2006年11月23日木曜日

続いてます。雨

今、ニュースサイトを見ると、灰谷健次郎さんの死去のニュース。「せんせいけらいになれ」「兎の眼」「太陽の子」など児童文学の範疇を越えた著作を残した作家です。特に「兎の眼」については、私の子供達が小さい時に読み聞かせをした程、私も大好きな本でした。 それぞれ好悪はあるでしょうが、様々な矛盾を作品に反映させながら、思考を続けていく灰谷作品の支持者です。

それにしても、私の若かりし頃、影響を受けた人達の訃報が続きます。もっとも私もそれなりの年齢になっているのですから、当然と言えば当然なのですが、寂しいですね。ほんとに。こういう寂寞感が強くなると言うことが、歳をとっていくことなのでしょうか?うーむ、気分を変えましょうね。(^^ゞ
今日も雨の一日でした。明々後日は東京へ。天気は悪いのでしょうかねぇ。。。悪天は嫌だなぁ。冷え込む予報も出ているので、どうなることやら。。。

昨夜、ある人から薦められた「14歳の母」というTVドラマを初めてみました。かなり前、多分80年代?「3年B組金八先生」でも同じテーマを取り上げていたように記憶していますが、この「14歳‥」は家族の視点に重きを置いた作り方なのでしょうか。今、まさに国レベルでは教育に関する法律の中で、家庭の規範意識まで踏み込むような新案を参院で審議中です。今の政権中枢の人達は、このような未成年の性交渉については、道徳的観点からはどのように判断するのでしょうか?

道徳と言っても、宗教的なものから哲学、思想、政治的なものまで、それを含む概念は広いものです。単純に割り切れるものではありません。戦後の日本は、一律的な道徳観から世界的にも稀な程、解放されていた期間をもった国だったと私は思います。つまり許容度が奇跡的に広く、様々な価値観が存在出来た素晴らしい期間だったと思うのです。こうした事を、今、「見直し」という言い方で、変えていこうとしているのではないか?何かに凝り固まるというのは、私は面白くない社会になると考えています。

と、ここまで来て、「はっ」と。どうも、いけませんねぇ。。。(^◇^;) 私の思考回路が、凝り固まってる?(爆笑)

0 件のコメント: