2008年12月30日火曜日

08年 この一年とは

沸々と沸き上がる憤怒とも言うべき感情をどこへ吐き出すべきか、そんな思いをこの年の瀬に持つ人も多いのではないでしょうか?それともそこを通り越して、どうにでもなるがいいと半ばヤケクソに?

政治の資質に欠けた政治家、都合良くヒトを切り捨てる企業、精神を病んだかのような犯罪者等々の蔓延、拡大、多発という世の中では、冷静さを保つのにも多大な努力が必要です。

とにかく、腹を立てる理由に事欠かない、この一年ではありました。

そんな一年の締め括りの感想は、

「改革に 振り回された なれの果て」ってところですかね。

さて、カレンダー更新後の丑年は、どんな姿になるのでしょうか?

「来る年に 不安な眼(まなこ) 揺れている」ようなことなく、希望を抱ける微かな光でも見つけられることを祈っておきます。

2008年12月28日日曜日

曖昧なもの

あなたは自分の記憶力の正確度について、どれくらい自信がありますか?
私はとんと自信がないんですよねぇ‥

「歳のせいでは?」って?

まぁ、それもあるかも知れませんが、うろ覚え状態ってのが、通常のことでして。(^_^;
例えば、他人がどんな服を着ていたとか、聞かれてあなたは正確に憶えていますか?
もちろん、個人差はありますし、短時間であれば正確な記憶も残っているとは思うのですけどね。

何故、今宵こんな事を考えたかというと、犯罪捜査で目撃証言というのが重視されていたり、テレビなどに登場している「コメンテーター」なるタレント達の曖昧な記憶や間違った思い込みにもとづく発言なんかを聞いたりすると、こんな曖昧なもので世論が作られたり、流されていったりするのかなと感じたからです。

科学の世界では正確性を限りなく求めて、その普遍性によって論が成立するのですが、その為に徹底的に疑い、疑問点を検証していきますよね。

ところが私たちの日常では、疑問点を徹底して検証するなんてことは、ほとんどありませんし、いちいち検証する暇もありません。なんとなく、何の根拠もない「信頼感」に基づいて結構判断を下しています。

起きた事象の事実とその背景にある真実を見つける目は、生来のものではなく、やはり鍛えていかないと身につけられるものではないのでしょうね。

かく言う私の目も記憶力と同様、相当ボケてるんですけどね。(;^_^A アセアセ…




2008年12月26日金曜日

全国学力調査

全国学力テストで地域別成績の開示を巡って、様々な議論が起きていますね。議論だけでなく、秋田県は全面開示しました。

この全国学力・学習状況調査というのは、あの日教組攻撃更迭された中山前国土交通相が、04年文科相の時に導入した「いわくつき」の取り組みです。

「いわく付き」というのは、調査の意義について、学力の高低が日教組の力の強弱と相関しているとみなして、彼自身がその検証をも目的にして導入決定経過を語っているからです。朝日新聞は組織率と学力の高低で、その相関は見られなかったと記事にしています。中山氏は組織率が力と同一ではない言ったものの、反証出来る根拠は示していません。このように偏りのある大臣決定により導入されたのが学力調査でした。

そういう調査ではありますが、その結果の詳細を私たちが知ることが出来ないというのは、どうなんでしょうか?それを地域に返し、地域が独自に検証し、実情に応じた対応を考えていく必要があるのでは?、形骸化した教育委員会がもっと責任を果たす必要もあるのでは?、と私は思うのですが。

ただ、学力が高いからと言って、人間力があるとは私は考えていません。学力がないより、ある方が良いだろうという程度です。



単純に全国平均以上、以下の数字だけ見ても、何の意味もありません。

今宵はこれにて。

2008年12月25日木曜日

Change!

