2012年12月11日火曜日

北風と太陽〜衆院選を前にして〜

太古から伝えられているアイソーポスの寓話集から……ではありません。

突発的衆院解散が誘爆を誘うように様々な政治集団を発生させました。坂本龍馬が聞いたら怒りそうな党や「太陽なんちゃら」と中身とは裏腹なネーミン グをした党やら、継ぎ接ぎネーミングの党などが出来、それらがまたあっちとくっつき、こっちとくっつきして、投票日に向かっていってます。「太陽なんちゃら」と云うところは別の党と一緒になりましたが、中身は衣の下に剣を隠す北風だと私は考えます。それがどっかと一緒になっても増幅することはあれ、決して「太陽』になることはないでしょう。

民主党はグチャグチャな姿を晒していますね。まぁ、政権を取った後「マニフェスト」の項目をあれだけ派手に破れば、国民の離反を招いて当然ではあります。拙さと未熟さとPARTYとして無統一だったにせよ、あまりにも今後の日本の政治状況にマイナスの影響を与えたと思います。周辺国特に中華人民共和国の威圧により保守化への加速がいや増しているにも関わらず、そういう勢力に歯止めをかけるべき勢力の弱体化の一因となったからです。

今回の衆院選を前にして、乱立気味の政党を見回しても、保守へ加速させそうな勢力は増えていても、真っ当なリベラル勢力が見当たりません。これは由々しき事態、憂うべき事態と私には思えるのですが、多分こういう状況に至ったのは、国民の多くが先行きの不透明さによって、強いストレスと不安を抱いていて、思い切った言動や雰囲気に煽られ易い状態になっているからとも云えます。

残り五日間で、理性的かつ冷静な判断のもとに、この危機を脱する力を持つ勢力を見つけ出せるか、我々の力量が問われます。

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