2017年12月28日木曜日

ウーマンラッシュアワーの笑い

最近の芸能人は体制迎合が甚だしく、安倍と会食して良い気になったりしている輩ばかりが目立つ。そういう輩の笑いは、他者をバカにする事で誘う方法が主だから、低劣で笑いに本質からは程遠い。


その点、ウーマンラッシュアワーの村本達の笑いは、強者である体制や国家や無関心な聴視者自身を強烈に批判的笑いに昇華している事が素晴らしい。

もっとこの国の権力者を抉って欲しい。

2017年10月19日木曜日

また山岳遭難

北海道の旭岳で高齢夫婦と東南アジアの外国人夫婦が、下山中に迷い遭難。救助隊によると本格的冬山装備ではなかったと言う。山と気象に無知な似非登山者が増えている証左だろう。


もういい加減、救助費用を請求すべきだ。登山者側も山岳保険を掛けて、登山すべきだ。

2017年7月24日月曜日

備えと覚悟

今、世界中で気象現象の陽性化、活発化、大型化による、かつて見られないような豪雨や洪水、土砂災害が頻発している。気象の陽性化や激化は地球シミュレータで温暖化が進むという条件で、予測されていたことである。


急峻な山岳と海に囲まれた日本列島は平野部にあまり恵まれず、殆どの平地は雨水などによって山岳部から運ばれて来た土砂や火山灰が堆積して形成されて来たものだ。そこを通る雨水の通り道、つまり河川の流路は決して一定ではなく、氾濫を繰り返す度に蛇行する流路を変え続けて来た。

現代になり、人口集中地域ばかりでなく、河川改修と称して、流路をコンクリートで固定化し、氾濫原に住宅地を開発して来た。つまり元々雨が多量に降って流下してくると氾濫する場所に市街地が形成されているという事なのだ。

今後、地球シミュレータの予測通りになるとすれば、今、各地で起きている氾濫、洪水は堆積平野であれば、どこでも起き得るということを示しているのである。

我々は、今いる場所の地学的、地理的特徴を把握して、今後起こり得る災害に備え、かつそういう条件の中で暮らしを営んでいるという覚悟を持つべきだと考える。

2017年7月19日水曜日

民主主義の弱点

‪ 世界的に保守化傾向を強める状況下、日本も同様に保守、極右の論者達が、既成メディア、ネット環境で目立つ活動を活発化している。彼らが属する右翼団体も同様だ。

その保守団体と連携が強い現安倍内閣の憲法改正が、そういう団体と連携して進められていることは、容易に想像できる。

都議選で勝利した「都民ファーストの会」の創設者‬小池百合子が、安倍達とほぼ変わらない思想傾向の持ち主だという事を忘れてはならない。

民主主義で危険な事は、衆愚政治になりうる事と、一時的な熱病的風によって、選ばれてはならない人物さえ選挙というシステムで選ばれてしまう事だ。まさに米国でトランプが大統領に選ばれてしまったように。

2017年7月18日火曜日

安倍内閣と経産省の嘘

福島第1原発メルトダウン水蒸気爆発事故後の廃炉作業が、先を見通せない中で、困難を極めながら続いている。6年経過しても、肝心の炉の内部チェックすらほとんど進んでいない。廃炉終了の時期も全く未定のままだ。

そもそも原子力事故後の廃炉作業の困難さは、スリーマイル島、及びチェルノブイリ原子力事故処理の過程を見れば、既に明らかであるにもかかわらず、安倍内閣と経産省は原子力発電を停止せず、逆に再び強化した対策をもって「安全宣言」し、再稼働を承認した。

福島原発事故処理費用は全国の電気料金へ上乗せされて、しかも一体幾ら位必要となるのかも不明のままだ。様々な発電方式の中で最も効率的で費用も安価と国民に喧伝して来た安倍内閣と経産省、電力会社は、今後発生する膨大な廃炉費用や核汚染物処理費用は全て国民へ負担させる事にしたのだった。

これが自民党と現政権の実像であり、我々の未来を破壊する政権を続けさせてはならない。

気象の不安定化

‪豪雨や竜巻発生の頻度増、夏季の高温化等、気象が不安定になっているのは確かな事だろう。不安定化の兆しは、海水温の上昇が大きな要因になる。海と陸地の比率が約7:1で、海が大きな割合を持つ地球だからだ。

日本の海水温上昇が明白になったのは、約20年前に‬熊本の天草にある苓北町沖で九州大学の研究者が、定点観測していたと場所に熱帯、若しくは亜熱帯の海に見られるテーブルサンゴの越冬を確認した事だった。

沖縄以南の海では海水温が更に高温化して、逆にサンゴの白化(サンゴ虫の死滅)する海域が広がって来ていると報告されている。

こうした海水温の高温化によって、大気の状態や流れ、そして大気圧の条件も大きく変わるであろうことは、容易に想像できる。

地球シミュレータを使った、この海水温の上昇が続く場合の条件を様々変えての計算結果も、随分前に出されているが、台風の大型化や気象現象の激化が予測されている。


現在見られる様々な激しさを増す気象現象は、その予測に違わない事を示している。

さて、温暖化対策の放棄等を宣言している米国のトランプが、今後も無反省にこうした事を継続していく事になれば、遠くない時期に温暖化を促進させた戦犯として名指しされるに違いない。

