政権奪取が見えていた野党党首の献金問題だけが何故これほどまでにクローズアップされたのか、検察の捜査にどれを事件化するか取捨選択の余地があり、恣意的な部分があるのだという事など、実に気持ちを暗くさせることでした。検察による世論誘導が行われたという気がしています。事実、世論調査に見事に反映していますからね。こんな事では、国というものに信頼感を醸成できるはずもありません。
ところで、今日、昼前に北朝鮮のテポドン2が発射され、列島を飛び越え、北朝鮮が当初宣伝していた衛星とやらは、軌道に届く事もなく、太平洋に墜落したようですね。NORADの発表は以下の通りです。(以下、NORAD NEWSより引用)
「NORAD and USNORTHCOM monitor North Korean launch
April 05, 2009
PETERSON
AIR FORCE BASE, Colo. — North American Aerospace Defense Command and
U.S. Northern Command officials acknowledged today that North Korea
launched a Taepo Dong 2 missile at 10:30 p.m. EDT Saturday which passed
over the Sea of Japan/East Sea and the nation of Japan.
Stage
one of the missile fell into the Sea of Japan/East Sea. The remaining
stages along with the payload itself landed in the Pacific Ocean.
No object entered orbit and no debris fell on Japan.
NORAD
and USNORTHCOM assessed the space launch vehicle as not a threat to
North America or Hawaii and took no action in response to this launch.
This is all of the information that will be provided by NORAD and USNORTHCOM pertaining to the launch.」
国民が飢餓状態の中で、いくら科学技術もしくは軍事技術を誇ろうとしても、所詮、技術やマテリアルの完成度は不完全なものにならざるを得ないという事なのかもしれません。
しかし、不完全であれ精度が悪くとも、ミサイルがある程度飛ぶという事は、そこそこ攻撃可能性を持つという事であり、精度が悪い事もどこへ飛ぶのか分からないという程度の不安要素にはなるかもしれません。玉が荒れて打者を戸惑わせるピッチャーのように。かえって防御するのが難しいかもしれませんね。
北朝鮮という国は、国内的にはもう瓦解寸前でもあるのですから、独裁国家が自壊を促す方向で様々な対応をすべきであり、盾と槍という方法だけでは愚策のようにも思えます。対中国、ロシアへの外交力こそ、急がば回れなのではないでしょうか?
経済的にも政治的にも疲れきってしまった我が国には、もうそんな力を生み出す余地もないのかも知れませんけれど・・・
それにしても、ロケット(?)発射に関しての、日本国、メディアの騒動はあまりにも騒ぎ過ぎというか、針小棒大というか、「泰山鳴動して鼠一匹」のような感じではありました。
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