2008年12月18日木曜日

年賀状を書く時期ですが‥

何となく、気が重たいのです。

いやね、年が改まり、気持ちを入れ替える節目にする気持ちはあるのですが、正直、この大恐慌、もうこう言ってもいいかと、の中ではなかなか気持ちが晴れないのですよ。

来年が「めでたい年」になって欲しいのは山々なんですが、とてもそういう状況ではなく、もっと悪化する可能性の方が大きいとしか思えなくて。客観的に考えれば考えるほど、悲惨な年しか想像できません。

で、唐突に思ったのが、本当の意味での幕末から明治元年に起きた社会現象「ええじゃないか」現象です。社会の体制が大きく変わる時、不安を打ち消す開き直りみたいな現象に見えなくもないですね。

また、先の大恐慌(1929~)以降に起きたことなどが、時代や国際関係が違っているからと言って、この時代に起きないという保障はどこにもない気がするのです。

輸出関連企業が大打撃を受けたことも、政治が不安定要素をふくらましてきているのも同様ですし、内需振興も同じです。そして自国権益確保ということで、軍が力を増大させてきたのでした。現在も「国を守る」事を大義名分に、先の航空自衛隊の幕僚長のような主張が顕在化し始めてきています。以前からくすぶっている「シーレーンの安全確保」の名目で、自国権益確保が声高に叫ばれる日が近いかも知れません。

「この道はいつか来た道」にならないために、私たちは物事を冷静に考え、世の中に関与していかねばと、穏やかならざる気分で考えたりしています。

気分が重たいのは、もちろんそれだけではなく、この経済状況では私達の暮らしにどんな痛撃がくるのか、実に不安でもあるからですけどね。

ですから、年賀状を書く手が鈍りがちになるのです。ほんとうに新しき年に奇跡でも起こって欲しいくらいです。







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