CNNテレビによる世論調査で、Obama次期大統領の支持率が82%に達したそうです。歴代大統領の中でも、群を抜いているようです。

金融危機から発した危機がUS産業の弱点をさらけ出し、徐々に破壊が拡がっているのですからね。
そういう大恐慌への恐怖心が「Change」を掲げ、「Yes,we can」で自信を回復させようと劇的に誕生したObama次期大統領に、期待が向くのは当然と言えば当然でしょう。

ただ、いかにObamaさんといえども、この危機を劇的に乗り越える方策を見出せるとも思えません。時間が必要な破綻の補修をしている間、どれだけUS国民を安心させ、信頼を得るメッセージを出せるかが課題になるのでしょう。

我が日本国では、支持率16.7%(時事通信社12/19発表)という氷河期並みの超低支持率の麻生内閣が続いています。こんな内閣が発するメッセージが、「安心」「信頼」を得ることが出来るはずもありません。

私の望みはただひとつ。「Change!」です。

願いを込めて、Eric Claptonの『Change the world』をどうぞ。


ヒトがモノ化している現状

「内部留保」

内部留保とは、今期の税引利益から、税金、配当金、役員賞与など社外に払い出される分を差し引いた、残りの部分のこと。企業内に留保され再投資される。
内部留保には、商法によって積み立てることが決められている「利益準備金」、企業の判断によって積み立てられる任意積立金のほか、未処分の利益もある。

(野村證券 証券用語解説集より)

経済至上主義と言うべきでしょうか。小泉内閣で急加速した市場原理的経済体制によって、企業モラルも変質しているようです。

派遣社員、期間労働者の首切りをしている大手製造業(トヨタ、Canon、Panasonicなど)16社の内部留保の額が、なんと33兆円という莫大な額になっているそうですね。しかも02年当時の二倍に積み増されているそうです。中でもトヨタでは、13兆9千億!!

事業体として存立の危機にあるのならまだしも、莫大な額の余裕資金がある中で、「かつてない危機に直面」を理由に、ヒトを切り捨てていく事業体とは、いったい何のために存在しているのでしょうか?

民をないがしろにする国は滅び、ヒトをモノとしか思わない事業体もまた、衰亡していくのではないでしょうか?

2008年12月24日水曜日

あの日に帰りたい

荒井由美さんの名曲だけでなく、困難に直面した時には誰しもつい想ってしまうのではないでしょうか?

「あの日に帰りたい」と。

経済人も政治家も商店主もサラリーマンも農家、林家、漁師の人々も、そして学生時代に遊び呆けてしまった若い人も、この大恐慌を目前にして、かつて良い思いをした時期に想いを馳せたりしているのかも知れません。

そんな後ろ向きでは、直面する困難を克服など出来ない!と?

まぁ、そんなにシャカリキにならずに、聞いて下さい。

確かに後ろ向き、下向きでは解決出来るものも出来なくなりますよね。

でも、思うのです。ギチギチに硬直、緊張していても、同じように解決策は見出せないのではと。

今は確かに重大危機を目の前にしていることは確かなことです。

緊急対応も必要ですし、明日の暮らしへの対応も重要です。

それと同様にこの危機が、今までの仕組み、構造、方法を大きく変える契機だと認識することも大切だとも考えるのです。

例えば、国と地方の関係であるとか、力をなくしている一次産業(農林水産)の再生など、知恵を発揮すれば、大きく変化を起こしうるのではないかと。

お金の追求が、この危機を生み出したとも言えますし、世界一が人々に幸せをもたらすとは言えない事も分かりました。

「食の危機」や「温暖化の危機」、「内需の活性化」を考えても、農業、林業、漁業の再生が不可欠だと思うのです。

ただ、これを農林水産省に委ねることは駄目だと思います。何故なら、一次産業を死に直面させたのも農水省の無能が原因だからです。国に頼まず、それぞれの地域を知っている自治団体がその役目を担うべきです。

