2006年10月2日月曜日

秋の夜長


記事の投稿をサボっている自覚はありましたが、間隔が空き、すでに10月かぁ。。。
早いものですねぇ、、、時間の経過は。

なにも、季節で感情の有り様を変えることはないのでしょうが、秋になると、どうして、こうも、、、何となく、どことなく、、物寂しさを感じるのでしょうか?(笑)
陽の落ち方が早まり、夜の闇が拡がる時間が長くなるせいでしょうか?

夏目漱石先生と同時期に、上田敏という詩人であり、評論・翻訳家でもあった人がいますが、彼の『海潮音』という訳詩集に ポール・ベルレーヌの有名な訳詩がありますね。「落葉」というものです。

秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し

鐘の音に
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや

げに我は
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
飛び散らふ
落葉かな

何故か、学生時代に教科書で覚えたこの詩だけは、未だに忘れずにいます。妙にメランコリックだったからかもしれません。この歳になって、人生の秋のメランコリックな心情に納得しています。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

メランコリック?しかも学生時代に?

今日は、秋晴れ!半袖OKでした☆
明日は、もっと暑くなるらしいw ヤッホォ♪
 

kurohyge さんのコメント...

>みささん
そうです。 若くても憂鬱は感じたんでしょ。多分ねw
青春の憂鬱と怒りがない交ぜになってたからなぁ。。あの頃は。時代的にもそうだし、、、読んでた本が悪かったのかも?w
阿倍公房、坂口安吾の無頼派と言われる作家や、高橋和巳に傾倒してた時があったからねぇw

暑くなる?w USは温暖化防止の京都議定書に反対してるし、もっと暑くさせたいんじゃ?w
まぁ、寒暖の差は大きいでしょうから、気を抜いたら、風邪引きますよ?w