにやっている者は、その分だけ医療費が少なくて済んでいることは確かだが、何かやる気にさせる方法がないだろうかと思う。」(経済財政諮問会議 第25回会議(H.20.11.20)議事要旨より抜粋。強調=筆者)

現首相の度重なる心ない言動の最新版です。

言葉というのは、政治家にとって命と言っても言い過ぎではないでしょう。特に一国を代表するリーダーであれば尚更です。

それがこうも軽率というか、偏見に満ちているというか、木を見て森を見ずというのか、身の回りの様子から聞きかじった事で、そんな発言を連発する人物が我々の国の代表者かと思うと、怒りと言うより、もう情けなさしかありません。自分達が不憫ですらあります。

ザックバランな言動が持ち味らしいですが、自分の立場、影響を考慮できないのであれば、もうそれは暴言と言えましょう。

こんな知性の欠片も見えない人が、いつまでその座に居座り続けるのでしょうか?

「こんな民の心を感じ取ることが出来ない政治家に、何で給料を払うんだ?」と、私たち国民は声を大にして言いたいですね。


2008年11月21日金曜日

支離滅裂

世界恐慌への国内経済対策に、子ども騙しより質が悪い「給付金」が大きな柱とは、現与党の構成政治家は「政(まつりごと)」の世界から去って欲しいものです。

この給付金の発想を「家庭」に置き換えて考えてみれば、それが如何に愚作か、よく分かります。

倒産間近、給与カットされている父親が、母親の見栄に急き立てられて、子供達に一回限りの大盤振る舞いのご馳走を食べに行くのと同じ事だと思いませんか?

子供達も馬鹿ではありません。家の窮状はすでに承知。学費、生活費さえ、先行きどうなるか不安が大きくなっている時に、親のこんな行為を素直に喜ぶはずがないではありませんか。

しかも子供達の貯金額に差があるから、自分達でどう分けるか決めなさいと。

「そんなお金の使い方をするくらいなら、もっと他にすべきことがあるだろう。こんな両親を持った自分達に未来はあるのか?」と心中思うに違いありません。こんな家庭は経済破綻してしまうでしょうよ。

言わずもがなですが、父親は自民党、母親は公明党ってことです。

その自民党総裁、つまり総理大臣ってことですが、またまた得意技を繰り出しましたね。失言、方言ですよ。

「自分が病院を経営(??)しているから言う訳じゃないけれど、大変ですよ。はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」と曰ったのですからね。(*括弧内は筆者加筆=病院経営してるのは親族でしょうよ!)

社会的常識と知性が欠落しているのは、医者じゃなくて、そう曰った本人でしょう!!

こりゃぁ、日本医師会が憤るのも当然でしょう。自民支持の大きな組織だった医師会ですが、プッツン辞任が続いた後、支持を継続するか、下部団体では議論が起こり、一部医師会では民主支持に移行すると宣言も出ているそうですよ。だから、この失言の影響はその揺らぎが大きくなりこそすれ、小さくなることはないでしょう。

だから、前々から言ってたでしょう。もう自民党内には政権を担当する能力がある人物はいないと。

とにかく「至急解散すべし!!」と言うしかありません。




2008年11月12日水曜日

共通点

政治家で聞き取りにくい話し方をする人物は多いようですが、難読でも何でもないものを間違えるとなると、知性ってものを疑います。「言語不明瞭、意味不明」な人としては、元首相の竹下氏でしたっけ?そんな人もいました。

最新版の麻生首相も漢字が読めない人らしく‥ 

踏襲(とうしゅう)=ふしゅう 未曾有(みぞう)=みぞうゆう 頻繁と煩雑の取り違え等々、日本語の学び直しが必要かと思えるほどです。国会の答弁書には振り仮名が必要なのでしょうか?

そして、私が発見した面白い共通点とは、その最新版首相と彼の地の大統領、つまりUS国のBush氏ですけどね。その彼も「native・speakerとは思えない過ちを頻繁(ひんぱん)に犯し」ているそうですよ。ここ(eigoTown.com)に具体例が書いてあります。

読み間違い、言い間違いは誰しも経験はあるとは思うんですが、恥ずかしいものです。恥ずかしいからきちんと調べて間違いをしないようにするのが知性だろうと思います。繰り返すってことは、つまりは、知性の欠如?(^_^;

漫画の読み過ぎだったり(麻生氏)、若い頃は遊び呆けていたり(Bush氏)、分かりやすいと言えば分かりやすいです。だから、何でも思いつきだったりして。

何だか納得できる共通点ではありました。

無茶苦茶な対策

悲惨な結果に終わった地域振興券と同じ発想の「定額給付金」なる施しをまたまたするそうですよ。現世利益の宗教団体がバックボーンの公明党らしい発想です。自民党は議席確保で公明の施しを受けねば危うい選挙区ばかりだから、言われるがままにせざるを得ないようです。

安易すぎる発想でしか政治を出来ない現状は、末世ですな。「あとは野となれ山となれ」なのでしょう。腐りすぎてて、処置なし。

また残念な訃報

News23のメインキャスターだった筑紫哲也さんが癌闘病の末、亡くなりました。

ニュースステーションの久米宏さんと共に二大キャスターで、ちょっとやんちゃな久米さんと落ち着いた雰囲気ながらも硬派な面も見せていた筑紫さんは好対照でした。

混迷する今の政治(特に与党)に切り込んだ報道をもっとして欲しかったですね。残念でなりません。

2008年11月7日金曜日

新大統領

アフリカ系の血を引くBarack Obama氏が次期44代大統領に選出されましたね。

何ともUSにとっては歴史的な日に違いありません。何しろアメリカ建国以来続いてきたWASP支配がほころび始めたとも言えるわけで、びっくりですよ。未だ強固に残る黒人蔑視の中で、B.Obama氏は冷静さと卓越した演説で聴衆を魅了したと言うことでしょうか。それにUSを構成する人種構成が、随分変化してきたという証左でもあるのでしょうね。

さて、ひるがえって我が国はというと‥

国民の審判を受けないままズルズルと旧体制が続いておりますね。1930年代に匹敵する恐慌のおそれを理由にです。その震源地はそんな中で新大統領を選ぶ長い長い選挙期間を続けてきたと言うのにですよ。しかもみっともないことに、現金ばらまき戦術まで投入するというのですから。地域振興券の失敗を学んでいないのでしょう。理念も何もない現与党にはほとほと愛想が尽き果てています。

US嫌いというか、ブッシュ嫌いの私であっても、彼の地の「Yes. We can!」での劇的変化は、羨ましい限りです。ほんとに。

言いたい放題

先日の更迭された国土交通大臣といい、今回の空自空幕長といい、言いたい放題ですな。しかも開き直りまで同じです。

そりゃ、個々人の思想や感じ方は色々あるでしょう。

しかしですっ!どちらも公的な立場を利用し、自らの妄想的内容を発言しているから、けしからんのですよ。

2008年10月27日月曜日

市場至上主義の行き着く先

USによる新自由主義、市場至上主義導入の結果が、今の経済の惨状だ。小泉元首相と竹中氏等は、まさにこの原理を日本に導入し、それを「グローバルスタンダード」と称して、後を追ったのだった。
その結果、非正規雇用者が爆発的に増え、組織力を発揮する力が減衰し、個に分断され、現状のワーキングプアと呼ばれる人々を生み出したのだろう。

このことは日本の組織力を怖れていたUSにとっては好都合なことであり、より支配しやすくなっているとも言える。

我々は、今後もUSの意のままに動いていくつもりなのだろうか?

2008年10月16日木曜日

1929年→2008年

タイトルの年は、世界恐慌が起きた年です。

「歴史は繰り返す」 

言い古された言葉ですが、今、世界で起きていることは、まさにそれです。

時代こそ違え、欲望に踊った人間達によって引き起こされた事態と言うことでは同じですね。US発ってところまで、同じですよ。

幽霊のような実態を正確には反映しない金あやつりゲームで汗を流す実体経済を混乱に陥れる怪物に、人の心は歴史の教訓から何も学んでいなかったって事でしょうな。

さぁて、このまま悲惨な大恐慌へ世界は向かっていくのでしょうか? いや、すでに奈落への転落が始まっているのかも知れません。


2008年10月1日水曜日

代表質問を聞いて

まずは素直な感想を。
民主小沢代表のものは、質問と言うより、まさに所信表明でしたね。前日の麻生氏の演説に比べれば、はるかに具体的で理念も感じられるものだと感じました。麻生氏の逆質問の戦術に乗るより、より具体性をもった政権構想を述べた方が得策だとしたのでしょう。これは成功したのではないでしょうか。

その後の自民幹事長細田氏は、小沢氏の個人攻撃を演説の先頭に持ってきたところを見ても、自民党の断末魔の叫びにも似たものだと感じてしまいました。

私は小沢氏を全面的に信頼している訳ではありませんが、自民党を脱党し紆余曲折をした経験は、多少は世間の風を受け角も取れてきたと見ています。それに少なくとも、現自民党の人材より、民主を中心とした現野党の方がマシではないかと。

2008年9月29日月曜日

麻生氏の所信表明演説?を聞いて

一言で言うと、まるで野党による代表質問かと聞き間違うようなものでした。そうかも知れませんね。近いうちに野党になり、その練習をされているのかも知れません。


五日坊主、暴言辞任の前国土交通相

任命と就任辞退が大間違いだったと言うことでしょうね。中山成彬なる人物像を知りたければクリック。件のお方はWikiにもあるように、「南京大虐殺は存在しない」と主張する「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の会長を務めているそうです。そう言う考え方の人物であれば、「ぶっ潰したい」日教組は不倶戴天の敵なのかも知れません。

しかし、統計的論証もできない、個人的な思い込みとしか考えられない事を、国務大臣が口にするとは、呆れるしかありません。しかも、暴言辞任後も「プッツン」したかのように、日教組攻撃を続けています。

私は日教組を擁護するつもりもありませんし、その団体が今まで批判されるような事をしていないとも思ってもいません。それに大きな組織なのですから、不正をするような不良教員もいたに違いありません。それは、政治家にも当てはまることです。だからといって、その団体そのものを否定するのは無茶苦茶です。それこそ「集会、結社の自由」に反する弾圧的言質とも言えると思います。

日中戦争や太平洋戦争の記憶のリアリティーが薄れてきた時を見計らうように、その中身を屈曲させようとするかのような言動やプロパガンダが最近多く見られます。歴史の再検証は、大いに結構ですが、「歴史は権力者の都合で作られる」という事を忘れず、科学的でフェアな歴史検証をしなければなりません。「日中共同歴史研究」という日中両国の有識者会合が2006年から始まっています。こうした取り組みの積み重ねで、偏りの少ないフェアな歴史記述がなされること日が来ることを期待しています。

今回の中山氏の言動は、そうしたプロパガンダの一つのように思えてなりませんでした。

2008年9月25日木曜日

川辺川ダム問題に光射す

9月11日、潮谷県政の後を受け新知事になった蒲島熊本県知事が川辺川ダム建設の是非について判断を下しました。ダムによらない治水の方法を最大限追求すべきだとして、ダムに否定的な判断でした。「球磨川という地域の宝を守りたい」「ローカル」な「住民独自の価値観を尊重することで人や地域が輝き、真に豊かな社会が形作られる。その時、住民の幸福量は増大したといえるのではないか」と。

これによって国によるダム建設が出来なくなるという事ではありませんが、地元首長が望ましくないと表明した事で、川辺川と本流の球磨川を川らしく維持できる可能性が出てきました。良かった、良かった。(^O^)

温暖化(高熱化)の影響で、気象に荒々しさが出てきていて、球磨川沿いの住民にとって洪水の懸念が増している事もあり、ダム以外の治水をどうするか、早急に策を講じていく必要があります。住宅地かさ上げ、遊水池確保、流域森林の保水力アップ、河床掘削などなど、地域の事情を鑑み、対策を講じていって欲しいと思います。

2008年9月9日火曜日

大相撲、末期症状2

大麻吸引を否定し続けていたロシア人力士二人の疑惑について、北の湖理事長、大嶽親方も科学的検査結果を認めざるを得なかった。当然のことだ。それにしても理事長は辞めても理事にとどまるのは、どうなんだろう?協会自体も身内に甘いと言わざるを得ない。

今回は当事者にならなかった他の部屋の親方衆も含めて、旧態依然の精神性は残っているのではないか?伝統という理由で、今の社会に受け入れられないような実態が明らかになったとも言え、これでは新執行部によって、部屋と協会との関係を社会的にもわかりやすく秩序立てし、組織として機能するような改革を出来るとは思えない。

今回までの一連の事件やその対応が、少ないながらも相撲が好きで毎日稽古に励んでいる子供達へ与えたショックも少なくないだろう。プロの世界の魅力次第で、その競技の人気に影響が出るのは、他のスポーツ分野を見ていても分かることだ。

さて、大相撲はどんな道を選択するのだろうか?

2008年9月6日土曜日

大相撲の末期症状

北京五輪の熱気が落ち着き始めた頃、大相撲で大麻汚染という事態が起きました。稽古に見せかけたリンチ傷害致死事件、朝青龍わがままし放題など、このところ大相撲では、取り組み以外の事柄で、衆目を集める事件が連発しています。その度に相撲協会が見せた対応は、時代錯誤的なものでしかありませんでした。

伝統技という事や「国技」と称してきていながら、その実施形態や経営形態は、すでに今の社会規範に対応することが出来なくなっているように思います。家族経営の相撲部屋、その親方衆で構成する相撲協会というのは、いわば現代の組織としては素人集団であり、お山の大将達の経営と言えます。

また外国人力士の不祥事が頻発する遠因は、相撲人気が減衰していた中で、国内から弟子を集められず、即席に国外から弟子集めをしてきたツケが出始めたとも見えますね。

スポーツと括るには興行的ショー的要素が強く、かと言ってショーに特化すると「相撲道」に恥じることになりかねません。とっくに相撲道なるものは、廃れてしまっているのでしょうけれど。とにかく曖昧な団体にしか見えません。

今回の麻薬汚染事件の対応で、笑ってしまう事があります。

世界アンチドーピング機関(WADA)が認定した国内唯一の検査機関である三菱化学メディエンスによる精密検査で、「大麻陽性反応」という結果が出たにもかかわらず、疑われている力士(露鵬)は「絶対に信用しない。信用できる病院でもう一度検査をしてもらいたい」と言ったそうです。笑っちゃいますね。

どこの病院で検体を取っても、ドーピング検査はその専門機関でしか出来ないって!(爆)しかも、親方すらもその弟子の言葉を信用するというのですからねぇ。。。そりゃ、力士にとって、生活の糧を得る仕事がなくなる瀬戸際なのですから、やってても、やってない!と言うでしょうよ。

この非科学的発想が未だに通用するのが相撲の世界ならば、それはまさに絶滅危惧種と言えなくもありません。

2008年9月1日月曜日

またまた唐突な首相辞任!

