2007年6月10日日曜日

お役所仕事

言葉というものは面白い。表現が的確だと尚更だ。

名は体を表すと言うが、役所、役人のする仕事への批判的表現では、「お役所仕事」が一番光っている気がする。辞書に依れば「形式主義に流れ、不親切で非能率的な役所の仕事ぶりを非難していう語」となる。



今、世間を騒がせ、不安、怒りを呼んでいる社会保険庁年金記録管理さぼり事件は、今までの定義に「仕事を無責任に行う」「自分たちの不始末のつけを国民に回す」という意味が加わったと言うべきだろう。この事で腹を立てない人がいるとしたら、よほどのお人好しか役人関係者かもしれない。公務員関係の共済は、しっかりと管理しているに違いないのだから。



こうした話にもならない不始末が他の省庁、公的機関にもあるのではないか?たまたまそれがまだ顕在化していないか、もしくはリークされていないだけなのでは?と思える。自分たちの保身は最大限守ろうとするこうした役人根性というのは、根絶やしには出来ないのかも知れない。



だからこそ、その役人を監督すべき政治家を如何に選んでいくかが肝心なのだが。。。。この国の選挙を見ると、それも特に最近のでは、唖然とするような人物すら選ばれていくのだから、話にもならない。この国はいずこへ漂流していくのだろう?

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