2008年9月25日木曜日

川辺川ダム問題に光射す

9月11日、潮谷県政の後を受け新知事になった蒲島熊本県知事が川辺川ダム建設の是非について判断を下しました。ダムによらない治水の方法を最大限追求すべきだとして、ダムに否定的な判断でした。「球磨川という地域の宝を守りたい」「ローカル」な「住民独自の価値観を尊重することで人や地域が輝き、真に豊かな社会が形作られる。その時、住民の幸福量は増大したといえるのではないか」と。

これによって国によるダム建設が出来なくなるという事ではありませんが、地元首長が望ましくないと表明した事で、川辺川と本流の球磨川を川らしく維持できる可能性が出てきました。良かった、良かった。(^O^)

温暖化(高熱化)の影響で、気象に荒々しさが出てきていて、球磨川沿いの住民にとって洪水の懸念が増している事もあり、ダム以外の治水をどうするか、早急に策を講じていく必要があります。住宅地かさ上げ、遊水池確保、流域森林の保水力アップ、河床掘削などなど、地域の事情を鑑み、対策を講じていって欲しいと思います。

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