2007年8月24日金曜日

巨人、大鵬、卵焼き

今からおよそ45年前の子供達の好み三種だ。プロスポーツと言えば、野球、大相撲、そして力道山のプロレス、ボクシングくらいしか知られていない時代のことである。テレビもまだ珍しかった時代で、テレビを買った家には、近所の人たちが見に来たりしていたものだった。そのテレビで人気だったのが先ほどのスポーツだった。

今、その相撲の世界がいくつかの問題で揺れている。八百長疑惑と横綱・朝青龍問題だ。八百長疑惑は、もうかなり昔から漏れ伝わっていた事で、週刊誌で取り上げられる前から噂としてはあったものだった。しかし、今回の疑惑に対しては、相撲協会と現役力士達が民事告訴に打って出ている。以前の疑惑報道に対しては、ほとんど法的対抗手段には出ず、抗議だけにしていたと思うが、今回は自信があるというのだろうか?また国技とは言っても、相撲もまた興行物の常で、闇の世界との繋がりが過去にはあったと聞く。大相撲の世界にも様々に闇の部分があるのではないかというのが、私の印象である。

また、朝青龍問題は相撲人気低迷の中、外国出身の力士人気に依存する協会にとって、腫れ物に触るかの如き感がある。協会のメンツなどを気にするより、対処法も見出せない現状が、ますます人気低迷に拍車をかけかねない事に気づくべきだ。

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