2008年8月12日火曜日

集中する力

いろいろ問題のある北京オリンピックではあるが、参加している選手たちは最高のパフォーマンスをどう発揮するかに集中してほしいものだ。その中で、水泳の北島選手とバドミントンの末綱・前田組の活躍にはすがすがしいものを感じた。

アテネで二種目一位という北島選手にかけられてきたプレッシャーは凡人には知るよしもないが、潰されそうなものだったに違いない。そうした圧力を打破しての勝利は、見事と言うしかない。

かたやバドミントンの末綱・前田組は、華やかなスポットライトに照らされる美人コンビの陰に隠れ、臥薪嘗胆の気持ちだっただろう。しかし、活躍の兆しはオリンピック以前に既に見えていた。それは7月13日にあった全日本実業団選手権の最終日にオグシオ組に完勝していたのだ。

オリンピックに出るくらいの実力を持った選手たちではあるが、その彼等の心の有り様で、舞台でのパフォーマンスに陽が差したり、陰ったりする。そんなものが垣間見えるのもオリンピックの面白さなのかも知れない。

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