2009年9月2日水曜日

政権が交代するということ

何かの本で官僚についてこんな事を書いてあったのをおぼろげながら覚えています
ロシア革命期、中国革命期に、それまでの帝政時代の官僚たちが見事に革命政府に入ったと。
政治的に大きな変化が生まれても、官僚というのは上手く生き残るのかもしれません。
具体的な統治には、どんな政体であれ、役人って言うのは必要になるのですからね。

で、選挙で圧勝した民主党ですが、官僚統治から、政治へ主導権を奪うという意気込みは買いたいのですが、官僚ほど様々な知恵を駆使して保身を図る集団もいない訳で、どこまで切り崩せるのか見物です。

少なくとも、政権交代によって官僚達と政権党との人的つながりは白紙になるのですから、様々な利権を呼び込む鎖も一旦は切れる事になるのでしょう。しかし、それも長くなると惰性的にならない保証はありません。好むと好まざるとにかかわらず、振り子のように交代していく事が、様々な悪弊、権益を少なくする手段だと言えます。

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