2010年8月30日月曜日

角を矯めて牛を殺すか?「民主党」

政治的覇権を争うのが政治家の性だとしても、今、この時なのか?
本当にどうかしている。
世界政治的、経済的に、日本が沈没の危機に瀕しているというのにである。
こういう時に政治闘争に明け暮れることこそが、その危機に拍車をかけるというのが分からないのだろうか?

政治家はよく「私心を捨てて」などと言うが、内実は「私心の塊」と言っても過言ではない。
私心だらけの政治家を生むのが、日本人の政治的資質だとしたら、もう何をか言わんやだ。

2010年8月26日木曜日

夏の楽しみ 花火

夏の風物詩は、人それぞれ色々でしょうが、花火はその中でも多くの人が賛同してくれるものの一つだろうと思います。

日本の花火師の技術は、世界最高と言われています。花火の咲かせ方や形、種類、色彩、タイミング、演出など、どれをとっても素晴らしいものです。夏の盛りを過ぎても、花火大会を巡っている人も結構多いのでは?

日本の数ある大会の中でも、最も長い歴史を誇り、花火師達にとって最も権威ある大会、それが秋田の大仙市(旧大曲市)で開催されている「全国花火競技大会 大曲の花火」です。ずっと直に見に行きたいと思っているのですが、残念ながらまだ実現していません。
NHKのBSでは数年前から中継をしていますね。でもやはり直に見てみたいものです。

今夜は、その醍醐味をちょっとだけ味わって欲しくて、youtubeにアップされてるものから、選りすぐりの映像を。出来れば、夜、照明を消してご覧になrと、さながらその場に居る感覚が(笑)

「2008 大曲全国花火競技大会 大会提供花火 「未来惑星栄光への輝き」1080p HD」

別角度からのものを次に。

「2008 大曲の花火 大会提供 「未来栄光惑星の輝き」 HD 音質向上」

次は、昨年のものを。

「2009 大曲の花火 大会提供 「新世紀維新・武士道」 HD」


映像で見ただけでも、こんなに凄いんですから、直に見ると、どれほどなのか、本当に見当がつきません。
秋田の小さな(失礼^^; ) 市で行われているのですが、全国から数十万人が訪れている素晴らしい大会です。

次に、日本の侘び寂びが利いたものを。これも好きな一つです。

2006 大曲の花火 大会提供「日本の花火」

そして最後にこれを。

「2008 大曲全国花火競技大会 「10号早打ち」 1080p HD」

2010年8月22日日曜日

酷暑つづきの夜に、楽しい音楽を

今夜は涼しくなるわけではありませんが、楽しい音楽の動画をひとつ。
The Typewriter Leroy Anderson Martin Breinschmid with Strauß Festival Orchestra Vienna

ほんのひととき、暑さを忘れられたでしょうか?^^

考 阿久根問題

衰退していく地方市町村が抱える問題は、ほとんど共通している。過疎、少子化、若者の働く場の確保、過疎や都市圏の大型店進出による商業などの衰退などは、どこも同じだ。町起こしや住民の知恵だけで乗り越えられる部分は限られている事も共通している。

その同じ問題を抱えた阿久根市で、今の市長は選ばれた訳だが、それはまさに市民のやるせなさと欲求不満のはけ口を求める心情が、役人の怠惰さと議会の無能力などの批判へ向かい、選挙ではそれを利用した結果だったのではないか。そして、資質的欠如のある市長を誕生させた。
阿久根市で起きた事は、阿久根市に限らず、他市町村でも十分あり得る事だとも言える。
議会と役人の怠惰など、多くの市町村にも見られるのだから。

例えばヒットラーという独裁者も、第一次大戦後の戦争賠償や世界恐慌という経済的疲弊の中で、市民の不満、欲求のはけ口を利用して誕生したのだった。
どうやら、人間と言う生き物は、追い詰められると客観的判断や冷静な分析が出来なくなる生き物のようだ。

今、我々を取り囲んでいる状況は、明示的ではなくとも、そういう危険な状況を生む前夜と言えなくもない。それが、たまたま阿久根市に現れてしまったという事なのだろう。本当に危機的な状況を生むのは、これからなのかも知れない。

2010年8月15日日曜日

敗戦記念日

何故か昭和20年8月15日を「終戦の日」とこの国ではいう。何となく終わった戦争ということか?
戦いに敗れた結果、終わったのであり、自然に終わった戦争ではない。

何故、この戦争に加わり、何故あそこまで国民の犠牲を強い、何故敗れたのか。
私たちの世代も、私たちの親の世代も、そして最も必要な国として、そこのところを徹底的に論じ、検証総括した事があっただろうか?
部分的検証は行われてきたにしても、それらを含め総合的に、戦争の是非ではなく、国家として、何故あの戦争に加わり、継続し、完膚なきまでに叩きのめされ、原爆を投下されるところまでに至ったのかを、徹底的に突き詰める作業をしてこなかった。
その作業なくして、他国への説明が出来るはずもなく、中途半端に「お詫び」を繰り返す事になる。
そして、またいつの日か同じ愚行を犯すことになる。
反戦を唱える側も、賛美する側も、もっと謙虚に史実に向き合う必要がある。

2010年8月13日金曜日

増え続ける中高年の山岳遭難


上の表は警察庁生活安全局地域課がまとめた「平成21年中における山岳遭難の概況」に掲載されていた「過去10年間の山岳遭難発生状況」の表です。
これを見ても分かるように、年を追って遭難件数が増えている事が明らかです。

先日も秩父山系で沢登り中高年の女性が滑落し、救助要請を受けた埼玉県防災ヘリが救助要員を降ろしている最中に墜落という悲惨な事故まで招いてしまいました。昨年9月に起きた奥穂ジャンダルムでの事故を思い出します。

日本の人口構成がキノコ型のように、中高年の構成が増えるようになり、彼等が健康維持でハイキングやちょっと欲を出して山へ向かう人たちが増えてくると、こうした事故のリスクは益々増えていくでしょう。それを一概に危険過ぎるから止めろという事も出来ません。
もちろん、力量に応じた山行をするのが大原則ですが、それでも全ての事故を避ける事は不可能です。

長野県において、一時、ヘリ救助を有料化する事が検討された事があったそうです。あまりにも安易に救助要請が行われた事例があったからだそうですが、どうなんでしょう。有料化というのも行政特有の安易な策に思えます。

お 国柄が違いますが、スイスにあるNPO組織「REGA(スイス高空救助隊)」のような組織が作られれば、行政的発想に縛られる事もなく、レスキュー要請が 出来るようになります。今の日本の救助体勢では、県単位で能力差も出ている気がします。レスキュー専門団体で日本全土をカバーするようになりたいもので す。

2010年8月10日火曜日

大相撲界 更生は不可能

骨の髄までヤクザ世界と関わり続けてきた経緯から見て、自力での更正作業は到底不可能でしょう。
職務委託という形式の相撲界以外の委員による独立委員会を立ち上げましたが、これも単なるポーズに過ぎないという事が、その内明らかになると思います。
なぜなら、そのメンバーすら意のままに委託、解約をしようとしているのですからね。委嘱を受けている座長は拒否する意向だとは言っても、どこまで貫けるのでしょうか?
こうした動きの中に、今まで利益を共有してきた関係者などから、知恵をつけられている可能性も大きいですね。
ここまで不明の輩で構成されている団体に、どうして改革などが出来るでしょう?出来るはずもありません。
とにかく、煮ても焼いても食えない輩の集団と言うべきか、懲りない輩と言うべきか。つける薬もないという事でしょう。

こんな興行団体に税制上有利な待遇を与える必要がありません。特別待遇は止めて、一般の興行団体と同じ扱いにすれば良いのです。
「相撲」が「神道」と関わりがあるというだけで、「相撲協会」がその代表格だと認知する必要も、必然もありません。単なる興行団体と考える方がスッキリします。
相撲協会もそう考えた方が、深い繋がりのある「ヤクザ世界」と縁を切る事なく、今後も付き合っていけるでしょうから。

2010年8月6日金曜日

高熱化の夏

「激暑」と造語で表現したい程のこの夏の暑さです。35℃を超えるのが当たり前の気温というのは、どうかしてます。私の子供の頃、暑い日というのは30℃を超える気温でした。35℃なんて、亜熱帯かそれこそ熱帯という感覚だった気がします。
それが今は、当然のごとく35℃を超え、最も暑いところでは38℃超とは!熱帯の気温じゃないんですから。日本の夏はもう温帯ではありませんね。確実に熱帯化しています。特にアスファルトとコンクリートに覆われた都市部では。
何となく「温暖化」という用語を使っていますが、これは確実に「高熱化」と言い換えた方が良いですね。

海水温の上昇は漁業に既に影響を与え、魚種の変化や漁獲期の異常に表れていますし、農業にもきっと何らかの異常な傾向が出ていると思います。熱帯が原種地の稲には表れにくいかも知れませんが、冷涼な気候を好む野菜などには必ず出ているはずです。もちろん気温だけではなく、雨量の激変なども大きく影響してくるでしょう。

単に「暑い、暑い」と言ってるだけでは済ませられなくなる日が、確実に近づいてきているようです。