そのためにも、税金配分の仕組みを根本的にあらためる必要があるでしょう。

名曲『あの日に帰りたい』(荒井由美作)でも聴きながら、それぞれの思いを巡らしてみて下さい。

では、今宵はこれにて。

2008年12月21日日曜日

応援dayの結果

まず、高校駅伝女子の結果は、千原台高:7位 信愛女学院高:10位 男子は、九州学院高:8位でした。千原台、九学の入賞は、上出来でした。選手、サポートの皆さん、お疲れ様でした。

そして、アメリカンフットボールの東西大学王座決定戦、甲子園ボールでは、立命館大が法政大学を下しました。来年から全国8地域リーグの優勝校がトーナメントで王座を争うことになるそうですが、関西リーグ、関東リーグが、実力的に他地域より上回っているので、当分は関西、関東の優位は揺るがないでしょう。

FIFAクラブワールド杯の3位決定戦では、ガンバ大阪がパチューカを1:0で下しましたね。良かった、良かった。

ここ熊本は午前中から生暖かい風と共に雨が降り出し、夜まで大降りしています。そういうこともあり、打って付けのテレビスポーツ観戦日和でした。氷雨じゃないのが気になりますけどね。

もう、経済も政治の仕組みも変える潮時

この恐慌によって輸出型の産業、とくに自動車関連の収益悪化が急激に進んでいるというニュースが毎日続いています。つい数ヶ月前まで、「販売台数世界一か」と言われていたトヨタの営業損益予想が通期で単体赤字に転落しそうだそうですね。トヨタがこうなのですから、他の自動車メーカーは推して知るべしでしょう。

人間の気分を数学化するかのような金融工学で編み出された経済手法が、ものの見事に人の気分に敗れ去ったというのが、今回のサブプライムを端緒に始まった恐慌と言えるような気がします。

異性の気持ちすら理解出来ないヒトなのですから、それらの集合体の気分など推し量ることなど所詮無理なのですね。

ところで、外需が駄目だから、内需主導へと財政誘導する様子ですが、また列島改造計画のような土木建築主体の公共事業主導にするつもりじゃ、まさかありませんよね?

もうそろそろ国が各地域の計画まで細かに管理するような仕組みは廃止した方がいいのでは?と思います。地域のことは地域の裁量でお金を使う。つまり国家本位じゃなく、地方本位へ税制を変える時期なのでしょう。三割自治ではなく、8割自治ですね。後の2割で国の仕事をすればいい。

国家は外交と国防、あと地域行政単位の最低限のコーディネートをする。それだけで結構と言いたいですね。そうすれば国家公務員も今の数十分の一で済むし、国会議員も半分、いやそれ以下で良いような気がします。

そんなこんなを徒然に考えた夜でした。



2008年12月20日土曜日

明日21日は応援dayだぁ!

まず、午前中は全国高校駅伝女子、午後は男子。

熊本からは女子が2チーム出場します。県代表として信愛女学院高校が、そして南九州代表として千原台高校。男子は九州学院高校が出ます。

入賞を、欲を言えば優勝を目指して頑張れ!



そして、甲子園ボール。

アメリカンフットボールでの関西大学代表と関東大学代表で東西大学王座を決める大会です。
残念ながら私の母校はリーグ戦で破れてしまいましたが、関西代表の立命館大には是非勝って欲しいですね。
テレビ中継がないのが悲しい‥過去には全国中継していた時期もあったのですが。朝日comのニュースによると、東西対決方式での甲子園ボールは今年限りになりそうです。来年から全国8地域のリーグ代表校によるトーナメント戦になりそうだと言うことです。そうすると中継も再開されそう。^^



さらに、夜はFIFAクラブワールドカップの3位決定戦。

北中米代表パチューカ(Pachuca) とガンバ大阪との勝負です。
ガンバ大阪には、本当に名前の通り頑張って欲しいです。
Manchester Unitedの時同様、攻撃サッカーを見せてくれ!

