2006年11月17日金曜日

多数を占めさせた結果

新教育基本法が審議継続を求める野党の欠席のまま、衆議院本会議で可決され、参議院に送られた。国家の関与が強まる懸念が言われている内容だが、まさしく国家の関与を強めたいと言うのが、改正の狙いだろうことは想像に難くない。小泉政権誕生以来、やりたい放題という様相を呈している。同じ政党に所属していた者に対してすら、異論を挟むと追放という手法を用い、公徳心も何もあったものではなかった。

その追放者達を、今度は引き戻すらしい。追われた者達も平身低頭で恥も外聞もなく戻るのだろうか?掌を返すとは、このことだろう。騙されるのは、マジックであれば楽しめるものだが、この、人を馬鹿にした行動に対し、与党に投票をした者達は憤りを感じないのだろうか?ここまで馬鹿にされてもお人好しは、看過して、にこやかに笑っているのだろうか?さてさて、どうなのだろうか?

この国の歴史を見返すと、変る時には一気呵成に変るというか、闇雲に突き進んだ過去があるのだから、安心出来ない。まぁ、付和雷同というか、「赤信号もみんなで渡れば怖くない」と言うのか、実に危険極まりない心理構造を持っているような気がする。

振り返って、「あの時が分岐点だったのか」と後悔しないために、今、声を上げるべき時だと思う。

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