燃料、輸入穀物の高騰によって、再び景気後退の局面のさなか、またもや首相の唐突辞任劇だ。およそ一年前、ボンボン首相のプッツン辞任の後を受け、担ぎ出されたとは言え、一国の総理大臣を引き受けた福田氏だったはずだが、方向性を見出せず、漂流するように運営してきたツケかもしれない。

とは言え、国会運営の混乱を民主の責任になすりつけ、政権を投げ出すのは、前ボンボン首相と同じではないか?そして辞任という選択は、自民党の党利党略以外の何ものでもない。解散して国民の意思を問うべきだ。

さらに与党に与している公明党なる政党の暗部をさらけ出すはずの矢野元委員長の国会証人招致をぼやかす事になりかねない。これは政権が変わろうが、解明すべき事だ。

それにしても、こんな人物たちを続けて総理に出す自民党には、政権を全うする能力をもった政治家がいないことを示している。次期自民党政権を誰が担うにしても、早く解散に追いこみ、総選挙では、もう国民は温情を持って票を入れてやらないことだ。彼等に政権を運営させるのは酷なことだから。

2008年8月28日木曜日

北京五輪の宴の後

様々な問題を内包した大会でしたが、それ自体はどうやら閉幕し、もう余韻も微かになった頃かと思います。しかしその微かな余韻の中で録画ニュースを見たりすると、選手たちが見せた競技後の表情に彼等の思いが凝縮していて、思わず共感してもらい泣きをしてしまったりします。

開催国の思惑は別にして、各競技のシーンにはたくさんの見所がありました。中でも私の印象に残ったのは、陸上競技の男子4×100mでした。何と言っても男子にとって陸上トラック競技では初めてのメダル。予選でのバトンパスミスで上位チームが失格した幸運はありましたが、バトンパスも含めての競技がリレーなのですから、堂々の結果でした。特に引退を決めている朝原選手や不調だった末続選手にとっては、かけがえのない銅メダルだったのではないでしょうか。

選手たちの熱気が去った北京やその他の会場となった都市は、熱狂の後どうなっているのでしょうか?強制帰郷させられた出稼ぎ者たちや路上売人たちがまた参集してきて、会期中は塀で隠された混沌の街区の賑わいを取り戻しているのでしょうか?

この北京五輪は、市場化してきたとは言え、まだまだ一党独裁国家だという事実を、明確に世界に示した祭典でした。宴の狂騒後、どのような変化を見せるのか、注目していきたいと思います。

2008年8月12日火曜日

集中する力

いろいろ問題のある北京オリンピックではあるが、参加している選手たちは最高のパフォーマンスをどう発揮するかに集中してほしいものだ。その中で、水泳の北島選手とバドミントンの末綱・前田組の活躍にはすがすがしいものを感じた。

アテネで二種目一位という北島選手にかけられてきたプレッシャーは凡人には知るよしもないが、潰されそうなものだったに違いない。そうした圧力を打破しての勝利は、見事と言うしかない。

かたやバドミントンの末綱・前田組は、華やかなスポットライトに照らされる美人コンビの陰に隠れ、臥薪嘗胆の気持ちだっただろう。しかし、活躍の兆しはオリンピック以前に既に見えていた。それは7月13日にあった全日本実業団選手権の最終日にオグシオ組に完勝していたのだ。

オリンピックに出るくらいの実力を持った選手たちではあるが、その彼等の心の有り様で、舞台でのパフォーマンスに陽が差したり、陰ったりする。そんなものが垣間見えるのもオリンピックの面白さなのかも知れない。

2008年8月9日土曜日

祭典と戦争

昨夜から、日をまたぐ時間に北京ではオリンピック開会式が始まりましたね。平和の祭典、スポーツの祭典としてのオリンピックの開幕に合わせるかのごとく、戦いの火ぶたが切られようとしています。競技の戦いではなく、殺し合いの戦いとして。

トルコの北隣にグルジア共和国という国があります。旧ソ連邦から分離独立した国の一つです。そこで今まさに戦争が始まろうとしています。グルジア内の親ロシア地域で、分離独立派が支配する南オセチア自治州にグルジア軍が侵攻し、対してロシア軍がグルジアに攻撃を開始しているニュースが報じられています。

スタジアム「鳥の巣」での開幕式典は、壮大なスケールと豪奢な演出で見る者を圧倒する内容ではありましたが、この時間にもグルジアでは銃火によって弱い人々が傷ついていると考えると、華麗な演出の裏にある中国でのチベット族の悲哀や地震の被災者の怨嗟の声が合わさって、灯された聖火が戦火に焼かれる炎にも見えてしまいます。

「これはこれ、それはそれ」という考え方が多いかも知れませんが、どうもお祭り気分にはなれそうもありません。

2008年8月7日木曜日

とても変!北京でのオリンピック

開催が間近に迫る時期にチベット族弾圧と四川巨大地震によって、相反する批判と同情を世界から示された中国で、ついにオリンピックが始まりますね。市民を遠ざけ異様な警備付きの聖火リレーや各種競技が開催される会場周辺の移動ミサイルまで登場させる警備の姿を見るにつけ、これが「スポーツの祭典」と言えるのかと疑問を持ってしまいます。何のために北京市、いや中国はオリンピックを招致したのでしょうかね。国外からの様々な批判に対しては、「政治を持ち込むな」と聞く耳を持たず、自画自賛の開催キャンペーンに懸命なところを見てしまうと、本当に興ざめしてしまいます。

各競技に参加する選手にとっては開催地が何処であろうと、最高の目標に向けて払ってきた成果を見せる舞台なのでしょうから、精一杯のパフォーマンスをと思いますが、主催国の姿勢があまりにも理不尽過ぎると、「北京市内のホテルの予約率が悪い」などと聞くと、「そりゃ、当然だわ」と毒入りギョウザを食わされた側から言いたくもなるのです。

それに、この度登場した高速鉄道もヨーロッパの車両技術と日本の新幹線制御技術によって建設されたものを、あたかも国産技術による達成のごとく喧伝する辺りに、まだまだ開発途上の精神性が垣間見えたりもするのです。ああ、模造技術も大したものでした。まぁ、これらは結局のところ、コンプレックスや羨望がなさせるものなのでしょう。

