2014年7月4日金曜日

本質を見抜く目

このところ「資質」という言葉が直ぐに頭に浮かぶ事が続いています。中でも「資質」を最も吟味しなければならないはずの議員の言動、行動です。都議会のハラスメント野次や兵庫県魏の支離滅裂な記者会見は、もはや疑問を超え、議員として今後活動すべきではない域まで達しています。嫌悪感さえ覚えてしまうのは私だけではないでしょう。

しかし、そうした破廉恥極まる彼らを選んだのは、紛れも無くその地域の選挙民ですから、その選挙民の資質が反映しているとも言えます。人を見る目がない選挙民や情実に絡んだ投票行動をする選挙民の自業自得と言えるかもしれません。

 

今さらなんですが、つい先日大した批判もなく「集団的自衛権の行使」へ道を開く閣議決定を行いました。憲法上の様々な制約を「改正」ということではなく、「解釈変更」という最悪の手段を使って。国論事態がほとんど二分している問題を横道を使って避けて通ることは、卑怯極まりないと私は思います。戦闘行為を伴う紛争や国家間の戦争は避けられないというのなら、きちんと手順を尽くして憲法の改正を目指すべきです。改正を目指すと言いつつ、解釈変更をズルズルと続けてきたのが、戦後のこの国の政治家や官僚たちです。このなし崩し的政治の流れがが国民の目を欺き、本質を隠していることを我々は知るべきです。戦前の政治にも似たような状況がなかったでしょうか。思い出してください。

本当に「空恐ろしい」時代が到来しつつあると感じます。

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