2008年12月6日土曜日

株価などに見る経済の様子

日本産業を引っ張ってきたと言われる自動車関連株の現状は、すさまじいですね。つい先日まで販売高世界1位とかしましく騒がれていたトヨタなど、2006年末から07年始めに8000円台に乗るところまで行っていた価格が、今日の終値2650円ですよ。ホンダが1653円。凄い落ち方です。

USのBIG3と言われるフォード、GM、クライスラーも勢いを失っていたところへ、この金融恐慌ですから、米政府支援なしには潰れそうな状況のようです。今回は貿易のせいでもなんでもなく、自分達の国のマネーゲームが震源ですから、他国に文句の付けようもなく、政府に頼るしか為す術がないんですね。

この恐慌はおそらく来年以降、もっと深まっていくのでしょう。世界の大部分で信用がしぼみ、企業の再編やリストラクチャーが起こるでしょうしね。そうなれば、消費する金もしぼみ、当分は回復は見込めませんよねぇ。

それに働き方の多様性を作り出すなどと言われて導入された派遣制度や自動車関連で多い季節労働では、早速首切りが行われ始めました。派遣労働や季節労働など、使う側に好都合な仕組みであって、使われる側にとっては情け容赦もない仕組みになることが、はっきりしたと思います。最悪、使い捨てになると。先の見通しが持てない人々が増大し、社会不安の要因にもなるかも知れません。

さて、日本のリーダーは対処できる術をお持ちなのでしょうかね?漫画で世の中の動きを見ている場合じゃありませんぜ?








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