今回の北京でオリンピックを開催する意義を考えてみるに、衆目を集めたことによって、自国の基準と他国のそれとを比較する良い機会にはなっているのではないかと思うのです。盲目的愛国者はどこの国にもいるものですから、彼等は別にして、客観的思考が出来る人達には、良い機会になるのではないかと。慣れ親しんだ常識が、非常識かもしれないと考え始める切っ掛けになると期待しましょう。

2008年7月24日木曜日

サッカーU23代表壮行戦

オーストラリアに不用意に先制されたものの、攻撃のリズムも各ポジション同士の連携も日本の方が上回っていて、久々に気持ちよく観戦することが出来た試合でした。

同点に持ち込んだ最初の得点シーンは特に素晴らしく、サイドから抜いた内田がセンタリング。それを森本が絶妙に横に流し、それを上がってきた香川がけり込んだのでした。ゴール前でのこんな華麗な連携はフル代表でもなかなか見ないものです。そして終了直前に岡崎のヘディングで逆転。ほんと、気持ちよかった。

五輪のグループリーグはオランダ、ナイジェリア、米国と強敵ばかりですが、畏れず、怯まず戦って欲しいものです。

2008年7月22日火曜日

昔は良かったと言うことではありませんが‥

雨季が終わって、熱波の季節が到来しました。庭では蝉時雨も盛んです。温暖化が言われ始める前は、この時期優勢に聞こえていたのは、「ジリジリジージー」と鳴くアブラゼミだったのですが、今は「ワッシワッシワッシ」と鳴くクマゼミの音があふれています。以前は樹木のそこここに止まっていたアブラゼミをほとんど見かけません。

子供の頃、夏と言えば蝉とりを自作の網でしたものです。アブラゼミは樹木の低いところにもたくさん留まっていて、簡単に採れたました。クマゼミはアブラゼミより警戒心が強く、しかも樹木の上部にいることが多く、アブラゼミより大きく翅脈が緑がかり透明で、捕獲した時は貴重品を手に入れたような感覚を覚えました。そのクマゼミが今は場所によっては、低木の枝に鈴なりに留まっていたりします。南方系のクマゼミの適温になっているということでしょう。

蝉とりなどの他は、もう川遊びですね。当時、学校にプールがあるのは都市部くらいで、田舎育ちの私たちの泳ぎ場は、もっぱら川でした。一応、学校から遊泳にむく場所が指定されていて、増水などの危険がない時には「白旗(だったと思う)」が掲示されていました。遊泳禁止の時は、赤旗でした。学校から委託された監視員さんもいたような記憶があるのですが、そこは長閑な昔のこと、常時監視しているはずもなく、旗を立てに来る時くらいしか、いなかったのではないでしょうか。

そこは瀬や淵があり、深いところは3メートルくらいはありました。もちろん魚も多く生息していて、素潜りしながら、これもまた自作の矛で魚を突いたり、身体が冷えると日射で温もっている大岩で甲羅干しです。親が同伴するということもなく、近くのガキ大将を中心に、子供だけて遊んでいたものです。今の時代から見れば、考えられない危険だらけと言うことになるかも知れません。しかし当時は、親たちも、もちろん私たちもそれが当たり前という意識でした。

ニュースサイトを見ていたら、こんなニュースが報じられていました。死亡事故を受けての措置だそうです。責任追及をおそれるあまりの過剰な反応としか考えられませんが、それにしてもこんな対処しか出来ない福島県教委って、必要なのでしょうか?人間を育てる覚悟というものが感じられない対処法です。大分県教委といい、教師集団を統括する部門がこの程度では、この先、教師に教えを請うのではなく、自学自習で世界を知るしかなさそうです。

2008年7月19日土曜日

統治すると言うこと

チベット暴動武力鎮圧で批判に曝されていた中国で大地震が起き、結果チベット問題は雲散霧消的に消し飛んでしまった。そして北京オリンピックで国威発揚へ全力傾注なのだろう。

チベット問題だけでなく、地震被害者の救援や校舎倒壊問題追求でも当局の強権発動が見え隠れしている。やはり民主化が言われている中国の独裁体質は、一党独裁国家であることを如実に物語っていると言うことだろう。

大地震で校舎が倒壊した実態やその親たちの手抜き工事への抗議行動を表沙汰にしたりして、当局を批判することは、「国家転覆罪」や「国家機密漏洩罪」で逮捕されることになるらしい。よほど中枢まで腐敗や不正が浸透しているのだろう。強権で押さえつける姿によって、そのことが逆に大きく照らし出されるのだ。

さて、日本である。情に絡め取られて、腐敗のネットワークに組み込まれるのは、大分であれ、どこであれ、あり得ることだ。大分で明らかになった教職員不正(捏造といってもいい)採用は、他県においても、そこの担当者がいくら否定しても信じられるものではない。、社会保険庁をはじめとして、各公的機関の不正、怠慢、隠蔽の実態の顕在化によって、信頼できるものだという根拠がどんどん失せている。その内、統治機構そのものに対する不審が増大しそうだ。

政権の交代があっても、どこまでこの国の暗部をえぐり出し、少しでもまっとうなものに出来るのか、はなはだ心許ない。「同じ穴の狢」の誹りを受けない自信が、民主党をはじめ野党にどれほどあるのだろうか?

