2008年12月24日水曜日

あの日に帰りたい

荒井由美さんの名曲だけでなく、困難に直面した時には誰しもつい想ってしまうのではないでしょうか?

「あの日に帰りたい」と。

経済人も政治家も商店主もサラリーマンも農家、林家、漁師の人々も、そして学生時代に遊び呆けてしまった若い人も、この大恐慌を目前にして、かつて良い思いをした時期に想いを馳せたりしているのかも知れません。

そんな後ろ向きでは、直面する困難を克服など出来ない!と?

まぁ、そんなにシャカリキにならずに、聞いて下さい。

確かに後ろ向き、下向きでは解決出来るものも出来なくなりますよね。

でも、思うのです。ギチギチに硬直、緊張していても、同じように解決策は見出せないのではと。

今は確かに重大危機を目の前にしていることは確かなことです。

緊急対応も必要ですし、明日の暮らしへの対応も重要です。

それと同様にこの危機が、今までの仕組み、構造、方法を大きく変える契機だと認識することも大切だとも考えるのです。

例えば、国と地方の関係であるとか、力をなくしている一次産業(農林水産)の再生など、知恵を発揮すれば、大きく変化を起こしうるのではないかと。

お金の追求が、この危機を生み出したとも言えますし、世界一が人々に幸せをもたらすとは言えない事も分かりました。

「食の危機」や「温暖化の危機」、「内需の活性化」を考えても、農業、林業、漁業の再生が不可欠だと思うのです。

ただ、これを農林水産省に委ねることは駄目だと思います。何故なら、一次産業を死に直面させたのも農水省の無能が原因だからです。国に頼まず、それぞれの地域を知っている自治団体がその役目を担うべきです。

そのためにも、税金配分の仕組みを根本的にあらためる必要があるでしょう。

名曲『あの日に帰りたい』(荒井由美作)でも聴きながら、それぞれの思いを巡らしてみて下さい。

では、今宵はこれにて。

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