2007年3月6日火曜日

出来事

今日、地元の小学校に招かれた。と言うのも6年生が総合学習で取り組んでいる環境学習発表会のコメンテーターとして参加して欲しいと言うものだった。私の子供達は既に卒業してしまっているのだが、知合いの教師に頼まれたので断る訳にもいかなかった。

どれほどの内容を発表してくれるのか、楽しみだったのだが、、、個々の教師の力量にもよるのかもしれないが、あまりにも拙い内容に少し落胆する。調べ学習の方法にも色々あるだろうに、子供達への教師の導きが弱すぎるのではないか?と感じてしまった。具体的な事をここで明らかにする事は出来ないが、学校を取り巻く地域住民の意識や教師集団の力量で、学習内容に差が出てくるであろう事は、容易に推測出来た。

現在、将来の国の有り様について様々な議論がある。中央と地方という図式を通してみる時、一次、二次産業が衰退、弱体化しつつある地方では、
さまざまな部分で格差が生み出されつつあり、広がっていると言うのが実情なのだ。過去数十年に渡って、中央部に人を吸い出されてた挙げ句、地方分権の名の下に「地方は地方の力で生きていけ」という政治の流れが作られてはたまらない。しかし、振り返ってみれば、中央集権体制に甘んじていて、独自の力を蓄えて来なかった地方にも甘えがあったのは確かなことだろう。

こうした中で、力を蓄えるのは、いかにその土地に密着した人材を育てるかであり、その教育力こそ未来の希望を産み出す源泉なのだ。今日、小学校の学習に参加してみてその思いを強くした。たかが小学校、されど小学校での学びなのだから。

0 件のコメント: