2009年2月13日金曜日

春一番

今日、全国的に吹いた南よりの強風が春一番だったようですね。私の住む熊本でも木の葉を吹き散らす強風が吹いていました。

強風で思い出すのは、冬の剣岳(富山県)に登った時の事です。剣岳は日本海から吹いてくる季節風をもろに受ける位置にあり、雪の多さもさることながら、風も相当なものです。稜線を冬の完全装備で歩いている時に、突風が襲う事もあり、我々は即座に耐風姿勢をとる訳ですが、それでも体が浮きそうになったりします。足元が安定しないところでは突風は怖いものです。

今は山から遠ざかってしまいましたが、大恐慌寸前という経済的大突風に備える耐風姿勢をどうとるべきか、暗中模索の状態です。しかし、耐えるにも限界というものはあり、飛ばされてしまう烈風には処すべき術もありません。

政治・行政とはそうした強風や烈風を和らげ抑えてこそ、初めて価値があるものだと私は考えています。そう考えたとき、現状はどうでしょうか?

資質なき政治家と役人利権保護に蠢(うごめ)く役人の多さに、希望の欠片すら見いだす事が困難な様相を呈しているのです。それは国も地方も同じように見えます。議会制民主主義が本来の機能を発揮していれば、多少は違ったのかもしれませんが、国も自治体の議会も既に機能不全を示しているように感じる事も多々あります。

こうなったら、まず地方では直接民主主義を導入する事があってもいいのでは?とも思います。住民自らが議員の代わりを果たす。

そんな事なども考えてしまう今日この頃です。

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