2008年12月18日木曜日

ガンバ大阪善戦

クラブワールドカップ準決勝のヨーロッパチャンピオンManchesterUnitedとの勝負で、まだ互角の実力とまでは言えないまでも、3得点をあげたことは、破れたとは言え、見応えのある戦いぶりだと感じました。

玉際での余裕度や攻め時の切り替えなどには、まだ差を感じたものの、自分達のスタイルを崩さず、最後まで果敢に攻める姿勢には、勝敗以上に得るところが大きかったのではないでしょうか。

1991年11月の日本プロサッカーリーグ設立以降、人気先行の時期を経て、まだ世界のトップと互角とは言えないものの、見応えある勝負をするところまでこぎ着けたと言えると思います。

代表戦ではまだ溝が大きいのですが、クラブ単位では試合を見て意気消沈せずに済むところまでは実力がついてきたようです。

このところの無様な政治の状況で、スッキリしない日々が続いていたので、今日のガンバ大阪のファイティングスピリッツには、久しぶりに気持ちが高揚しました。

年賀状を書く時期ですが‥

何となく、気が重たいのです。

いやね、年が改まり、気持ちを入れ替える節目にする気持ちはあるのですが、正直、この大恐慌、もうこう言ってもいいかと、の中ではなかなか気持ちが晴れないのですよ。

来年が「めでたい年」になって欲しいのは山々なんですが、とてもそういう状況ではなく、もっと悪化する可能性の方が大きいとしか思えなくて。客観的に考えれば考えるほど、悲惨な年しか想像できません。

で、唐突に思ったのが、本当の意味での幕末から明治元年に起きた社会現象「ええじゃないか」現象です。社会の体制が大きく変わる時、不安を打ち消す開き直りみたいな現象に見えなくもないですね。

また、先の大恐慌(1929~)以降に起きたことなどが、時代や国際関係が違っているからと言って、この時代に起きないという保障はどこにもない気がするのです。

輸出関連企業が大打撃を受けたことも、政治が不安定要素をふくらましてきているのも同様ですし、内需振興も同じです。そして自国権益確保ということで、軍が力を増大させてきたのでした。現在も「国を守る」事を大義名分に、先の航空自衛隊の幕僚長のような主張が顕在化し始めてきています。以前からくすぶっている「シーレーンの安全確保」の名目で、自国権益確保が声高に叫ばれる日が近いかも知れません。

「この道はいつか来た道」にならないために、私たちは物事を冷静に考え、世の中に関与していかねばと、穏やかならざる気分で考えたりしています。

気分が重たいのは、もちろんそれだけではなく、この経済状況では私達の暮らしにどんな痛撃がくるのか、実に不安でもあるからですけどね。

ですから、年賀状を書く手が鈍りがちになるのです。ほんとうに新しき年に奇跡でも起こって欲しいくらいです。







2008年12月15日月曜日

犬野郎!

イスラム教では、犬は不浄のものらしいですね。はじめて知りました。

場所はイラクのバクダッド。ブッシュUS大統領が訪問最終日の記者会見中に


これはイラク国民からの贈り物だ。別れのキスだ。犬野郎!

の叫び声と共に、イラクのジャーナリストから靴を投げつけられたそうです。

その靴を辛うじて避けるブッシュ氏の映像はこちらです。


任期末期に、自ら推進した市場至上主義のつけが全世界に経済大恐慌を起こし、侵略したイラクは混沌状態のまま。イラク国民ならずとも、靴とまではいかなくとも、罵声のひとつも浴びせたくなるのではと、つい映像を見ながら思ってしまいました。(^_^;

2008年12月14日日曜日

城主の気持ち

地元のニュースを見ていたら、熊本城の年間入場者数が過去最多を越え、二百万人を突破したと出ていました。
十年ほど前までは入場者数が減少する一方で、70万人程度まで落ち込んでいたのですから、驚きです。

築城の名手と名高い加藤清正によって普請された熊本城は、名古屋、大阪の各城と並んで三大名城として認知されていますが、さすがにお城と言うだけでは、観光客にも飽きられてしまっていたのでしょう。

