2009年8月21日金曜日

自民党の今後

小泉氏のいわゆる「郵政選挙」で政治理念がないがしろにされ、多くの有象無象が当選してしまった結果、自民党内の政治理念がぼやけ、政治家の資質も落としてしまった気がします。そしてそれが総選挙前の混乱の一因にもなっていたのでは?とも思います。

反小泉派としては小泉改革の負の遺産対処の結果として、立てるべき政治理念はより右寄りにシフトせざるを得なくなった。なぜなら、有象無象は「変えろ、変えろ」の改革推進派が大部分を占め、『変革」を訴える民主党に対抗する為にもそうせざるを得ない。そして小泉チルドレンは公認に際して、冷遇されることになったのだと思います。

この選挙戦の最中、麻生氏自ら「真の保守」を目指すと言うのがありますね。「保守」というのは「旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとする事(広辞苑)」ですから、変える事に力点は無く、変えない方へ力を注ぐという事でしょう。つまり、現状を維持し、諸々の事を固守したい訳ですね。それなら、よく分かります。安倍氏などは、その最右翼とも言えるでしょうしね。

そう言えば、安倍氏の祖父である岸信介氏が総理大臣在任中に起きた60年安保闘争の時に、デモ隊抑止、もしくは攻撃の為に警察、右翼団体のみならず、ヤクザ組織(暴力団)まで動員して使っていた事はあまりにも有名な話です。

選挙の結果、どれほどの人数が返り咲く事が出来るか、そしてどんな人物が戻ってくるかにもよりますが、危険な事ですが、超保守化する可能性もありますね。まぁ、そうならない事を祈りたいですけれどね。

何はともあれ、平和で住み心地の良い国づくりをリードする政党へ政権は引き継がれて欲しいものです。

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