2008年7月18日金曜日

NO政と野茂選手引退

雨季(梅雨という情緒的な言葉で表せるような気象じゃない)が終わると、強烈な暑さが襲ってくるようになりましたねぇ。

天井知らずに上がる燃料。そして、小麦、コーンの価格上昇。それもこれも全てアメリカの資本、政策によるところが大きいんです。全国の漁師さん達が一斉に休漁しました。漁業だけでなく、農業も林業ももはや限界に近づいているようです。今までの政権党や農林水産省という第一次産業の政策立案する政府機関が、かつてまともな政策や展望をしてこなかった(出来なかった)ツケが、今ハッキリと顕在化してきたとも言えます。まさに陳腐な表現ですがNO政ですね。

命の源である食料の供給を外国、特に米国に依存する現状は、命を無条件に外国に預けている状態です。一次産業を担う力が失せた国は、滅亡する命運なのかもしれません。さて、我々はどうすべきなのでしょう?あなたは、どうします?

話題は変わって、昨夜のニュースで野茂英雄選手が引退を表明したそうです。私は野球にはさほど関心はないのですが、野茂選手やイチロー選手の戦績には注目していました。

特に、先駆けとして野茂選手が大リーグにチャレンジした姿には、大きな期待と勇気を感じたものでした。そして素晴らしい活躍に感動したものです。本人は引退には「悔いが残る」と語ったらしいですが、スポーツ選手の宿命とも言える力の減退には、逆らえないのかも知れません。悔いは残っても、我々に見せてくれた勇姿は、今後も語り継がれていくに違いありません。

野茂選手!!本当にありがとう!お疲れ様でした。

2008年7月13日日曜日

不正蔓延

偽装、不正、犯罪が大流行中の日本国ですね。

今は亡き元首相の角栄氏を頂点として、国、地方、官民を問わず、また政治、行政、司法、教育など分野をを問わず、腐敗の水脈が途切れもせず、この国のあらゆる分野に拡がっている様子を見せています。

今その焦点が当たっているのは、大分県で発覚した教員採用での恒常的、組織的不正ですね。このような不正採用ってのは、大分だけに限らず、他所にもあるのでは?と思います。口利き採用は至る所で囁かれているのではないでしょうか?どう思います?

まぁ、民間企業では縁故採用って結構ありますね。理由は色々あるのでしょう。素性が知れている方が安心とか、いきなり辞めにくいとか、色々。しかし金が絡
んでいなくても、そう言う情実にもとづくことをしていると、将来的には企業に危機を呼び込むような気がします。灰色の噂となって、組織を堕落させる気がし
ますからね。

それにしても、一人あたり2百万の口利き料だそうです。金を渡して依頼した側も得た側もどちらも教職に就いているか就いていた人達ですよね。そんな人達が子供達にはどういう教育を施していくのでしょうか?

「建て前と本音を上手に使い分け、必要な時は法律なんて意に介す必要はないですよ。見つからなければ何をしても良いのです」とでも子供達には言うのでしょうね、きっと。

とくかく、こんな事件が子供達の心にどれくらい影響があるか考えるだけで、空恐ろしい気持ちになる昨今です。

2008年6月22日日曜日

アジア予選 対バーレーン(HOME)

胃が痛くなる内容だった。

World Cup2010のアジア3次予選2組の最終戦日本対バーレーンの試合だ。
パスにこだわりすぎて、肝心のシュートへ至らない場面が多すぎる。

オシム元監督の時に見られた「がむしゃらさ」というか、必死さというのが感じられない。ディフェンスをこじ開けてでもシュートする度胸とでも言おうか、迫力がない。

力量差が明確なタイとの試合では、それなりの流麗なプレーからのシュートも見られるのだが、それが格上や同格の相手に通じるはずもない。

チーム全体がもっと度胸を持ち、迫力をもった試合の流れを作れないなら、たとえ本戦に出場したとしても、グループリーグで敗退し、決勝トーナメントへ進出することは出来ないだろう。

本当に胃が痛くなる試合だった。

2008年5月28日水曜日

雨季突入!!

放置している間に、5月も末になっていました。(^_^;

で、今年も荒れ模様の雨季に突入致しました。しとしと雨なら風情もありますが、「一天にわかにかき曇」って、どっと雨が降り出す様は、風情どころではありません。不安、危機感、恐怖を呼び起こすようなものであります。

ここ数年の内に見せ始めた気象の激しさは何なのでしょうか?地球シミュレーター(日本のスーパーコンピュータ)を使った気候変動予測では、今後日本の夏の降雨量は増加し、真夏日の日数も増え、さらに豪雨の頻度も増加するという結果だったそうです。

昨年は集中豪雨でここ熊本や宮崎などで大きな被害が出ました。だから、今年も雨の予報に何だか恐ろしさが伴うのです。

悄然と瓦礫の前に立つ人々の表情を見てあらためて思いましたよ。中国四川地震やビルマ(ミャンマー)を襲ったサイクロンなど、自然のエネルギーの前では人知は無力ですね。せいぜい逃げる事しかできません。

さてさて、今年は無事に雨季をやり過ごすことが出来るでしょうか?

2008年4月27日日曜日

一連の出来事で

放置も長くなると、何事も徐々に廃れるのが世の常‥(^_^;
このブログもそんな命運をと思われた方もいらっしゃるのでは?
すっとこどっこい、細く長く生きながらえようと考えております。(笑)

さて、世間では「道路特定財源制度」の中の「揮発油税」の維持か廃止かで賑やかな議論がなされていますね。確かに生活費に直結する物価高の折り、耳目を集めるのは当然でしょうね。

すべからくお金を握っている者が強者となる世の中ゆえに、国交省が差配できる予算を死守するのも当然と言えば当然でしょう。そして地方自治が名目ばかりで、国によって金で縛られている状況では、地方6団体(全国知事会・全国市長会・全国町村会・全国都道府県議会議長会・全国市議会議長会・全国町村議会議長会:今までは何を話し合ってきたのでしょうか?)が道路暫定税率維持を訴えたりするのも、致し方ないのかも知れません。

さりとて、完全にお金も伴った地方自治が実現した時、今の地方自治体に自主独立の政が出来るのか?というのも疑問と言うか不安なんですが‥

と、これは前置きでして、長くなりすぎました。今日書きたかったことは別件(^_^;

映画『靖国YASUKUNI』(李櫻監督)などにまつわる事です。自民党議員の稲田朋美氏が会長を務める「伝統と創造の会」で文化庁所管の日本芸術文化振興会がこの映画に対して助成金を出したことを問題として、公開前に配給会社に対し試写を要求したことに端を発した事柄についてです。公開予定の劇場が公開を取り止めたりしていますよね。稲田氏の主張やこれまでの活動履歴については、彼女のHPやWiki等を参照して下さい。彼女がどんな主張を持とうがそれは自由です。しかし振興会の応募審査を受け助成が決まった映画について、週刊誌が「反日的」と取り上げた等の理由で、あたかも検閲もどきの試写を求めるというのは、どうなのでしょうか?しかも国会議員という立場なのですから、尚更です。

監督が中国人であろうと、その内容がいかに「反日的」であろうと、それが優れた表現の内容であれば、それを助成対象に決定した振興会の度量の大きさを私は評価したいですね。文化とは様々な主張や考え方が織りなす奥行きが深く、混沌としたものだと考えているからです。偏狭で単純な思考に基づくものなど、面白くもありません。純化しすぎると遊びもなくなるものです。

聖火リレーでの中国の人達の反応も、偏狭な民族主義的な色合いが強く出ています。各国を回る聖火リレーの沿道を「五星紅旗」で埋め尽くすということが、その異様さを強調しこそすれ、オリンピックを純粋にスポーツの祭典と見ることを困難にしているのですから。もちろんオリンピックが純粋にスポーツだけの祭と言うつもりはありません。かつてナチスドイツがベルリンオリンピックで第三帝国の威信発揚にそれを利用したという過去もあるのですからね。

あまりに国家とか民族とかを強調するのは、価値観を狭め偏狭さを増進させてしまうというのが、過去の教訓と言うべきではないでしょうか。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということがないようにしたいものです。


2008年4月1日火曜日

本当の桜も咲き誇り

今朝、長女が新しい生活の場へと出立しました。これまでも家を離れていたので、それほど代わり映えする別れではありませんでしたが、高校時代とは違い大学生になるわけですから、自立への大きな一歩となります。餞(はなむけ)の言葉をとあれこれ考えたのですが、たいした文句が浮かぶはずもなく、

「心と体は自分でしか守れないのだからね。それと大人としてすべき事と自分のやりたいことをしっかりとやるように。」

と言うのが関の山でした。(^_^;

我が家以外でも同じような光景が、この櫻花の時期、そこここで見られるのでしょう。この淡い桃色の花が象徴するようなほのかな期待と不安を胸に、新しいステージに踏み出した自分自身の過去とも重なります。みなさんはどうでしょうか?

2008年3月20日木曜日

国家の威信

今、中国は国家の威信を保つために必死ですね。農薬汚染ギョーザだけでなく、少数民族チベット系民族の反政府抗議行動への対処の仕方にも焦りが見えるようです。

ギョウザ事件では日本側の捜査では、どう考えても中国の工場以外で農薬が混入されたと見るには無理がありすぎるのにもかかわらず、自国(中国)で混入はないと当局者が言明している始末です。またチベット自治区ラサでの反政府抗議から暴動が発生している事でも、当局発表と外部へ漏れ出る情報とは、大きな差があります。この場合、信用できる情報はどちらであるかは、火を見るより明らかでしょう。もちろん当局ではなく、自ずと漏れ出てしまう情報の方が確度が高いですし、旅行者が撮影した映像からも軍隊による制圧が明らかです。

北京オリンピックを間近に控え、対外国に対して威信を保つ為の情報操作なのでしょうが、その事自体が威信を低下させ、国家としての信頼や品位を低下させ、逆効果だと言うことを学んでいないのでしょう。漢族を中心に据え、少数民族は付き従えという「中華思想」と一党独裁が招く醜悪な方法と言わざるを得ません。チベット問題は中国にとって、「獅子身中の虫」と言ってもいい内政問題ではありますが、国際的な注視の中で軟着陸をさせる術を中国中枢部が持てるかどうかでしょう。多分、無理だと思いますが‥

