2006年11月11日土曜日

鬼の霍乱(かくらん)?

珍しく頭痛と寒気に襲われて、一晩寝たところ、翌日は何とか持ち直しました。風邪は引き始めの休養が何より肝心ですね。何ごとも対処が早いと痛手も少ないものです。

小泉政権下で始まったタウンミーティングなる「国民との対話集会」で、内閣府、省庁ぐるみの「やらせ」が発覚し、拡がりを見せています。お手盛り対話を仕込み、いかにも国民の声として見せていたと言うことです。まぁ、官僚のやりそうな事ではありますね。目標達成能力に長けた日本のエリート達ならではの事で、「馬鹿な」国民も簡単にだませると思っている事の証しなのかもしれません。「馬鹿な」国民の中にも、多少は疑問符を持ち、国の有り様を見ている者もいるのですから、今回のように発覚することもありますね。しかし、今回の仕込みは笑ってしまう程、拙いものではあります。質問要旨まで作り、証拠となる文書で送ったとはね。「猿も木から落ちる」だったのか、それとも笊(ざる)のような隙間だらけでも、「馬鹿な」国民には発覚するものかと、高をくくっていたのか、どっちでしょうねぇ?私は後者の方だと思っているのですが。

しかし、こうも思っています。政府に限らず、自治会、組合、政党、各種団体等々様々なところで、集会は行われていますが、この国ではレベルに関係なく「動員」とか「事前打ち合わせ」は通常のこととしてなされているのではないか?と。主催者の都合や思惑に合わせるというという事例が、けっこう身近にもあるような気がします。進行に不都合が生じないようにとか、収拾がつかなくなったらいけないからとか、様々な理由立てで、そういうことが行われていないでしょうか。それらは、「丸く」物事を収拾するのが主な目的で、決して議論を起こす為ではありません。


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