そこで熊本市の観光起爆剤として熊本城復元を企図し、全国に復元基金への寄付金を募る目的で「一口城主」制度を1998年(07年3月末終了)から始めたのでした。記録によると、寄付金総額は12億円を超え、一口城主は27,154人と言うことです。

その基金を元に西南の役で消失した門や櫓を復元しつつ、今年は復元のメインである本丸御殿大広間が完成し、一般に公開され始めたのです。
まだ復元計画の途上ではありますが、入場者数の大幅な増加には、築城400年祭などのお祭りと共に、この本丸御殿が果たした役割も大きかったのでしょう。

もし熊本まで来る機会がある方は、お城周辺のそぞろ歩きをお薦めします。

熊本城公式ホームページ

熊本城観光体験記


(追記:一口城主制度が09年1月1日から再開されるそうです。寄付者は天守閣内に芳名板掲示と城主証贈呈。個人寄付者には新たに寄付額に応じた無料入城できる「城主パスポート」も贈られるそうですよ。)

この危機を前にして

年越しを路上でしなければならなくなる人々が急増している時に、緊急経済対策を23兆円規模で講じるといくら口先で言ったところで、全く説得力はありません。

もし、本当に危機だと認識しているのであれば、正月返上してでも国会を開いて議論、審議をしても良いのでは?議員、役人が税金で働く意味は、こういう状況でこそ発揮すべきなのでは、と私は素朴に思うのですが。

でも、党利、私利のみで言葉遊びをしている議員だらけでは、もう物言うだけ、アホらしいことかもしれません。(嘆息)

PC、ネットのセキュリティーについて

今日は少し趣を変えて、PCのセキュリティー(安全保護対策)について考えてみようと思います。

多く方々は防御対策なしにPCやネットを利用している事はないと思います。
最低限の処置として、WindowsUpdate(毎月第2水曜日更新発行@日本)とファイヤーウォールとアンチウィルスソフトは利用されているはずですよね。
この3つをまだ利用していないとすれば、それは在宅時はもちろん、外出時も家の窓、扉を開け放して、丸裸状態にしているのと同じ事ですからね。空き巣も強盗も、どうぞいらっしゃい状態と言うことですものね。


でも、セキュリティーソフトと言っても、たくさん出ていて、選択に迷うことはないですか?
どれも同じでしょって? ところが性能は同じではないんですよねぇ。
私もかつては(十数年前)そう思っていました。有名なところのものであれば、違いはないだろうと。
しかし、その期待は見事に砕かれたのです。
何と、最も有名なN社のソフトを入れていて、当然更新も常に最新状態にしていたにもかかわらず、ウィルスにやられたことがあったのです。


それ以来、いくつかのアンチウィルスソフトを試した結果、最も優れていると確信したのは、ESETNOD32でした。
これは当時アンチウィルスソフトだけの単体でしたが、動作の軽さ、ウィルス検知、駆除能力は、他を引き離していました。
現在はESET Smart Securityというアンチウィルスソフトとファイヤーウォールがセットになったものとして出ています。
迷っている方がいたら、私なら迷わずこれをお薦めします。


また、PC進入型不正プログラムはウィルスの他にも、様々あるのが現実です。
ワーム、スパイウェア(PC内の情報を収集、自動送信)、悪質なアドウェア(広告を勝手に表示する)等々です。
これらの不正プログラムは、アンチウィルスソフトでも検知、削除出来るものも多くなってきていますが、出来れば専用ソフトを利用することをお薦めします。何故なら、ウィルスとアドウェア、スパイウェアでは動作が違いますし、アドウェア、スパイウェアについては、専用ソフトの方がカバーする種類も多いと思うからです。
私は、Ad-AwareSpybot Search&Destroyの二つを使っています。どちらも無料で使えます。


