2009年8月26日水曜日

政(まつりごと) つらつら考えた事

ソ連邦の崩壊で社会主義革命が独裁とほとんど変わらない国家を生み出し結局失敗に帰したことから、既にいわゆる「革命」は幻想に過ぎなかった事を明らかにしたと思います。左翼と言われていた政治勢力が昨今勢いを失っているのは、その為でしょう。

しかし、自由主義に基づく政治体制もまた、貧富の格差を克服する手段とは言えず、これからは「〜主義」にとらわれず、各人が選挙によって国家関与と個人の自由度を、いかにバランスよく保つかを選択する時代に入ったとも言えます。

そう考えると、この総選挙で大勝が予想されている民主党ですが、党内事情は自民党とほとんど差異がない考えの人物も多く、基本的な部分では保守的な傾向があり、リベラル的要素を政権に反映出来るのか、かなり疑わしく思います。多少、自民党より中道寄りだという違いにしか過ぎません。

今後、社会的弱者を出来るだけ生み出さない政治体制をどう構築していくのか、これは単に政権をどの党派に委ねるかだけの問題ではなさそうです。左翼を自認している人たちは、過去の理念に縛られていては、現状を打破出来ない事を知るべきでしょう。

今夜はこんな事を考えました。

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