2006年10月20日金曜日

思いつくままに

暑い暑いと叫んでいたのも嘘のような肌寒さに包まれる時期になりました。確実に季節は巡っています。木々の葉もすっかり落ちて、冬に備えています。

ついこの前まで我々の耳目はアフガン、イラクに注がれていたのが、今はこぞって北朝鮮になっています。アフガニスタンも未だに不安定。イラクは内乱化の様相をみせ、次の北朝鮮はどうなるのやら。。。
20世紀は「戦いの世紀」と締めくくったはずが、この21世紀は「更なる戦いの世紀」になるのでしょうか?国家の誇りとか、民族の誇りとか前面に押し出して言い始めると、ほんとに窮屈になってしまいます。戦争で傷つくより、「エコノミックアニマル」(古いですねぇww)と揶揄されるくらいの方が、私は良いと思うですが。。。

ひさびさに観てみたいと思える映画が近く公開されます。クリント・イーストウッド監督の二部作『父親たちの星条旗(Flags of Our Fathers)』と『硫黄島からの手紙(Letters from IWO JIMA) 』です。すさまじい激戦だったらしいことは、私も聞きかじっていたのですが、詳しい事は知りませんでした。太平洋戦争末期の凄惨な戦いから監督が何を描こうとしたのか、本当に興味が湧きます。『荒野の用心棒』で初めて俳優のクリント・イーストウッドを知ったのですが、その渋い演技に惹かれたことを記憶しています。

先日ニュースチェック中にみたのですが、NHKの国際短波ラジオ放送に対して
総務省が放送命令を出すとか。内容は北朝鮮の問題を重点的に扱えと。まるでVOA(Voice of America)ですねぇ。報道機関は権力から独立していてはじめて報道機関を名乗れると私は思います。NHKは「公共放送機関」ですからねぇ。。。ここら辺が曖昧なところですね。やはり報道機関としては成り立っていない?のかも。

くしくもロシアではプーチン政権を痛烈に批判してきた女性記者が暗殺されています。その記者は以前にも毒殺されそうになったとか。政権中枢にとっては、やっかいな存在ではあったのでしょう。まだその犯人や背景は不明ですが、粛正が常套手段だった過去を考えると。。。

世界から地元に目を移すと、川辺川ダム問題が迷路に。熊本では過去にその後の公共事業に大きな影響を与えたダム建設反対闘争があります。筑後川水系の下筌ダム建設時の「蜂の巣城闘争」というものです。この時の中心人物が室原知幸氏という山林家。この室原氏は当時「山は、天然のダムだ」と言っていたと記憶しています。他に「公共事業は理にかない、法にかない、情にかなったものでなければならない」とも。さて、川辺川ダムは、如何に?もしかして「欲に絡み、法はあてがい、情を蹴散らす」ものになってはいないでしょうか?室原氏の言葉を再確認したいものです。

今日は曇りがちの天気。秋晴れもやっと一息つくのでしょうか。乾いた大地には潤いが大事です。権力の座に座ると、猛烈な欲はあっても、潤いはあるのでしょうかね?乾いてますねぇ。。。今。。。


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