さて、最低限の防御をしましたが、もうこれで安全かというと、なかなかそうはいかないんですよねぇ。
その他にも不正なプログラムはネットのいたるところに仕掛けられていたりします。
例えば、フィッシングサイト(phishing site)が有名でしょう。正規のサイトを装って、実はクレジットカードの情報やネット銀行などのIDやパスワードを収集している偽物のサイトです。
最新のWebブラウザは、そうした詐欺サイトでは警告を出すようになってきていますが、アクセスしたサイトのURLが真正なものか、確かめるという自己防衛も大切になっています。

こう書いていくと、ネットは怖いものに思われますが、きちんと安全策を講じて利用すれば、これほど便利なものも他にはありません。
セキュリティー意識を高めて、ネットを楽しみたいものです。
それぞれ詳しく知りたい方は、解説ページにリンクしておきましたので、ご覧下さい。

2008年12月12日金曜日

US上院 救済法案 否決

US三大自動車メーカーの救済法案が、上院で否決され廃案になりました。

これは相当「やばい」ことになりました‥

GM・クライスラー破綻か、そしてフォードも危なくなりそうです。

雇用もさることながら、関連業界、特に銀行が再び危機に陥ることになりはしないか‥

US自体の財政赤字の莫大な額‥

これは、実に恐ろしい事態の引き金になりかねないと。

全世界がUS政府、議会の交渉を息を呑んで見守っているのでしょう。

我らが国の政府、議会は、この絶体絶命の状況に、どう対処するつもりなのでしょうか?

今年の漢字は

「変」だそうですね。

私は「腐」だと思います。

経済、政治、行政、メディア、そして人の倫理観など、多くの分野で「腐」れが目立つからです。

まぁ、生ものというのは、旬を過ぎると熟れすぎて腐敗していきます。

人間の世界ってのも、生もののようなもの。

腐らないものはないと言ってもいいのでは?

自然界では腐敗の後、再生が始まるわけで。

だとしたら、この人間の娑婆でもそれはあると。

ただ、その再生には時間も必要でしょう。

過剰な悲観はしない方がいいのですが、

よりまっとうな再生に向かうには、

よりまっとうな知恵と意志が必要かと。

私はそう思っています。

2008年12月9日火曜日

自民党 分派活動激化だそうですが

劣化した自民党内部で、分派活動と言える動きが活発化しているらしいですね。

自分達が担ぎ上げた党首であるにもかかわらず、批判の集中砲火を浴びて、危険水域に突入するやいなや、風見鶏よろしく所属している自分達の党に見切りをつけるのですかね?

あきれてしまいます。

リーダーとしての資質を見抜けなかったあなた達こそ、自分自身の資質を問うべきです。

であるにも関わらず、

結局、権力を持てそうなところへすり寄って行くわけですか?

野に下る覚悟もなく、政治家になったのですか?

議員という職を失うのが怖いのですか?

浪人して、もっともっと苦労を積む覚悟もないのですか?

下野や浪人で、少しはまっとうになれるかもしれません。

あまりに見苦しい動きはおやめなさい。

ますます私たちの政治家不信を増大させるだけです。

民主党もそんな風見鶏議員を受け入れるとすれば、自民党と同類になるでしょう。

数は力と言うこともあるでしょうが、浮き草議員は所詮浮き草でしかありません。

かえって足を引っ張りこそすれ、国民をリードする力には役立たないでしょう。

2008年12月8日月曜日

憶えてますか?迷い道くねくね(政治版)

渡辺真知子さんの曲ではありません。このところ続いている政治版の「迷い道」です。

恋も政治も曲がり角を間違えると、修復不能になるのです。
「一人でいい気に」なっても、「意地を張って」も、「昔のプライド」を今更捨てても、もう駄目なんですね。歌詞の一部を政治関連に変えてみると、符合することが多いです。

一人でいい気にならず、自分を客観視するってことは、なかなか難しいものです。自分に都合が悪いことは、極力避けたくなるものです。
政治家の皆さんは、特にその傾向が顕著なのかも知れません。

しかし、迷い道に入り込んでいることへの自覚がないのは、政治家の資質に問題があるのでは?と、このごろ思うのです。

では、続けざまに辞任した二人の総理会見を思い出してみましょう。

まず、安倍元総理(当初アップしていた辞任会見の動画が元サイトにおいて削除されていたので、別のものを)
記者会見

続きまして、福田前総理。(これも既に削除されていますが、最後のがまだ生きていますので、このままにしています)

次は、会見の最後の部分で、有名な「あなたとは違うんです」の部分です。





如何ですか? 思い出されたでしょうか?

