「普通の国」「美しい日本」。耳に届くかぎりでは、当たり前と響くその言葉で真の姿を巧みに隠したまま、手招きをしている。戦うことの「勇ましさ」だけを称え、加害については「戦争だから仕方がない」と目をつぶり、考えることを止めさせる。
「進め!一億火の玉だ」「神州不滅」と踊らされ、美しくもない 「玉砕」という「自殺」へと駆り立てられた過去を、直視しなければならない。統治者の言葉を鵜呑みすることなく、「人間」として思考し続けなければ、そこに待っているのは「ロボット」と化した「人」だけだ。
自由な言論を封殺し、単純な思考回路を作る。正義か、しからずば不義かという二者択一の極致が、戦いを招く。今はまさにこの二者択一が世の中を覆い始めている。そのどちらでもない幅を生み出すのが、人間の知恵と言うものだ。亡霊に取り込まれぬように、知恵を磨き続けなければなるまい。
2 件のコメント:
この国のどこかで普通に暮らしている人たちが、「何故あの戦争が始まったのか?」「責任はどこにあるのか?」「何故今も戦争が続くのか?」を語っている。その存在にほっとしている。
声を出さねばいけない時がいつか来る・・その時にしっかりと物を言うことが出来る様に!!
>匿名さん
平凡な人間であっても、ものが言える時代こそ、貴重なのでは?
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