2009年2月19日木曜日

拝啓 麻生総理大臣殿

内閣支持率13.4%(共同通信社)おめでとうございます。このような超低支持率であればこそ、あなたが持つ底力が発揮できるでしょう。

かつて親族企業の社長をされていた時、取り組んだ事業がことごとく失敗に終わってもめげる事なく、ついには政界に進出され、そして4回目のチャレンジの末に総理大臣になられたのです。

総理大臣になられて既に数ヶ月が経ち、その間未曾有の経済危機の真っただ中に、打つ手が泥縄でもめげず、大臣更迭で判断の見極めが甘くとも気にかけず、特に公明党から要求されている給付金、選挙日程に気配り、目配りを忘れず、ただ総理の椅子にしがみついているだけの木偶の坊と罵られても、どこ吹く風の胆力はあっぱれとしか表現しようがありません。補正予算の成立、あなたが固執している給付金の支給がどれほど遅れようと、既に十分泥縄なのですから、大丈夫です。

国民の意思がどうであれ、先の総選挙で得た議席数で与党案を通す事が、国民の意思にかなうとの思い込みで突き進むことです。そうすれば国民は辛酸をなめるとも、自民党には輝く未来が到来するのです。頑張ってください。

民主主義など、気にする事はないのです。どうせ選挙民は「喉元すぎれば熱さ忘れる」で、気まぐれですし、「寄らば大樹の陰」思考でしかありません。もっと言えば、この国に「民主主義」などという思想はないのかもしれませんし。

この危機において、最も効果があるのは信頼できる政治的リーダーシップとメッセージです。あなたにそれがないとしても、あなたはそれを気にする必要はありません。たとえ裸の王様になったとしても、突き進むべきです。お爺さまと同じ総理大臣になること、何をなしたいかではなく、なることだけが目的だったあなただとしても、問題ではありません。あなたは立候補しただけであり、仮にあなたに首相としての資質がないとしても、それはあなたの責任ではなく、そういうあなたを選んだ自民議員が多かったという結果なのですから。

漢字が読めない、べらんめぇ口調などの一国のトップとしての品性のなさや口にする言葉の軽佻浮薄さなどへの批判も、矜持とは無関係なあなたが気に留めることはないのです。

まだまだ応援する言葉を連ねたいのですが、息が苦しくなってきたので、この辺で終わりにします。頑張って総理の椅子にしがみついていてください。

敬具


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