お二人とも、現状打破、そして今後の展望を開くための辞任だと強調されていますね。

ところが、その後の展開は、ご存じの通りです。

間もなく、3人目の同様な会見が行われる可能性が高まってきました。

21世紀の大恐慌を目前にして、唯一確かなことは、己の知恵と行動しかないと言うことでしょう。こうした劣化した政治家に頼ることはもう無理だと。

2008年12月7日日曜日

自民、公明の皆さんへ

一刻の猶予もなく、政権能力を失った自民、公明は麻生氏に解散を促すべきです。このまま放置すれば、恐慌脱出どころか、場当たり的対応をして状況を悪化させた最も恥ずべき政党として名を残すことになるでしょう。


2008年12月6日土曜日

株価などに見る経済の様子

日本産業を引っ張ってきたと言われる自動車関連株の現状は、すさまじいですね。つい先日まで販売高世界1位とかしましく騒がれていたトヨタなど、2006年末から07年始めに8000円台に乗るところまで行っていた価格が、今日の終値2650円ですよ。ホンダが1653円。凄い落ち方です。

USのBIG3と言われるフォード、GM、クライスラーも勢いを失っていたところへ、この金融恐慌ですから、米政府支援なしには潰れそうな状況のようです。今回は貿易のせいでもなんでもなく、自分達の国のマネーゲームが震源ですから、他国に文句の付けようもなく、政府に頼るしか為す術がないんですね。

この恐慌はおそらく来年以降、もっと深まっていくのでしょう。世界の大部分で信用がしぼみ、企業の再編やリストラクチャーが起こるでしょうしね。そうなれば、消費する金もしぼみ、当分は回復は見込めませんよねぇ。

それに働き方の多様性を作り出すなどと言われて導入された派遣制度や自動車関連で多い季節労働では、早速首切りが行われ始めました。派遣労働や季節労働など、使う側に好都合な仕組みであって、使われる側にとっては情け容赦もない仕組みになることが、はっきりしたと思います。最悪、使い捨てになると。先の見通しが持てない人々が増大し、社会不安の要因にもなるかも知れません。

さて、日本のリーダーは対処できる術をお持ちなのでしょうかね?漫画で世の中の動きを見ている場合じゃありませんぜ?








2008年12月4日木曜日

嘘が堂々と通る世の中

「おれおれ詐欺」以降、次々に登場する人を騙してお金を分捕る輩が、大増殖しています。騙しのテクニックも日進月歩らしいですね。倫理も何もあったもんじゃありません。

そして、それはこの国のトップにも同じように言えるようです。

所信表明で年金の国庫負担二分の一増額を所信表明で「4月から」と自ら述べた麻生氏が、あろうことか、今日はその棚上げを平然と言ったのですからねぇ‥ これでは、「おれおれ詐欺」に関与している輩に「嘘も方便」と言っているようなもの。

こんな恥知らずな人間が、一国のリーダー(?)になれる国って、ほんと、滅亡する道を選択しているようなものです。

2008年12月3日水曜日

ふと見上げると

昨夜、会合に出掛ける時、玄関先で空を見上げると、三日月と共に傍らに二個の星が目立って輝いていました。帰宅後調べると、金星と木星が月とランデブーしていることが分かりました。

地上では人の欲でてんやわんやしている間も、天空では法則通りに動いているのですね。早起きしたついでに、久々の画像をアップ。