さて、日本はこういう場合、どうのような外交対策で問題を解いていくのでしょうか?様子見で行くのでしょうか?悩ましい状況には違いありませんが、日本政府も内政に課題山積で、しかも意志欠如のリーダーでは、事に対処する術はないのかもしれません。政治的凋落はますます加速して行くようです。

2008年3月11日火曜日

汗ばむ日和

ブログを放置している間に季節はすっかり春になっていました。(^_^;

今春、ウグイスの初鳴きを聞いたのは、2月28日の早朝でした。我が家には木々が多く、小鳥も多数営巣しに来たりしているのです。毎春さえずりを聞かせてくれるウグイスは、非常に美声でさえずりも上手なのですよ。ウグイスの寿命がどれ位なのかは知りませんが、同じ鳥なのか、親から子へと縄張りを継承でもしてるのでしょうか?ウグイス以外でもメジロなどは群れでツツジの植え込みの中を行ったり来たりしていますし、たまにキツツキの仲間 コゲラが枯れた木の幹を突いていたりしています。

そんな春めいた昨日、娘がデジタルカメラとノートPC(大学で必要)が欲しいと言うので買い物につき合ってきました。車の中は直射日光で汗ばむような温度。合格祝いとしては、ささやかな物ですが、「買ってくれたら、超うれしい」と宣うので、私としてもそれは当然‥(^_^; CANONのIXY 20ISに決めて購入。ノートPCは修理などの利便性を考え、大学生協で本人が購入することにして、資金だけを渡すことに。久々の娘と二人だけでの「デート」で、私もご機嫌?な時間でした。(^O^)


2008年3月7日金曜日

桜 咲く!

いや、植物の桜ではなく、今日長女に合格の花がさきました。良かった、良かった。

昨夏、想定している二カ所の大学のオープンキャンパスに参加してみて、施設が新しく魅力的なA大学か、施設は古いがランクは一段階上のB大学にするかで迷っている様子を見せていました。しかしセンター試験は本人の思うような得点が取れなかったと悔し涙を流す結果に。聞いた得点は極端に悪いとは思えなかったのですけど‥

「浪人して来春B大学を受けても良いから」

と、心の中ではやせ細った脛を撫でながら、言っておきました。(^_^;

数日して施設が新しく教員も研究内容もB大学に引けをとらない事を知った娘は、

「A大学にする」

と気持ちを切り替えて伝えてきました。

2月25日に二次試験を受験し、途中、予備校数校から入学金、授業料全額免除の「特待生」の案内が来たりして、もし前期で失敗したら来春再起を期すか?などとメールをやり取りしながら、そして今日、A大学の結果発表だったのです。

B大学は九州内ですが、A大学はちょっと遠方になります。でも知らない土地というわけでもないので、私も安堵しています。で、早速今日の午後、住居選定などをするために、嫁と娘はA大のあるところへ向かいました。早めにアパートなどを決めないと、優良なところがなくなるかも知れないと言うことで。



しかし、何と言うのか、息子の時と違い、どうして娘ではこうも違うのか‥

ブログもずっと放置したままでしたねぇ(^_^;  まっ、これでひとまずは、落ち着くことも出来るので、放置の間隔も短くなるものと思います。(^O^)


2008年1月23日水曜日

今年も更新が‥(^_^;

1月もあと一週間ほどに。UPも一回だけ。別に体調を崩しているわけではないんですが、書く気力が減衰気味?(^_^; 

何と言うか、娘の受験が気がかりで‥  と言っても、親が手を出すようなものでもなく、見守る事しかできないのですから、ヤキモキしても仕方がないのは重々承知なのですけど‥

兎にも角にも、彼女の希望の範囲の成功を勝ち取ることを祈るのみの今日この頃です。

2008年1月14日月曜日

桜咲く春は来るのでしょうか?(苦笑)

年が改まり、既に半月近く絶ってしまいました。何かと気ぜわしい年初だったので、ここの更新もままならず‥(^_^;

長男の大学受験時は、ほとんど何も手を出すこともなく通り過ぎたこの時期だったのですが、今回の長女の受験では目指すところが難関であるだけに、何かと気に掛かってしまいます。本人も間もなく実施されるセンター試験を目前にして、かなりプレッシャーを感じている様子で、腫れ物に触るような感じです。親としてはただ体調を整えて、センター及び二次試験で本人が持っている力を存分に発揮してくれさえすれば良いと念ずるだけです。はぁ。。それにしても疲れます。(^。^;トホホ

それにしても、同じ受験戦争と言われる時期を通ってはいるものの、私の時代とは受験方式も変わっていて、「ははぁ、、こんなに変わっているのかぁ‥」と認識を新たにしています。少子化で大学全入時代と言われるものの、それが逆に大学間格差を呼び、二極化しているのですね。今日もニュースサイトで定員割れを起こしている私学が40パーセントを超えている状況と出ていました。受験生を集める有名大学と淘汰されるかも知れない大学。それは国立大学から独立行政法人となった大学もいずれ襲われるかも知れない波なのでしょう。私学、公立を問わず、競争という流れは止められないのでしょうね。

しかし、私は子供達に言ってきた事は、「どこに行く」かではなくて、「何をしたいのか」が大事なんだと言うことです。これは学びの場だけでなく、実社会に出ても一番大事なことだと思っています。果たして子供達に私の思いは伝わっているのでしょうか?(^_^;サテサテ‥

とにかくまだしばらくの間、冷や冷やする時期が続きます。