2010年1月21日木曜日

かつて見た悪夢?光景?

高等小学校卒で総理大臣まで上り詰め、庶民の人気を誇った彼の田中角栄氏のロッキード汚職疑惑が発覚した時と同じような光景を今見ている気がします。在野時代を経験し、その性根も変化したものと思っていた小沢氏ですが、田中、竹下、金丸という政治的師匠の政治資金獲得の手法にドップリと浸かった性根は、所詮変わる訳もなかったと言う事なのでしょうか?まだ真相が判然とした訳ではないので、本当に清廉潔白だという証があるのなら、泥沼に沈んでしまわないうちに明らかにすべきでしょう。
そして鳩山首相については、政治資金が母親から数年間にわたり譲渡されていたことを知らなかったとは、よほどのボンクラ的弁明にしか聞こえません。庶民感覚からすれば、大金持ちの金銭感覚は計り知れませんが、前の総理だった麻生氏とどこが違うと言うのでしょうか?

自民党政権時代の政治的利権争奪にコリゴリした庶民が、昨夏の総選挙で民主党を選んだことは、当然の成り行きでした。
しかし、ここに来て政権を与えた民主党の幹事長と総理大臣に、政治資金の不透明さが浮き出て来るとは、これこそ日本の政治全体の危機的状況を表しているとも言えます。行政官僚たちが自らの既得権益を守ろうとする汚さも、ひょっとすると政治家達の資金獲得の汚さから学んだ事なのかも知れません。

世も末とは正にこのようなことを言うのだろうと、つくづく思います…

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