2017年6月29日木曜日

メディアの危機

民主主義という体制の中でメディアが果たす役割は大きい。常に権力機構をチェックし、権力機関や政治家達の民主主義に反する行為や言行を広く民衆に伝え、批判の対象として言論を使って評価していくべきだからだ。


ところが最近の日本の状況には危機感を覚えずにはいられない。

特に安倍晋三が首相になってから、メディア批判、特に自分への批判が厳しいメディア、例を挙げると「朝日新聞」などへ、経済的被害をも与えうるような言動を、安倍本人やその周辺、電波法を司る総務省の大臣などが発し続けている。

しかも、テレビのニュースショー的番組がひどい状態なのだ。タレントが司会を務めるショーが特にひどい。御用記事しか書いてこなかった人物に、安倍擁護、現内閣擁護のコメントを出させ続けている。彼らタレントが局の意向に逆らうはずもなく(何故なら放送の世界で飯を食っているから)、御用記者達の言動にもっともらしい熨斗を付けて、国民に情報として伝え続けている。

米国にトランプという最も大統領に選ばれるべきでなかった人物が出現したが、米国の多くのメディアはそのトランプを批判し続けている。トランプの嘘を大きく報じている。

世界的にも政治的に大きく振り子が揺れてしまい、右翼的、保守的流れが出来ているのだが、この潮流の果てに大きな諍いの荒んだ情景が広がらない事を今は願うのみだ。

2017年5月1日月曜日

狼少年

「boots on the ground」というフレーズが盛んに喧伝されたアフガンに続くイラク戦争時から、日本の右転回が急激に進み始めた感がある。

先日の北朝鮮のミサイル発射時に、東京メトロが運行を中断したり、滋賀県が県内の教育機関で弾道ミサイル飛来注意喚起の文書を配布して、家庭に持ち帰らせたりと、北朝鮮に接する韓国でさえ呆れる反応をした。あたかも狼少年ではないか?

トランプ政権といい、安倍晋三政権といい、まるで北朝鮮の暴発を望んでいるかのようだ。この際だから、何か良い理由を捏造して、叩き潰したいという思惑の表れかのようだ。死力を尽くして、外交的努力で解決を図っている様子は全く見えない。暴発させるための圧力を強めているだけだ。

今、主要な国の政治状況が保守化し、それが極右政党の台頭を許している。日本も同様だ。森友問題の森友氏も、日本の超保守主義団体と認知されている「日本会議」の主要メンバーだった。だから、安倍首相夫人も応援したのだろうし、安倍氏もそれを認めていたのだろう。そういうところから、様々な「忖度行動」が生じたと推測できる。

こうした世界中で起き始めている振り子の揺れ戻しが、世界を再び悲惨な状況に導くのであり、こういう時こそ、知性を極限まで使って、静穏な状態へ戻すべきだろう。

2017年4月21日金曜日

歴史は繰り返す

 北朝鮮の現状を見ながら思うのは、金正恩に繋がる金家支配を今まで継続させてしまった、その国の国民の哀れさだ。共産制という幻と「チュチェ思想」というまやかし思想に牛耳られて、一党独裁どころか、一家独裁という封建時代の王家かと見紛う体制の中で生活せざるを得ない人々の哀れである。

 翻って、我が国の現状はどうか。一応民主主義国家の体を装いながら、ほとんど一保守政党の統治を永らえさせ、対抗すべき統治力を身に付けた政党を未だに育てられていないこの国は、一体どういう国なのか。特に最近の統治政党の有り様は、実に酷い。人材枯渇も甚だしいと言わざるをえない。まだしも、派閥政治華やかな時代のほうが、同じ保守政治と言えどもまともだったように思う。
 小選挙区制の選挙制度選択によって、政党を選ぶことになり、その党のトップにあらゆる力が集中するようになり、異論を許容しない政党運営が可能になったようにみえる。もちろん、リーダーの器次第といういかにも危うい形になっている。現政権の許容力のなさは、特に際立っていて、ヒステリックとさえ言える。国民を支配しやすい方向へとどんどん無理やり引っ張って行き始めている。実に危険な状況だ。
 歴史は繰り返す。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というが、悲惨な体験も時間の経過とともに、どんどん薄れていく世の常の習いが、「警察国家」の再現を許しうるという事を肝に銘じておきたい。

2017年3月27日月曜日

高校生 登山訓練中に雪崩

那須岳のスキー場で春山登山訓練合宿中の高校生が雪崩に巻き込まれ、遭難したという。新3年生と新2年生の為の雪山訓練だったのだろう。

今日が最終日だったらしく、訓練の総仕上げの内容だったのかもしれない。場所は今シーズンの営業を終えたスキー場の上部だった様だ。映像で小灌木が生えている様子を見ると、ゲレンデではないのかもしれない。

経験で話をするのは危険なこともあるが、一定の積雪があり、しかも以前の積雪層表面がザラメ状で、その上に新雪が一定以上積った状況では、滑りやすく、雪崩が起きやすい。斜度が30度以上の斜面を通過せざるを得ない時、行動を始める前に、滑りテストをすべきという事は、最近の安全講習では常識化しつつあるはずだ。

この訓練は県の高校体育連盟が主催していたというから、安全講習を受けた教員もいたはずなのだが、スキー場という事で、油断はなかったのか?

今日はまさに春の嵐と言える山の遭難を起こしやすい気象条件の日でもあったから、尚のこと慎重であるべきだっただろう。